一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

みんな我が子 観劇

2011-12-11 | 観劇記録
麻実れいさんが出る舞台は観たい。
今回は長塚京三さんだし、柄本佑さんも出演。

原作がアーサーミラーということで、ちょと古くさいかとおもったけど。
新国立劇場小劇場は小さくていい感じなので好き。

作:アーサー・ミラー
出演:長塚京三  麻実れい  田島優成  浅海ひかる  柄本佑   他

物語は、大戦後の米国の(たぶん)田舎。
工場を順調に経営している一家の長男が行方不明(戦死?)で、母親がそれを受け入れられない。次男は兄の相手だった娘と結婚したい。しかし、その娘の父親は刑務所に入っていた。その理由が戦時中の工場でのある出来事にあった。
という資本主義国アメリカらしい題材。
次男が「責任」という言葉を多く使うのが印象的だった。
長塚さんは飄々とした味で、逆に後半の葛藤場面が弱かった。
麻実さんはこういう「普通でない女性」を演じると凄い。
田島さんが、自らも責任に苦しむ青年を好演していたのが収穫だった。
柄本さんは、2幕だけだったが、得体の知れない青年の部分で良かったと思う。

原作はとにかく古いはずだが、人生を生き抜いた者とまっすぐな生き方を望む者との対比は今でも変わらないと思った。
ラストは、想像できた。

これで12月の観劇は終わり。
なんだかあっけなかった。



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