馬券とPOGを楽しみたい、そんなブログです

競馬が好きで、友人とPOGをしながら楽しんでます。重賞と新馬戦をメインに何かしら書いて行けたら良いですね。

ブエナビスタという馬

2011年12月30日 18時19分41秒 | 重賞短評、傾向
自分はPOGを2つやっていて、10年以上やっている方は関東馬しか取らないルールだったのですが、2008年から始めたもう一つのは全部対象、その年に初めて取った馬がこの馬でした。

POG的には凄く儲けさせてくれた馬ですが、それ以上に馬が育つってことの流れというものを見せてもらった感じです。
という感じで、レースをなぞってコメントしようかと思ってます、覚えてる限りですが。

新馬戦3着伝説の新馬戦と言われたものの、結局伝説となれたのはこの馬だけ、安勝の乗り方が後方過ぎと言われる面もあったのですが、結果的にあそこですでに溜めるレースをする伏線が。
未勝利1着大楽勝、この時点で末恐ろしい馬であることは認識されていました。
阪神JF1着抽選を潜り抜けて1番人気、衝撃の末脚、ひたすら溜めての切れ味を磨いた結果の勝利。
桜花賞1着チューリップ賞を届かない位置から勝ち、本番では1.2倍の圧倒的人気も、4コーナーで行くところを探す慌てない騎乗で圧勝、この時2着のレッドディザイアにとってはある意味悪夢の始まり。
オークス1着レッドディザイアの勝ちパターンを他の馬が伸びない外から猛然と追い込み、写真判定で勝利、ソラを使うことを知っている安勝が敵を決めての騎乗で見事な勝利。
札幌記念2着初の古馬牡馬との対決も届かず、小回りコースへの懸念を感じさせるレースで、その後小回りコースでは勝つことができませんでした。
秋華賞3着降着前走がこのレースへの伏線、器用さが無いので内を突くも進路妨害で降着、こんなレースは向かないことは証明される形に、それでも負けて強しの内容。
エ女杯3着古馬牝馬が絡んでも圧倒的人気、ただ衝撃の結末で、ものの見事に逃げられてしまい届かず、でもこのレースのブエナビスタの末脚が馬生最高の伸びだったように思います、勝てなくても牝馬では最強を完璧に証明するレースでした。
有馬記念2着前走が原因なのか鞍上が横山典に、ここから勝ちきれない日々がスタート、先頭にたつとソラを使うことを知りつつも早め先頭でドリームジャーニーに交わされる残念なレース。
京都記念1着ジャガーメイルに迫られるも再び伸びて、相手が弱いからソラが出ても勝てた感じ。
ドバイWC2着鞍上はペリエ、追い出しの差で惜しくも2着、この時点で日本最強ということになったと思う、まあ牡馬古馬が弱すぎた時期なので、仕方ないのですが^^;。
ヴィクトリアマイル1着遠征帰りで出来が悪いにも関わらず辛くも勝利、相手が弱かったのに僅差なので本調子にはほど遠い感じ。
宝塚記念2着今度はナカヤマフェスタに出し抜かれ、同じミスをする、その後を考えると相手が強かったともいえるのですが、ドロドロダービーで唯一追い込んだ道悪巧拙の差もありか。
天皇賞秋1着このレースがこの年の最高のレース、内から抜け出してセーフティーリードの勝利、まあ相手も弱かったというのはあるのですが、鞍上スミヨンでそれは当たりだったような。
JC2着降着このあたりから最強世代と言われる今の4歳勢が台頭、ローズキングダムを邪魔して降着、ここでも勝ちきれず。
有馬記念2着4歳筆頭のヴィクトワールピサをデムーロが見事に乗りこなして、ブエナビスタは惜しくもまた2着、小回りでは惜しいレース多めもとにかく勝てず。
ドバイWC8着ムーア騎乗も超Sペースで行くとこ詰まる、このレースはヴィクトワールピサに勝たれ2連敗。
ヴィクリアマイル2着前年牝馬3冠のアパパネと牝馬最強対決も、遠征帰りもあって惜敗、マイルも短かった感じ、ここから鞍上は岩田に変更。
宝塚記念2着アーネストリーのレコード勝利に届かず、どうしても小回りでは追い出しが遅れる。
天皇賞秋4着岩田の内を突くまずい騎乗で伸びかけて終了、この後の騎乗に疑問が残りつつ国内で3着を外した初めてのレース。
JC1着今回内から、ただSペースで外の伸びない馬場で前が開いての勝利、ある意味勝負をしている相手が数頭だったからの勝利ともいえます、1番人気を初めて奪われたデインドリームとの世界牝馬対決は力と力の勝負にならず残念。
有馬記念7着ラストラン、投票は勝ってもレースの人気はオルフェーヴルに奪われ新時代の到来を予感、今回も内を突いて、行くとこなく伸びずに残念なラストラン。

個人的には騎手の度量を試す馬だったように多います。
安勝は慌てない騎乗が見ている側をひやひやさせるものの、だからこその豪脚、この馬の強さを作ったのは騎手なら間違いなく安勝だと思います。
横山典は早め抜け出しで勝ちきれず、勝ったレースは格下だ勝って当然だけに乗り替わりもやむなし。
スミヨンは技術、力ともに高い騎手だけにそつなく乗るも、やや強引なところでJCの勝ちをふいに、有馬はデムーロにやられた感じ、でも最強世代が混じってきて簡単に勝てなくなってきたいたのも確か。
最後に、岩田になってからは内を突くレース、フューチャーされる機会も多かったですが、自分的にはもう一つ、この馬を4着以下に負けさせるのは良い騎乗とはいえないし、前が開いた形が最高だけに、内を突くのも気に入りませんでした。

ブエナビスタは弱い部分が多くあったのは事実、先頭に立つとソラを使う、追い出してから反応するまでに時間がかかる、一方で自在性とずば抜けた最高速度、広いコース向きであったのは確かで、東京4勝、阪神外回り3勝、京都外回り2勝でした。
反対に関西の内回りや中山などでは、0.5.1.1と悪くはないものの勝ってない、GIでも結局宝塚、有馬で2着4回ですから。
ただ、この勝たれた馬たちのレベルを上げたのはこの馬のように思います、ナカヤマフェスタとヴィクトワールピサは海外で活躍、アーネストリーはレコード勝ちですから、ブエナビスタに勝つために最高のレースをしての結果、馬も強くなったということに思えます。
ここ2年は強い馬たちの目標として、競馬を引っ張ってきてくれた馬、本当にご苦労様です。
この馬の仔も取ってあげたいですね、良い仔を出すように祈ってます^^。

これで自分のPOGも節目に、オルフェーヴルがいるから新しい時代が始まるとも言えるのですが、まだまだ続けていくつもりです。


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