さて、来年からここでプロレス小説「紅夜叉は利用された」を公開していきたいと思います。
これは某巨大掲示板で作者である「4様」が当時の女子プロレス対抗戦をドキュメンタリー風に書き込んでいったものを、『№6』である私、編集人がまとめあげて、サイトに移設。管理をしているものです。
あれからすでに5年の歳月が経ってますが、今読んでもかなり面白い内容です。
内容は1993年4月2日の女子プロオールスター戦、北斗晶対神取忍のシングル戦を中心としたセミドキュメンタリーとなっており、当時より加筆修正を私が行っております。
では、その予告編(4.2記者会見の場にて起こった話)
「それでは、この試合の抱負を北斗晶選手よりお願いいたします」
両者が着席すると司会者がまず北斗にコメントを求めた。
「神取はカワイソウな奴だと思います」
その一言に神取の緊張の表情が怒りの表情へ変わった。
「女子プロ史上最強とか誰が言ってんだか、テメェで言ってんだか知りませんけど、
4月2日、化けの面を剥がしてやろうと思ってます。ファンの皆さん笑ってください」
時折挑発するように神取に目をやりながら北斗が薄ら笑いでコメントする。
ムッとした表情で神取はマイクを握り、冷静さを装いながらコメントした。
「お前、今から骨でも鍛えておけよ。横浜の・・横浜はなぁ、骨の一本でもブチ折ってやるよ」
喧嘩腰にコメントすると放るようにマイクをテーブルに戻す。
「北斗晶という選手についてどのような感想を持ってますか?」
司会者の質問に慌てて神取がマイクを持ち直す。
「口が達者な奴だなぁ、と」
「長与との対抗戦は流れて北斗とは戦える事になった感想は?」
「時代の流れかなっていう感じですね」
短めにコメントを済ますと、神取は怒りで落ち着かない様子で腕を組んだ。
質問が終わると北斗が椅子を倒して立ち上がり、睨みつける神取に
コップの水を浴びせた。
なんだ、このヤロウ、と神取が靴を脱ぎ北斗に投げつける。
靴は北斗の横っ面に命中し、それを合図に二人が取っ組み合いを始めてしまった。
「ふざけんじゃネェぞ、このヤロウ!お前!」
「テメェだろ!口が達者なのは!」
慌てて下田・三田・風間・イーグルが止めに入る。
「冗談じゃねぇよ、このヤロウ!」
「なんだ、テメェ・・」
「ふざけんじゃネェぞ、このヤロウ!」
完璧に神取は冷静さを失い、イーグルに抱えられるようにその場から連れ去られた。
北斗は三田の手を振り解くと再び薄ら笑いを浮かべ会場を後にした。
これは某巨大掲示板で作者である「4様」が当時の女子プロレス対抗戦をドキュメンタリー風に書き込んでいったものを、『№6』である私、編集人がまとめあげて、サイトに移設。管理をしているものです。
あれからすでに5年の歳月が経ってますが、今読んでもかなり面白い内容です。
内容は1993年4月2日の女子プロオールスター戦、北斗晶対神取忍のシングル戦を中心としたセミドキュメンタリーとなっており、当時より加筆修正を私が行っております。
では、その予告編(4.2記者会見の場にて起こった話)
「それでは、この試合の抱負を北斗晶選手よりお願いいたします」
両者が着席すると司会者がまず北斗にコメントを求めた。
「神取はカワイソウな奴だと思います」
その一言に神取の緊張の表情が怒りの表情へ変わった。
「女子プロ史上最強とか誰が言ってんだか、テメェで言ってんだか知りませんけど、
4月2日、化けの面を剥がしてやろうと思ってます。ファンの皆さん笑ってください」
時折挑発するように神取に目をやりながら北斗が薄ら笑いでコメントする。
ムッとした表情で神取はマイクを握り、冷静さを装いながらコメントした。
「お前、今から骨でも鍛えておけよ。横浜の・・横浜はなぁ、骨の一本でもブチ折ってやるよ」
喧嘩腰にコメントすると放るようにマイクをテーブルに戻す。
「北斗晶という選手についてどのような感想を持ってますか?」
司会者の質問に慌てて神取がマイクを持ち直す。
「口が達者な奴だなぁ、と」
「長与との対抗戦は流れて北斗とは戦える事になった感想は?」
「時代の流れかなっていう感じですね」
短めにコメントを済ますと、神取は怒りで落ち着かない様子で腕を組んだ。
質問が終わると北斗が椅子を倒して立ち上がり、睨みつける神取に
コップの水を浴びせた。
なんだ、このヤロウ、と神取が靴を脱ぎ北斗に投げつける。
靴は北斗の横っ面に命中し、それを合図に二人が取っ組み合いを始めてしまった。
「ふざけんじゃネェぞ、このヤロウ!お前!」
「テメェだろ!口が達者なのは!」
慌てて下田・三田・風間・イーグルが止めに入る。
「冗談じゃねぇよ、このヤロウ!」
「なんだ、テメェ・・」
「ふざけんじゃネェぞ、このヤロウ!」
完璧に神取は冷静さを失い、イーグルに抱えられるようにその場から連れ去られた。
北斗は三田の手を振り解くと再び薄ら笑いを浮かべ会場を後にした。