新!編集人の独り言

名無しの悪質なコメントがありコメントはなくしました。
名乗ることもできない奴にコメントする資格はありません。

蝶野王国幕張大会(ロックアップ&無我)

2007-09-01 21:58:16 | Weblog
今帰ってまいりました。
明日は仕事なので、今日はもうプロレス三昧!
幕張で行われたこの興行は自由席2000円という格安でありながら、ロックアップと無我の2興行が見れるという、お得度満点の興行でした。

で、まずはロックアップから
宇和野対裕次郎
実はロックアップも無我も見た事ないんですよ。だからこの第一試合でイメージをつかもうと言う事で、注目して見てました。

一言でいえば「気合」と「気迫」のプロレスってところでしょうか。
大技らしいものはありませんが、両選手とも気迫のこもった試合をしてました。長州さん、好きだろうなぁ、この手のプロレス。
ただ、宇和野選手はいい加減この位置にいていいのかなぁと。
いつまでも若手という訳にはいかないと思うけど。
勝つには勝ったけど、もうそれだけじゃダメな時期だと思うよ。
そろそろ結果出さないとね。

GEN・小幡対石狩・影虎
この試合が一番ダメダメだったと思う。4人が4人ともダメ。
確かに技はきれいだよ。試合の流れもスムーズだよ。
でも、全然ダメ。
ただの組み体操見てるみたい。
GENなんてセンスもあるし、技だってできるし、ルックスだっていいんだから、もっと上に上がれるはず。
だけど、今の位置に甘んじているのはどういう事なのか、もう一度考えてみたほうがいいんじゃないかなと。

中西・関本対飯塚・山本
この試合は関本と山本の為に長州さんが組んだようなものだね。
特に関本選手はいい勉強になったんじゃないかなと。
飯塚選手の理にかなった攻めは今まで受けた事ないんじゃないの?
山本選手はねぇ、弾けきってないです。
もっとハチャメチャやっていいんじゃないかなぁ。
少なくとも未来の新日本を背負って立つ選手なんだから、そろそろ自覚を持って闘って欲しいなと思うね。

金村・黒田・佐々木・Hi69対矢野・石井・邪道・外道
もう、この試合はFMWとかWINGのノリでしたね。
新日本のそれじゃないです。
場外乱闘上等だわ、客席に傾れこむわ。
もうハチャメチャ。
金村選手と邪道・外道の絡みがこれから増えていくんじゃないかな。
乱闘開始の時一番先に黒田選手とこの3人がしばき合いしてたからねぇ。
結果はまさかまさかの金村選手ピンフォール負け。
そしてこの続きは明日のアパッチ新木場大会に続くのであった(笑)

長州・蝶野・越中対天山・真壁・本間
人気の3人が組んだらそりゃあ会場内もテンション上がりますわな。
にしても真壁はヒールとしては本当に一級品になったと思いますね。
ファンの煽りかたが実にうまいです。
やっぱりヒールならヒールで徹底してやらないといかんと思いますよ。ヒール人気でそのヒール見たさにお客さんが集まる事だってあるんですから。


ロックアップを観て本当に感じたのは、決して新日本の二軍ではない事。
むしろ、長州力の自主興行に新日本の選手がゲスト参戦しているっていう感じですね。
新日本に比べて、かなりゴツゴツとした試合運びが全体に伝わってきましたね。
ただ、もう少し新日本の色は押さえたほうがいいでしょうね。
この部分が新日本のファンが「新日本の二軍興行」的に見てしまうところだと思います。
試合はそれなりにちゃんとしているんだから、そこらへんが今後のポイントじゃないかなと思います。

続いて無我ワールドプロレスリング。

やはり田中リングアナの声はいいです。「プロレス観るぞ」って感じになります。云々は別にして(笑)

倉島対征矢
いわゆる第一試合なんですけど、ロックアップとは全く正反対。
一つ一つの技をいかに丁寧に正確に決めていくか。いわゆる駆け引きのプロレスでした。
ここらへんが藤波さんと長州さんのプロレス感の違いなんでしょうねぇ。実に藤波さんが好きそうな試合展開。
この試合が実は一番自分がイメージしている「無我」に近かったですね。
征矢選手はちょっとスタミナがないかなぁと。5分を過ぎた辺りからガクっとスピードが落ちて、倉島選手に捕まる事が多くなったし。試合数を増やす事が課題かなぁと。それこそどこかに武者修業に出すとかしたほうがいいんじゃないかなぁと自分は思います。

高木対後藤
高木選手はまだ無我の選手と認められてはいないみたいですね。
後藤選手の攻めはかなり厳しかったです。
でも、高木選手がマズイよ、この試合は。
遠慮しすぎです。技がこじんまりしちゃってる。どっか遠慮しているのが観ているこっちにもわかっちゃう。
試合をさせてもらっているという感じで望んでいるんじゃないかな。
それじゃダメだって。
リングに上がったら、叩き潰すくらいで望まないと。
後藤選手がブチ切れて、反則負け。無我で反則負けつていうのも珍しいですわな。

ヒロ斉藤対グラン浜田
おもしろかったです。職人対決とはまさにこの試合の事ですね。
関節技の攻防はまさにプロレスの教科書でした。
だって、足があり得ない方向に向いてるんだよぉ。ただの押さえこみなのに、手が動かせないような場所にあるんだよぉ。
リングに戻る時の駆け引きはちゃんとお客を笑わせつつ、緊張感のあるやりとりでしたし。
これはもうすべてのプロレスラーを目指す若手にみせたかったなぁ。
大技が出なくてもキッチリ試合が成立する見本のような試合でした。

竹村対Hi69
この試合がまたつまんなかった(苦笑)
原因は竹村選手、あーたよ、あーた。
自分がどういう方向でやっていきたいのかまだわかっていないんじゃないかな。
だから技に踏ん切りがついてないし、すべてが中途ハンパ。
お客さんを乗せようと煽るんだけど、イマイチノリが悪い。
そりゃそうだよ。声援していいのかブーイングしていいのかわかんないんだもん。竹村選手はどっちがやりたいの?
結局この試合、全く印象に残らず。

藤波・西村対吉江・長井
この試合で西村選手が「それぞれの無我」と言っていた訳がかつたような気がしますね。
藤波選手や西村選手のスタイルが無我のスタイルという訳じゃないんですね。吉江選手は吉江選手ならではの「巨体選手」が有効的に自分の体型を活かす無我のプロレス、長井選手は自分の得意とする蹴りを主体とする無我のプロレスというのがあるんですね。
無我はあくまでその選手が追求するプロレスの理想像なんだと思います。
だから、ヒールにはヒールの無我というのがあるし、パワーファィターにはパワーファイターの無我があると。
自分はそんな感じで受け取りました。

無我はなんだかんだいいながらもやはり新日本のニオイはしますね。
むしろ、自分らからすれば、今の新日本よりもその色合いが濃いかなと思います。
ただし、無我の解釈がそういう形になったという事は、むしろ夢名塾のほうがコンセプトは明確になっているのかなと、そんな風に感じたのも事実です。

さて、トークショーとかその他についてはまた別の機会に。
これがまた色々あるんですよねぇ・・・



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする