一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

「死ぬかと思った」 という本です

2012-05-20 | 本の感想
 本屋大賞というランキングが世間で認識され初めて数年。
 私がお勧めするのは「病院の待合室で暇をつぶすのにちょうどいい本大賞」
 題名「死ぬかと思った」現在8巻まで文庫で出版中。今、本屋さんに平積みされている。中古もあるはず。





 特徴:この本は基本超短編。1話のエピソードが1ページないくらい短い。
    日本全国から募集したしろうとの体験談を集めた物。
    基本、死にかけた話を自慢する。(死にかけたというより真だ気持ちになった、という体験が多い)
    低レベルで下品な話が数多い。

という、何とも暇つぶしにはもってこいの内容。本人には深刻でも周囲から見たら、「なにやってんの?」という感じ。だから、うっかり「ウフフ」と笑えちゃう話もたくさんあって、病院で読むのは要注意かも。
 もう以前からあったので、自分も1巻、2巻くらいは読んでいて、久しぶりに本屋で見て購入した。

 今回のお気に入りは「初めての採血」看護師さんが看護学生だった頃の話。
 2人1組で初めての採血の練習。で、貧血を起こす学生、悲鳴を上げる学生、怒鳴りまくる教官・・・阿鼻叫喚の世界。
「先生血管がありません」
「よくさがしなさい。あるはずです。」
「見えません」
「私には見える。やりなさい」
「いや~ち、ち、血が出た。先生、血が出てるんです」
「採血しているんだから当たり前です」

こんな風に続いている。これが悪いけど、笑った。岸香里さんのマンガもだけど、何で看護師物は面白いんだろう。
ともかく、そんな内容満載。でも、面白さのパワーは最初の巻の方がすごいかも知れない。
待合室で読んでいて、途中で呼ばれてもストーリーがわからなくなるということもなく、閉じられる。
ぜひ、お試しアレ。
あと、体験談も募集中なので、それも良かったら・・・・9巻に載ることも夢じゃない。
ただし、自慢できる臨死体験でないと却下らしい。

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2 コメント

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おもしろそうですね (たんぽぽの詩)
2012-05-21 22:31:35
看護婦さんのおもしろいですね。
笑いました。
今度本屋さんに行った時に見てみます。
楽しい本も読まなくちゃね♪
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たんぽぽ詩さんへ (チコタン)
2012-05-21 22:51:13
この本、おすすめしますよ~
深刻な話もあるのに、なぜか笑っちゃう。
たぶん、誰も死んでいないし、
そういう体験を自慢しているくらいだから、
ばかばかしいくらいの内容なのです。
ただ、シモネタ嫌いな人には耐えられないかも。
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