一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

再始動のための準備

2012-06-16 | 乳がん治療(ホルモン治療)
 雨がしとしと降っている。
 坊やどろんこなぜ泣くの
 あそこの角で転んだの
 どうしてそんなに急いだの~
このフレーズで即席ラーメンを思い出せる人は・・・もう五十路過ぎてると思う。

 若い頃は雨がいやだったけど、この頃は雨の方が静かで落ち着く、という心境になった。
そんな中、家を出ている息子が来て
「お金大丈夫?」
と聞く。我が家の生活費は大丈夫かということらしい。確かに主人は定年で働いてないし、私はがん治療中。どうやら、息子は最近の「生活保護」問題で、子供が親の面倒を見るということを心配しているらしい。
大丈夫だよ、息子よ。
 親が子供に負担を掛けるようではいけないと思って一生懸命昔から働いてきたんだ。特に金銭面ではね。
今は、一休みしているけど、この先大きな治療をしなくても良ければ、また働く気満々だ。
「働かざる者喰うべからず」はどうやらこの身に深く浸透している。
ラジオで
「金を出せないヤツは知恵を出せ」
「知恵を出せないヤツは汗を出せ」
ということを披露していたが、なかなか含蓄のある言葉じゃないか。
 まだ術後の検査は1回の血液検査だけなので、何とも言えないが、仕事はやる気満々。

というか、このエネルギーの源は
「お金が減るから、稼がなくちゃいけない」という現実。残念ながら夢のためでも、社会貢献のためでもない。でも、一番の起爆剤である。
 だから、体力回復のためにスポーツクラブ通いを考え、脳みそを錆びさせないためにちょっと小難しい本を読んでみたりして、少しずつ離陸の準備をしているところ。

息子よ、心配するな。今の中年は強いんだ。何せ、学生運動やオイルショックなど、結構激動の時代を乗り越えて生きてきたのだから・・・ネ。
 いつも美味しいありがとう。



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