糸崎公朗ブログ1・路上ネイチャー協会

写真家・糸崎公朗のブログです。『子供の科学』と『デジカメWatch』で連載をしています。

Nikon D700 + SIGMA 28-80mm F3.5-5.6 MACRO

2012年12月18日 | カメラ網


本日の撮影セットですが、借り物のNikon D700に私物のSIGMA 28-80mm F3.5-5.6 MACROを装着。
十数年前の古いズームで安物ですが、マクロモードにすると焦点距離80mmで1/2倍の撮影ができる優れものです。
非球面レンズを使って、レンズ構成枚数が少なく抜けが良いのも特徴。
良く写りますが、使ってるうちにプラスティック鏡筒にガタが出てきて、性能が劣化します(笑)
さて、デジタルでの性能は・・・?

Nikon D700 + SIGMA MACRO 50mm F2.8

2012年12月15日 | カメラ網

デジカメWatch編集部からNikon D700をお借りして、手持ちのSIGMA MACRO 50mm F2.8を装着してみました。
ぼくにとって初めてのニコン製デジタル一眼レフ、そして初めてのライカ判フルサイズデジカメです。
が、ぼくはフィルムカメラ時代はニコンがメインだったので、レンズは適当に持ってます。
まぁ、どれも古いものばかりでデジタルでの写りは期待できるとは限らないのですが・・・
SIGMA MACRO 50mm F2.8もマニュアルフォーカスタイプですが、レンズの質感と使い勝手はAFタイプより上だと個人的には思います。
メーカー純正品に先駆けて、等倍マクロを実現した意欲的な製品でした。
D700に装着すると、焦点距離50mmのれんずが50mmの画角で使え、等倍もライカ判の等倍として撮影されます。
このことがどれほどのメリットをもたらすか・・・はデジタルの時代だと微妙ですが、D700は使った感触で言うと非常に良いカメラで、さすがニコンの高級機という感じです。
とは言えD700の発売は2008年7月で、もう4年も前の機種なんですね・・・

OLYMPUS E-M5+Macro kilar 40mm f2.8

2012年12月03日 | カメラ網

いわゆるオリンパスのOM-Dですが、ぼくはこのカメラをOMと呼ぶのに今ひとつ違和感があるのですが(笑)、それはともかく、世界初のマクロレンズKilfitt Macro kilar 40mm f2.8を装着してみました。
ディフューザーの素材にはプラダンを初めて使ってみましたが、なかなか良い感じです。


ダブルヘリコイドでレンズがニョッキリ伸びるのが特徴。
最大倍率は1:1.1で、等倍にはちょっと足りません。

3D写真(RICOH GR DIGITAL IV 3D)

2012年06月24日 | カメラ網
6月22日に投稿した「RICOH GR DIGITAL IV 3D」ですが、説明を書き忘れましたが、これは3D写真用デジカメです。
この記事は、今発売中の『日本カメラ』に掲載されてますが、海外在住のよい子のおともだちのリクエストにお応えして、別カットの3D写真を掲載します。
写真の並びは「交差法」ですので、目を寄り目にして左右の写真が重なると立体に見えます。
この2枚の写真を重ねるとなぜ3Dに見えるのかと言えば、生物としての人体が、そう言う仕組みになっているからなんですね。






RICOH GR DIGITAL lV 3D

2012年06月22日 | カメラ網
*画像アップロード機能の不具合があったので、再投稿します。最近のgooブログはどういうわけか、アップしたはずの画像が表示されない不具合が頻発しています。こういう内容の記事で再投稿は非常にダサイのですが・・・まぁ、しょうがありません(笑)


6月20日発売の『日本カメラ'12年7月号』に、ご覧のカメラの記事が載ってます。
GRD4+GRD4=GR8だと言う話もありますが、字数の関係でそこまでは記事に盛り込めませんでした・・・

カメラの連結には、マンフロット製LEDライトのパーツを使ってますが、以前このブログで出したクイズの答えはこれでしたw

ところで、このカメラでの作品撮影は、5月19日に福生市で行ったのですが、ふと足元を見ると以下のようになってましたが・・・


自分の天才ぶりにあらためて仰天してしまいますwww

PENTAX K-01 + Macro Kilar 40mm f2.8

2012年05月18日 | カメラ網

かっこいいカメラに、かっこいいレンズを装着してみましたが、かっこよさの方向が別々なので、微妙かも知れませんw


遠景でのテスト撮影をしてみましたが、これで見ると普通にきれいに写っているようですが・・・


画面中心部のピクセル等倍切り出しです。


画面周辺部ですが、ぼけてますね。
絞りf8ですが、大昔のマクロレンズなので、こんなもんだろうと思います。
もちろんマクロ撮影での描写は、現代のレンズに引けをとりません。

国分寺市

本日のRICOH LENS A16 24-85 / GXR

2012年03月11日 | カメラ網


ネイチャーフォトの撮影機材ではないですが、「カメラは虫の一種」なのでこのブログで取り上げますw
本日のRICOH LENS A16 24-85 / GXRは、純正レンズフードと、オリンパス製35mm相当の光学ファインダーを装着。
「マイセッティング」に35mm相当の画角を登録して、モノクロスナップ撮影してみました(ブログ4に作品があります)。
このリコー純正フードはなかなか出来が良く、システムとして合理的に考えられています。
対してオリンパスのファインダーVF-1(バルキリーじゃないよ)は、ブライトフレームの見えが悪く、基部もグラグラするイマイチの製品です。
しかしモノクロ写真は、ファインダーの視界と撮れた写真のズレが面白いく、創造意欲がかき立てられるのです。

思えば去年の3.11、地震があったその時は「写真とは何か?」とか「自分が写真を撮る意味は?」など深く考えながらtwitterをやってて、正直地震どころではなかったのですが、しかしやっぱり写真のことを考えてる場合じゃなないわけで、とりあえず家に戻ったり、しかし余震が怖くて再び外に出たり、右往左往してました。
しかしそんなこんなでともかく1年経って、現在は4月3日からTAP Gallryで開催する個展『反ー反写真』の準備をしてるわけです。

RICOH LENS A16 24-85 マクロ機能チェック!

2012年03月10日 | カメラ網

今日も冷たい雨ですが、RICOH RENS A16 24-85のマクロ機能をチェックしてみました。
と言っても、特にマクロモードはなく、シームレスで最短撮影距離まで撮影できます。
まずは望遠端85mm相当での最短撮影距離で撮影。
スイセンの花がこれくらいの大きさで写ります。


同じスイセンの花を、広角端24mm相当の最短撮影距離で撮影。

広角マクロはちょっと物足りないですが、望遠マクロはまずまずと言ったところでしょうか?
小さな虫はともかく、花や身の回りの小物を撮るなど、一般的な使用にはさして不便はないと思います。
画質は望遠でも広角でも、絞り開放からシャープです。

RICOH LENS A16 24-85の最短撮影距離はカタログスペックで「レンズ先端から25cm」となってますが、それは控えめな数値で、実際は20cmくらい接近できるのでおトクです(笑)
最近は、ある意味でライバル機となるCANON PowerShot G1 Xが「クローズアップ撮影できないカメラ」として取り上げられ話題になってるみたいですが、RICOH RENS A16 24-85は撮像素子サイズのハンデを考えてもそれほど酷くはありません。
もっともGXRはシステムカメラなので、マクロ撮影したいときはそれに適したカメラユニットに交換すればいいのだし、さもなくばポケットに忍ばせたGRDやCXなどのコンパクトデジカメと使い分けすればいいのです。

RICOH LENS A16 24-85 歪曲チェック!

2012年03月09日 | カメラ網

昨日からウチに来てます発売前の新製品、RICOH LENS A16 24-85ユニットを装着したGXR。
あいにくの雨で濡れてますが、オプションのレンズバリア「LC-3」を装着すると、電源オフ状態でレンズ可動部が隠れるので、これくらいなら平気です。
ずいぶん大きなユニットに見えますが、実際は軽量で片手操作もできますから、傘をさしながらの撮影も割と楽です。
と言うわけで以下、簡単ながら歪曲収差をチェックしてみました。


24mm相当


28mm相当


35mm相当


50mm相当


70mm相当


85mm相当

こうして見ると、24mm相当ではタル型、50mm相当ではイトマキ型の歪曲収差のあることが分かります。
このユニットのレンズには「GR」の名前が冠されてないのですが、こう言うところに差が出るわけです。
もっとも、正歪曲収差はGXRボディーの「ディストーション補正」を選択するとソフトにより補正されるので、実用上は問題ないと言えます。
レンズの描写そのものは非常にシャープで、一眼レフ用の並の標準ズームよりは上等ではないかと思います。

RICOH LENS A16 24-85ユニット

2012年03月08日 | カメラ網

どういうわけか、発売前のRICOH LENS A16 24-85ユニットを装着したGXRを手にしてますw
電動ズームを望遠にすると、ニューッと伸びてそれなりに迫力のある姿になりますが、非常に軽くできてます。
デジタル一眼レフと同じAPSサイズ撮像素子を搭載しながら、コンパクトデジカメのような操作性で、新感覚の面白いカメラです。


16メガのカメラユニットにレンズが固定されたスタイルですが、レンズフードやキャップのシステムがやけに充実してるのもユニーク。
その他の特徴は追ってお伝えできればと思います。

FIJIFILM TIARA

2012年01月03日 | カメラ網

実家からこんなカメラが出てきました。
フジ・ティアラ、正式名称FIJIFILM CARDIA mini TIARAです。
28mmレンズ装備のコンパクトカメラなので、基本的な機能はリコーGRD4とほぼ同じ。
もちろんGRD4と異なり、TIARAで昆虫などのマクロ撮影はできませんが・・・


TIARAはGRD4に比べて横幅が短く、少し厚みがあります。
しかしTIARAは「ライカ判フルサイズ」ですから、そう考えるとちょっとびっくりしてしまいます。


レンズバリアをスライドさせると電源オンですが、電池がないのでレンズが沈胴したままです。
しかし非常にきれいなデザインのカメラで、あらためて感心してしまいました。
SUPER-EBC FUJINONは高性能レンズの証、口径は明記されてないですがF3.5です。
この当時はリコーGR1やコンタックスT2などの高級コンパクトが流行りましたが、ティアラはそれよりちょっとお手軽なクラスのカメラでした。


今見ると、背面は非常にシンプルです。
実像式ファインダー接眼部の右に、これも当時はやったパノラマ切り替えレバーが見えますが、つまり今時のデジカメ同様「アスペクト比の選択」が可能なのです(笑)
その他、ストロボやフォーカスの設定を変えることが出来ますが、変更した設定は電源を入れ直すごとにデフォルトに戻ってしまうので、その点は使いにくいです(この時代のコンパクトカメラは大抵そうでしたが)。


裏ぶたは開くとこの位置でロックされ、パトローネを落とし込む「ドロップイン」方式が採用されてます。
この方式は、誰でも簡単にフィルムが入れられる、と言う技術進化の最終地点です。


裏蓋のロックを外して開ききると、内部メカが見えますが、これがデジカメにないフィルムカメラの魅力です。
大きさを切り詰めたカメラなので、内部はほぼがらんどうのようにも見えますが、そのがらんどうの隙間にメカが詰まっているわけです。
例えば、このカメラにはフィルム送りのスプロケットが無く、光学センサーが使われていることが分かります。

このカメラは1997年発売で、確かフジヤカメラで買って実家に送ったので、自分では使ったことがありません。
というわけで、このカメラで写真を撮ってみたくなってしまったのですが、しかし今さらフィルムで撮るのはメンドクサイので、どうしましょう?と言ったところです(笑)

リコーGXR A12 MOUNTのモアレと偽色

2012年01月02日 | カメラ網

自然観察とは無関係ですが、カメラの話題なのでこちらで・・・
写真は山梨県の竜王駅構内で、安藤忠雄設計の芸術的な名建築です。
リコーGXR A12 MOUNTで撮影しましたが、このカメラは解像度を優先させるため、通常のデジカメに装備されている撮像素子の「ローパスフィルター」を廃しているのが特徴です。
しかし写真の天井部分をピクセル等倍に拡大すると・・・


モアレが出ています。


こちらはモアレに加えて偽色が・・・

これらはローパスフィルターが無いことの弊害ですが、GXR A12 MOUNTはマニアックな商品ですから、ユーザーもそれを承知で購入するわけです。
もっともこのような現象はごく限られた条件でのみ発生するのみであって、たいていの場合は問題になりません。
逆にこんなふうにモアレや偽色がきちんと確認できると、普通のデジカメに何でローパスフィルターが装備されてるかが実感できて、嬉しくなってしまいます(笑)


ちなみに、オリジナル画像に「ぼかし(強)」フィルターをかけてから縮小すると、そのまま縮小するよりモアレがずいぶん軽減されてます。
これで分かるとおりローパスフィルターとは一種の「ぼかしフィルター」で、本来それがない方が写真の解像度は高いはずなのです。
もちろん各社いろいろ工夫されてるはずなので、そんなに単純な話では無さそうですが、GXR A12 MOUNTとの皮革でいろいろ検証してみるのも面白いかも知れません。

GXRマウントユニット+ヘリオス85mm F1.5

2011年09月20日 | カメラ網


今日は久しぶりに冷たい雨になりましたが、こんなセットで試し撮りしてみました。
GXRマウントユニットに、ヘリオス85mm F1.5を装着してます。
このレンズは旧ソ連製で、ゼニットマウントです。
ゼニットマウントは旧ソ連製一眼レフ「ゼニット」に採用されたマウントで、マウント形状はライカLマウントと同じ、フランジバックはM42マウントと同じです。
だからアダプターを噛ませることにより、ライカLマウントのカメラにも、M42マウントのカメラにも装着できるのです。
GXRにはM→L変換アダプターを装着し、さらにキルフィット社製Lマウント中間リングを装着してます。
正しこの組み合わせでは無限遠は撮影できず、そのかわり最短撮影距離が短縮されます。

85mm F1.5クラスのレンズはポートレイト用の高級レンズとして各社から発売されてますが、ヘリオス85mm F1.5は普通の製品の1.5倍ほどの大きさ重さで、レンズを持たないとカメラのどこかがもげてしまいそうですw
写りは独特と言われてますが、自分ではどうも上手く使いこなせず持て余しています。

GXRマウントユニット+引き伸ばし用レンズ

2011年09月10日 | カメラ網

本日のGXRマウントユニットは、引き伸ばし用レンズ、ロシア製インダスター50mmを装着。
引き伸ばし用レンズはライカLマウントなので、カメラに装着することもできるのです。
中間リングはキルフィット社製ですが、このメーカーの変換マウントシステムもライカLマウントなので、いろいろ遊べるわけです。


中間リング無しだとこんな変なカメラに・・・
レンズにヘリコイドがありませんが、この状態で無限遠が出ており撮影可能です。


ちなみにGXRマウントユニット単体だとこんな感じ。
なにこれ?という感じの不思議なパーツですが、この中にAPSサイズCCDやフォーカルプレーンシャッターなどが収められて、技術の進歩はスゴイです。