馬券とPOGを楽しみたい、そんなブログです

競馬が好きで、友人とPOGをしながら楽しんでます。重賞と新馬戦をメインに何かしら書いて行けたら良いですね。

関東馬が強くなった理由の一つ

2015年03月14日 10時01分13秒 | 重賞短評、傾向
これは知っている人は知ってることなんだと思います。

自分は新馬を予想するのが好きで、そろそろ終わりで残念なのですが、その時はやはり調教を見る必要があるので専門誌(競馬ブック)を買ってみてるわけです。
また来年のために使った新聞はとっておきます。
すると昨年と今年の違いとかいろいろ見えてきますし、昨年はこの時期にこんな馬が出てきていたんだと懐かしく思うこともできます。
さて、昨年との比較で全然違うのが、美浦の坂路の時計が昨年よりかなりかかるようになってきていること。
今年のレベルが低いのでなく、古馬も含めて全体的にです。
昨年までは坂路の5Fは52秒台がいくらかいたのですが、今年は54秒台がレースに1,2頭いるくらい。
それだけ負荷がかかっていることになります。
関西の坂路は時計的に変わってないように見えるので、昨年までは関西より関東の方が時計が速かったのに、今年は逆転して関西より関東の方が遅くなってます。
そして今年の3歳世代の関東馬の活躍、例年は数頭が関西馬の中に食い込んで行くのですが、今年は違う。
牡馬は弥生賞快勝のサトノクラウン、GI馬ダノンプラチナ、ドゥラメンテあたりが上位にいて、牝馬はもっと顕著で、GI馬ショウナンアデラ、牡馬を含めて最強と目されるルージュバック、無敗のキャットコイン、チューリップ賞圧勝のココロノアイと上位を席巻しています。
その理由の一つとして、昨年より坂路で負荷をかけられるようになったことがあるんじゃないかと見ています。
というのも、能力のある馬が強くなるには負荷をかける必要があるが、美浦ではそこまでの調教ができていなかった可能性があるのです。
どんなに才能があっても、鍛えられないのでは強くなれない、関西では関東に追いつけ追い越せで工夫があったので、いつの間にか西高東低だったのですが、関東もウッドチップを含めて調教の質を上げられる下地が出来上がったということではないかと。
イメージとしては、ギアのある自転車で1速ばかりで走っていても脚力は上がらないし、かえってはやく走ろうとすると回転を上げようとして脚を痛めてしまう、しかし3速で負荷をかければ脚力もあがっていくし、素質があれば伸びていく、という感じでしょうか。
もちろん能力の足りない馬では負荷がかかりすぎで良くない面もあるのですが、強い馬はより強くなって、今年の状況に。
それでも、フェブラリーSは関東馬が1頭も出てきてないように、まだ古馬まではそこまでの影響がないような。
ノウハウという点ではこれからなのかも知れません。
これは仮説ですし、1つの要素で変わったというのは安直過ぎるのですが、昨年との違いという点ではいくらか有力なんじゃないかと思ってます。
実際に直前まで関東馬が活躍していても、結局関西馬に席巻されたクラシックもあったわけですし、GIの出走馬の割合や上位の馬を見て判断したいところですかね。
そういう意味では今年はまさに分水嶺と言えるのかも知れません。
という感じで。


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