例の給与事件以来、さほどこっちにも大きな嫌がらせはなくなったんですけど、相変わらずチマチマとした課長のイジメは続いてました。
ただ、一つだけ変わったのは、係長が課長がいないときだけは仕事のアドバイスをくれるようになったんです。
そんなある日の事・・・
出勤しているとなんか課長が頭を抱えている。
先週は関西に行って、新入社員の面接に行ってたはず・・・
今日は午後から社長に報告する日だったよなぁと・・・
「どうしよう・・・」
話を聞いていると、どうやら課長、とんでもないことをやらかしてしまった。
事もあろうか、新入社員の履歴書が入ったバッグをうっかり電車の中に忘れてしまったとの事。
当然、こんな事公に出来るはずも無く、午後からは社長に報告する訳だから、その時に履歴書がないと問題。かといって、もう一度履歴書を書けなんていえる訳がない。
頭を抱えている課長。
で、この時自分はどうだったかというと・・・
何も言わない。
言う訳が無い。
係わりたくもないし、向こうだってイヤだろうし。
でもこういう時って人間のいやらしさっというかね、心配なんて絶対しないですね。
「ざまぁみろ!もっと苦しめ」
本当にそう心の中では思ってました。
もっというと
「このまま見つからなかったら見ものだな」
とも・・・
今考えると、すっごいやな奴だと思いますけど、当時のイジメっていうのはそのくらい感じて当たり前って程、自分を追い詰めていました。
「××くん、もう一回忘れ物相談室に電話して」
「はい」
・・・つか、やらかしたのはお前なんだから、お前がかけろ・・・
「はぁ~あ、どうすればいいんだ」
「編集人くん、君も少しは協力したらどうかね」
「はい、どうすればいいんでしょうか」
「そんな事自分で考えなさい」
・・・何言ってるんだろう・・・わかる訳がないじゃん・・・
内心ほくそえみながら、顔は無表情で仕事をしています。
この時の自分は本当に今思うと人間としては最低だつたのかもしれません。
でも、何度も言いますが、普段イジメにあっている立場からすれば、この状況って物凄くうれしいもんなんです。
時間が10時を過ぎます・・・
「ダメですね、忘れ物の中にないそうです」
「そんなはずは無いだろう。もう一度探せって」
「もう課長が直接電話されたほうがいいんじゃないですか?」
「何だと!」
普段は課長にベッタリの係長が珍しく反論しました。
そして・・・この話はまだ続きがあるんです・・・
ただ、一つだけ変わったのは、係長が課長がいないときだけは仕事のアドバイスをくれるようになったんです。
そんなある日の事・・・
出勤しているとなんか課長が頭を抱えている。
先週は関西に行って、新入社員の面接に行ってたはず・・・
今日は午後から社長に報告する日だったよなぁと・・・
「どうしよう・・・」
話を聞いていると、どうやら課長、とんでもないことをやらかしてしまった。
事もあろうか、新入社員の履歴書が入ったバッグをうっかり電車の中に忘れてしまったとの事。
当然、こんな事公に出来るはずも無く、午後からは社長に報告する訳だから、その時に履歴書がないと問題。かといって、もう一度履歴書を書けなんていえる訳がない。
頭を抱えている課長。
で、この時自分はどうだったかというと・・・
何も言わない。
言う訳が無い。
係わりたくもないし、向こうだってイヤだろうし。
でもこういう時って人間のいやらしさっというかね、心配なんて絶対しないですね。
「ざまぁみろ!もっと苦しめ」
本当にそう心の中では思ってました。
もっというと
「このまま見つからなかったら見ものだな」
とも・・・
今考えると、すっごいやな奴だと思いますけど、当時のイジメっていうのはそのくらい感じて当たり前って程、自分を追い詰めていました。
「××くん、もう一回忘れ物相談室に電話して」
「はい」
・・・つか、やらかしたのはお前なんだから、お前がかけろ・・・
「はぁ~あ、どうすればいいんだ」
「編集人くん、君も少しは協力したらどうかね」
「はい、どうすればいいんでしょうか」
「そんな事自分で考えなさい」
・・・何言ってるんだろう・・・わかる訳がないじゃん・・・
内心ほくそえみながら、顔は無表情で仕事をしています。
この時の自分は本当に今思うと人間としては最低だつたのかもしれません。
でも、何度も言いますが、普段イジメにあっている立場からすれば、この状況って物凄くうれしいもんなんです。
時間が10時を過ぎます・・・
「ダメですね、忘れ物の中にないそうです」
「そんなはずは無いだろう。もう一度探せって」
「もう課長が直接電話されたほうがいいんじゃないですか?」
「何だと!」
普段は課長にベッタリの係長が珍しく反論しました。
そして・・・この話はまだ続きがあるんです・・・