糸崎公朗ブログ1・路上ネイチャー協会

写真家・糸崎公朗のブログです。『子供の科学』と『デジカメWatch』で連載をしています。

GR DIGITAL Ⅱ

2007年10月30日 | カメラ網

横浜美術館で開催された、リコーの新製品GR DIGITAL Ⅱ発表会に行ってきました。
新しいGRⅡは外見がGRのままですが、中身のあんこが違う・・・ではなく、これは発表会後の懇親会で出されたドラヤキですw
いや、今度のGRDⅡはこれまでのGRDと本当に外見がそっくりで、中身がぜんぜん違うカメラに仕上がってます。
ぼくとしてはGRDは写りはともかく操作性がちょっと不満で、自分好みの撮影設定に瞬時に切り替えることがしにくかったりしたのですが、GRDⅡはGX100やR7の操作性を反映し抜群に使いやすくなってます。
それ以外にもデジタル水準器とか、被写界深度表示などの新機能も付加され、さらに小型ビューファインダーやテレコンなどの新たなアクセサリーも発売されたり、非常に面白いカメラに仕上がってます。

また発表会の会場ではGRD、GX100で撮影した100人による写真展も開催され、写真家に限らずいろいろな分野からの出品者がいて面白いです。
ぼくも出品を依頼され、何を出すかさんざん迷ったあげく、今雑誌に出してるのと同じ写真になってしまいました・・・出展者が100人と言うことでインパクト重視でセレクトしたらそうなったのですが、並べてみると他の写真でも良かったかも?と反省しましたw
11月3,4日に一般公開してますので、ぜひどうぞ。

ハエ

2007年10月30日 | ハエ目

GRDⅡの発表会&懇親会のあと、リコーの社員の方々と写真家の横木安良夫さんとで、みなとみらいのオシャレなお店で飲みながら企画会議?しました。
ぼくが改造したGX100用のレンズキャップ兼ディフューザーは社員の方にも好評で、そのデモに撮ったのがこの写真です。
目測で絞り開放なのでちょっとピントが外れましたが、新製品のGRDⅡはさらに高感度の画質が良くなっているそうなので、こんな条件でももっと絞って撮ることができるようです。
横木さんのGX100のも面白い改造がしてあって、カメラを起動させるとレンズに押し出されてキャップがピョンと外れるようになってます。
これはレンズキャップのツメを少し削ってあるからで、目からうろこの工夫です。

横浜市
GX100

ハナアブ

2007年10月29日 | ハエ目

昨日、多摩川沿いで採集したハナアブを白バックで撮影。
ま、プロのレベルとは程遠いいい加減な写真です(笑)


それをフォトショップで水彩画風に加工するとこんな感じに。
これは「子供の科学」の連載に使うので、一応プロ仕事です(笑)
連載当初は手描きだったのですが、途中で面倒になりフォトショップ加工に切り替えました。
しかしフォトショップのは画像を均質に加工してしまうため、その虫の特徴であるような大事なディテールが消えてしまうことがあります。
それで部分的に元画像の明度を変えたり、レタッチの強弱に差をつけたりして、いろいろ小技を使います。

E-430(妄想デジカメ)

2007年10月27日 | カメラ網

↑は妄想デジカメ(画像コラージュ)なのでお間違え無きよう。

最近はデジタル一眼レフの新製品発表のラッシュで、中でも発売前のオリンパスE-3をちょっとだけ触らせていただいた機会があったので感想を。

まず触った感じですが、ボディーの質感が非常に高く、写真で見る以上にデザインの良いカメラです。
サイズや重量はそれなりにありますが、いろんな機能を詰め込んだシリーズ最高機種としてはこんなもんじゃないかと思います。

ぼくが一番気になったのが光学ファインダーの見え具合でしたが、これが非常に素晴らしく安心しました。
ファインダー倍率は他社のAPSサイズ一眼レフの高級機と変わらず、スクリーンもボケがはっきり分かるタイプのものが使われています。
AFのポイントが従来機の3点から11点に一挙に増え、それが全部クロスタイプで、しかも世界最速というのには驚きましたが、実は個人的なそれほど必要な機能ではなかったりします。
それよりも、虫など接写する時はマニュアルでどれだけピントが合わせやすいかが問題です。
そう考えるとE-3のファインダーはかなり良い感じといえますが、ただ残念なのはスクリーン上のAFポイントの表示で、これがMF時にちょっと目障りになる可能性があります。
これはスクリーンを交換することで解決されるかと思いましたが、残念ながらAFポイント表示は「カメラ側」に刻まれていて消すことは出来ないのです。
ここはぜひともユーザーに「選択」させて欲しかったところで、実に今の時代のカメラは「ユーザーにいかに選択肢をもたらすか」が重要ではないかと思うのです。

もうひとつ気になっていたのが、ライブビュー撮影でのタイムラグです。
E-410などのライブビュー撮影はシャッタータイムラグが大きく、かなり使用範囲が限定されますが、それがどれくらい改善されたかということです。
いろいろ試したところ、タイムラグはかなり短くなったものの、ゼロではありませんでした。
機構上難しいのかもしれませんが、これだと手持ちのマクロ撮影に使うにはちょっと難しいかなという感じです。
もちろん、縦横自在に可動の液晶モニターと組み合わせると、さまざまな撮影の可能性は広がるでしょうが、それでもある程度使用範囲は限定されてしまいそうです。
他社には電子シャッターとメカシャッターを併用してライブビューでのタイムラグをほぼゼロにして、無音撮影まで実現した一眼レフもありますし、また機械式であっても過去に「レンズシャッター式でクイックリターンミラーを実現した一眼レフ」なんてのもありましたから、ここはぜひオリンパスさんに頑張っていただきたいところです。

いろいろ細かい注文はありますが、E-3は他社を上回る機能をも盛り込まれた素晴らしいカメラであることは間違いないでしょう。
ぼくはまだちょっと触っただけですが、使っているうちにいろいろな味わいどころがでてくるかもしれません。
しかしE-3は自分が使うにはボディがちょっと大き過ぎで、オーバースペックかなと思います。
ぼくが興味があるのが上位機種の新機能が、下位機種にどれだけ採用されるかということです。

と言うわけで、E-410と同等のコンパクトボディに、E-3並みの大型ファインダーを搭載したデジカメを妄想してみました(笑)。
レンズも広角単焦点を妄想してます。
14-42mmはコンパクトで高画質ですが、カメラを操作する面白さはイマイチ・・ということで、マニアは困った人種です。

カルガモ

2007年10月25日 | 脊椎動物門

あまりにありきたりな写真なので掲載してませんでしたが、ぼく自身トリのことはぜんぜん知らないので追加します。
あらためて調べると、これがカルガモなんですね・・・
他のカモと違ってオスメス同色で、しかも他のカモが夏は国外に渡っていなくなるのに対し、カルガモだけは一年中同じ場所にいるから、例の子育てが見られると言うことだそうです。
ぜんぜん知りませんでした・・・

小金井市野川沿い
オリンパスE410 40-150mm