糸崎公朗ブログ1・路上ネイチャー協会

写真家・糸崎公朗のブログです。『子供の科学』と『デジカメWatch』で連載をしています。

120424放射線測定値(福島市)

2012年04月24日 | 原発・地震関連


福島市成川


福島県立美術館
*芝生が張り替えられるなど除染されており、2011年10月に測定したときよりも放射線量が下がっています。


福島市上町


福島市舟場町



福島市弁天山
*ナノハナにナガメがいたので地上20cm付近で測定。
付近のおばちゃんの話では「以前は畑だったけど、放射能汚染のために止めた。」とのことでした。



福島市弁天山公園
*東京より二週間遅れで桜が満開でした。



福島市平ヶ森アパート
*除染され、剥がした表土がブルーシートに包まれていました。
住民のおじちゃんの話では、以前の半分以下になったとのこと。

*ブルーシートの下からは特に高い放射線量は出ていないようでした。



福島市渡利(弁天山~福島中央高付近)


阿武隈川土手(松齢橋付近)

120423放射線測定値(国分寺市)

2012年04月23日 | 原発・地震関連

エステー化学「エアカウンターS」という放射線測定機を入手したのですが、いきなり高い数値が・・・福島市内と同じくらいでしょうか?
国分寺市西恋ヶ窪2丁目付近です。


だいぶ下がりましたが、このメーターでこの数値はまだちょっと高め?


JR西国分寺駅南口ですが、ようやく?普通の値になりました。

急いで電車に乗らなければならないので、きちんと検証できませんでしたが、雨に放射能が含まれていたのか、メーターの不調かは不明です。
というわけで、明日からこれを持って福島市に行ってきます。

ニッポン・マイクロシーベルト

2012年04月02日 | 原発・地震関連


「Fraction Magazine Japan」というウェブ上の写真雑誌に、未発表の新作『ニッポン・マイクロシーベルト』がアップされました。
3.11以降、このブログにも掲載した、ガイガーカウンターによる放射線測定グラフを利用した写真作品です。
上記は福島市ですが、この数値がどれだけ危険か安全かについて、ぼく自身は判断せず、ただ「事実」として提示するのみで、その判断は各自の「リテラシー」に丸投げするという、「科学的」な作品です。

本来、科学というのは、目に見えず計測器によって明らかになる「科学的事実」を提示することしかできません。
そして、その「科学的事実」にどのような「価値」があるのかを示すことは、もはや科学の領分ではありません。

上記の作品で示された放射線量が人体に対してどれだけ危険なのか?もしくは安全なのか?という、人間にとっての「価値」の判断は、科学ではなく「政治」の領分です。
ですから例えば小出裕章さんは、科学者としての見解を述べた後、「これは私の意見ですが」と断って、ご自身の政治的心情を述べるわけです。

というわけで、ぼくが福島まで行って放射線測定したこの当時は、いわゆる「危険派」の立場でしたが、現在は「中立派」の立場でこの作品を発表します。
以前のぼくは、「中立派というのは、結局のところ放射能安全派であり、原発推進派なんだ」と言ってたので、立場を変えたわけです。

立場を変えた、というのは「安全派」になったというより、「情報戦の外に出る」ことにしたのです。
現在の日本が汚染されているレベルの放射線量が、安全か危険かは、実は「政治的判断」であって、だから人々が「危険派」と「安全派」に分かれて「情報戦争」を繰り広げているわけです。

これは内田樹さんが書いてたのですが、危険を喚起する人は、無自覚にその危険を実現を望んでいるのです。
例えば、日本で放射線の影響による癌患者が増えると、「放射能危険派」の人にとっては自分が正しかったことが証明されたことにもなり、満足するわけです。
逆に、実際にある程度の放射線量を浴びても、人間は簡単に癌にはならない、という事実が明らかになってしまうと、「放射能危険派」の人は立場を失ってガッカリしてしまいます。
ですから「危険派」の人は、自分の立場を有利にするための「情報」を集め、放射能がいかに危険かという事をますます世間に対し呼びかけることになります。

それは「放射能安全派」の人達も同じで、こうしてお互いに「情報戦争」が繰り広げられているのが、3.11以降の日本なのです。

そしてぼく自身は、そのような放射能汚染を巡る「情報戦争の外に出る」事にしたわけです。

これはたとえて言えば、「武器商人」のようなもので、武器商人は金を払ってさえくれれば、敵対する両国どちらにも武器を売るのです。

もちろん、ぼくの作品はアートなのでお金に直結するわけではありません(フラクションマガジンジャパンの掲載もギャラ無しです)。

しかし、「情報戦争」おける「武器としての情報」を、中立の立場で提示する、というのがこの作品におけるぼくの立場だと言えます。



3.11から1年(子供の科学1202年4月号)

2012年03月11日 | 原発・地震関連

今月10日発売の『子供の科学』2012年4月号ですが、『3.11から1年』という特集が組まれています。


その中で『危険から身を守る「考える力」を養おう』と言うタイトルで、コラムを書かせていただきました。
テーマとしては「メディアリテラシー」なのですが、その用語を使わず、子供にも分かりやすいよう頑張って書きました。


そして連載は、『カメラで見つけた!よりみち自然観察』とタイトルも新たにリニューアルしました。
第1回のヒキガエルは去年の今ごろ撮った写真で、その当時のことを振り返っています。
正直、この写真は昨年『日本カメラ』に掲載したネタと被ってますがw、切り口は変えてあります。

思えば3.11以来、当初は『子供の科学』の自分の連載で、原発事故について暗示的な記事を書いていました。
しかし、ガイガーカウンターを購入して実際に自分で各地を計測するに至って、どうしてもそのことを記事に書きたいと編集部にお願いして、放射線のデータを含めた記事を書かせてもらえるようになりました。
それで今月号のコラム記事は、編集部から「連載に収まりきれないメッセージがあれば、書きませんか?」と提案していただいたのです。
ぼくはもちろん、原子力や放射能の専門家ではないですが、「自然を読む」ことと「情報を読む」ことと関連づけて、「メディアリテラシー」について書いたのでした。
小さな記事ではありますが、読者のみなさんにとって、何らかの役に立てばと思います。

フランスの雑誌「SOLDES」に東京昆虫デジワイド

2012年02月20日 | 原発・地震関連

フランスから「SOLDES」というアート雑誌が送られてきました。
B5判の「子供の科学」に比べると、ずいぶんデカイですw


ぼくの作品、「東京昆虫デジワイド」が載ってます。
どういうルートなのか、フランスの編集者がぼくの写真集を見て、掲載の依頼を受けたのです。


誌面が大きいので見応えあります。
フランス人がこれ見て何だと思うかは不明ですが、カメムシの背中のハートマークの意味だけは万国共通ですw


テキストは仏、英、日のバイリンガル表示。
それなりの分量を書きました。


高尾のエンマコオロギ。
写真のセレクトは、フランス人編集者のセンスにお任せです。


最後のページは日本語のテキストが掲載されてます。
これを読む日本人が何人いるのか・・・?w
「昆虫と原発事故」のタイトルで書いてますが、入稿したのが昨年7月で、ガイガーカウンターで各地を測りまくってた頃です。
全文をこちらのブログに掲載したのでひご覧ください。

111210放射線測定値(名古屋市)

2011年12月10日 | 原発・地震関連


名古屋市テレビ塔周辺
東京都内とあまり変わらない値です。
__


名古屋市栄地下
変動ありますが、地上とそれほど変わらない感じ。

__


愛知県立美術館展示室内
屋外より若干低めの値です。
写真はジャクスン・ポロックのアトリエを再現した、撮影可能スペースです。

__


東海道新幹線車内

111127放射線測定値(柏市・三郷市・江東区)

2011年11月27日 | 原発・地震関連


つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅西口付近<地上1m>



柏の葉キャンパス駅西口~柏の葉公園入り口前<地上1m>



柏の葉公園芝生<地上1m>



柏の葉公園・バー場キュー場<地上1m>



柏の葉公園・池の縁<地上1m>



柏の葉公園・舗装面<地上1m>



柏の葉公園・冒険のトリデ付近<地上1m>



柏の葉高校入り口付近~柏の葉キャンパス駅東口<地上1m>



つくばエキスプレス新三郷駅西口付近



江東区三好<地上1m>



江東区三好・TAPギャラリー事務所室内<地上1m>

111126放射線測定値(柏市)

2011年11月26日 | 原発・地震関連


柏駅東口ペデストリアンデッキ<地上1m>



柏駅東口付近<地上1m>



柏駅西口~柏中学校前<地上1m>



柏中学校植え込み<地上0m>



柏市豊四季台団地芝生<地上1m>



柏市豊四季台団地芝生<地上0m>



柏市明原3丁目付近<地上1m>



柏市篠籠田市民緑地<地上1m>



篠籠田市民緑地~柏駅構内<地上1m>