新!編集人の独り言

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9.29WMF観戦記

2007-09-30 00:33:01 | Weblog
という事で、言ってまいりました。
今回はホスト式もなく、大物ゲストもいない、ある意味WMFの素で勝負という状態。集客がちょっと危ぶまれましたが、フタを開ければ客席もそれなりに埋まってました。
ただ、常連客が少ないかなぁと。ある人に聞けば「WMFは選手がお客さんとのコミュニケーションを取らないから常連客がつかない」んだそうだ。でも、甘やかすファンばかりでも団体はダメになるからなぁ。
ただ、どんな形になるかは分からないけど、ファンとのコミニュケーションの場を作ってもいいかなぁとは思う。ベタベタになるのはだめだとは思うけどね。

ムルシエラゴ対バッテンダー
オープニングバトルらしく、スピード感溢れる試合だったと思う。
ただ、印象に残ったかというと、そうでもないんですよ。
お互いが自分のキャラを主張しすぎたせいかなぁ。
強烈なはずのキャラが薄まった感じがするんですよ。
それでもトップロープから飛んだり、インパクトのある攻撃はあったんだけどね。でも、じゃあ全体の流れはというと・・・
うーん、ここがプロレスの難しいところですねぇ。

リッキーフジ対死神
この試合はうちらの間では「死神の出来次第で凡戦にも名勝負にもなる」という事だった。
なるほど、死神のファイトスタイルはかつての「悪夢軍団」のそれでした。でも、それをやるならまだ中途ハンパですね。
昔の死神は客だろうが関係なく蹴散らしてたからねぇ。やるならもっとヒールである事を自覚しないとね。
んでリッキーさん。逆にWMFではベビーフェイスですからね。
前回の興行で「力強さ」をかもし出してたけど、今日も『強いリッキーフジ』を出してました。
先の仲間曰く「死神はもっと暴れないとダメだなぁ。リッキーさんやりづらそうだったよ」

うーん、自分もそう見えたなぁ・・・

怨霊対趙雲子龍
この試合は素晴らしかった。というより、2人のプロレスセンスのぶつかり合いだったと思う。
お互いがお互いのキャラを引きたてつつ、でも自分のキャラはちゃんと活かしているという、ある意味キャラクタープロレスのお手本みたいなプロレスでした。
だって飽きないんですよ。2人が何しでかすか全くもって読めない。
怨霊が塔婆、趙雲が棒を持ち出して棒対決はじめた時なんて歓声凄かったもんね。
怨霊は相手が相手だから「キョンシー」やってるし(笑)
つか、元ネタわかる人いるのか?それ。
趙雲は趙雲で本当に素晴らしい動きをしながら、言ってる事はただの「ボケ発言」だし。
「虚しい戦いだった」って、元ネタは五右衛門か?
最後は怨霊クラッチで怨霊の勝ち。
んでもってここからが怨ちゃんいやらしい(笑)
負けた趙雲の自らプロデュースした「怨霊カレー」のプレゼント。
一口食べてよほどうまかったのかカレーを掲げ、その後むさぼりながら退場する趙雲。そんなにうまかったのかぁ(笑)
ちなみに怨霊カレー、一杯500円で売られてました。
食べましたけど、マジでうまかったです。

木村響子対下田大作
なんかねぇ、大作って「市川海老蔵」に見えるんですよ(笑)
それはさておき、休憩前の試合がこの試合。
木村選手は声がよく出るなぁと。だから感情移入しやすいんだなぁ。
だから自然とニュートラルに見ているつもりでも木村選手に注目しちゃう。
彼女のヘッドパットは本物ですね。あれは痛いです。
師匠のヘッドパットまではいかないまでも、十分痛みが伝わります。
大作選手は決して技の一つ一つはヘタじゃないんです。
でも、何かが足りないんです。それは何なのかは明確じゃないんですけど、その何かが足らないから一皮剥けないみたいな。
試合は、意外に噛合っていたし、それなりに面白かったです。

とはいえ、やはり自分は男対女という、ましてシングルというのは好きじゃないんですよ。
どうしても女子が男子にチャレンジしているように見えて仕方ないんです。実際は違うんですけどね。
それなら女子の試合をきっちり1試合組んでくれたほうがうれしいかなあと。

高井・星野対保坂・ヤスウラノ
「WMFじゃないじゃん。ガロガじゃん」というツッコミはなしにしましょう(笑)
さて、この試合。フタを開けたらとんでもない好勝負!いや、こんなにスイングするとは思わなかった。
特に直線的なプロレスの高井選手とインサイドワーク重視のヤス選手の絡みは素晴らしい。ちょうど昔の長州対藤波のやりとりを彷彿とさせてくれました。
この2人のシングルは見てみたいなぁ。多分物凄くいい試合しそうです。
星野君もすばらしかった。というよりガロガで見る彼とは別人です。それだけよく動く動く。
また、技も段々的確に入ってきてるし、保坂さんとのパワー合戦も本当に遜色なかったですね。
最後はピンとられちゃったけど、星野選手の成長はちょっと特筆ものでしたね。

ソルジャー・宮本・神威対藤田・雁之助・にゃんこキッド
ある意味で、勝負カードだったと思う。だって飾りが全く無いただの6人タッグですよ。これで客を呼ぶという事はよほどこのカードに自信が無いとできない事だと思う。
確かににゃんこの裏切りというスパイスがあるものの、でもこのカードで勝負するという事は団体にとってどれだけ地力があるのかがわかッたんじゃないかと思う。
それが今日の客数のすべてだと思う。
決して威張れないけど、恥ずかしい客数じゃない。
それが今のWMFの実力なんだと思いますね。

さて、試合。これはもう安心して見てられました。
雁様は相変わらず厳しい責めの中にも「ボケっぷり」を忘れない訳で、「ぶれぇんばすたぁ」と叫びながらバックドロップ!
ま、確かに後頭部破壊するわなぁ・・・
「ぶれぇんばすたぁ」と叫びながらサイドスープレックス!
いや、それは頭破壊していないし(笑)
挙句には
「小林亜星」と叫びながらフィッシャーマンズスープレックス。
小林違いじゃん!いつか「小林幸子ぉぉぉ」とか言うつもりだな。
ボケ封じしとこう(笑)
この試合で特筆なのはみねぴょんとゆうこりんの絡み。
実に素晴らしい!というよりこの2人のシングルもぜひ見てみたい。
というよりこれだけ同年代が揃っている団体も珍しいよね。
総当りのリーグ戦とかやれば面白いと思うけどなぁ。

試合はなんとなんと、にゃんこキッドの再裏切りでWMF軍の勝ち!というより、元々これはWMF軍の策略だった。
飼い犬に手を噛まれた・・・いや、飼い猫に顔をひっかかれた雁様、ブチ切れ!
その顔はかつて「ハヤブサ」相手に極悪の限りを尽くしてきた鬼神道の顔そのもの。
散々いたぶった挙句、にゃんこキッドの耳をぶった切る。

にゃんこキッド、ドラえもんになっちゃいました!
さらに動けなくなったにゃんこを捕まえて控え室へ・・・
客席、どんびき!というよりどうリアクションしていいのやらわからんのですわ。
しばらくして雁様戻ってくる。その手には耳としっぽと首肯・・・
「次回興行、にゃんこは三味線になってるからなぁ」
皮まで剥がされたんだ・・・

不機嫌なまま引き上げるKHM軍。
その後ソルジャーがマイクを持って、何言うかというと・・・
「にゃんこキッドが三味線にされちゃったぁ」

なってないなってない。そんな簡単にならないって。

んで次回興行は「にゃんこキッド争奪戦」だそうでする
争奪戦というより「救出戦」のほうが正解だと思うんだけどなぁ。

興行としてはセミ、メインがちゃんと試合として魅せてくれたのでよかったなぁと。帰途につくお客さんがみんな笑顔でした。
やっぱりせっかくお金を出す以上楽しんで帰りたいですから。
KHMもヒールというよりは『別ユニット』という感じだから、別にヒールヒールする必要もないし、お客さんもそれを分かってて楽しんでいる部分もありますね。

まあ、長々と書いてしまいました。
個人的には課題もありましたけど、概ね満足度の高い興行だったと思います。

以上、報告終わります。

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