馬券とPOGを楽しみたい、そんなブログです

競馬が好きで、友人とPOGをしながら楽しんでます。重賞と新馬戦をメインに何かしら書いて行けたら良いですね。

宝塚記念の回顧

2019年06月26日 10時47分36秒 | 重賞短評、傾向
お久しぶりです。
忙しくなってお休みしてました。

まず宝塚記念の傾向ですが、斤量的に牝馬が有利、まぎれのあるコースで3→4コーナーでの加速と58kg(牝馬は56kg)に耐えられるか。
地力は出るものの、紛れも大きく斤量負けしないと実績不足の馬でも大駆けがある。
スタートからじわっとキセキがハナへ、そこへ次々と外から取り付く流れ。
結局この位置取りで勝負が決まってしまった感もありました。
直線はキセキとリスグラシューのマッチレースで後ろからは来ない。
今期の阪神は馬場が重めで、湿度の高さから巧拙が結構出る条件だした。
勝ったリスグラシューは海外でも実績を積んでエ女杯を勝っていて距離は問題なし、さらに斤量が有利ですが、やはり騎手の判断で2番手につけたのが大きい。
2着のキセキは地力はあるものの、決め手はない、今の重めの馬場も向いていた可能性が高い。
目標にされて今後も2,3着はあってもなかなか勝つところまでは難しいかも。
決め手はないのでこのレースぶりでなんとかするしかない。
一発あるなら大逃げでしょうかね。
騎手の思い切りが大事そう。
3着はスワーヴリチャード、こっちも前に付けなかったらここまではこれなかったかと。
コーナーで上がって行くことが苦手で置かれがちですから後ろからだと最後のコーナーで消耗しがち、だからこそのこのレースプランはあり。
最後は適性の差でアルアインを競り負かすものの、やや出負けで進出した分か、前を追うこともできず。
レイデオロは内から悪くない位置取りではありましたが、基本は2000mまでの馬で能力でそれ以上の距離を克服してましたが、今の重めの馬場と斤量も響いたか。
タフさが必要なレースだと他の馬の方が上だったかと。

展開が変われば結果も変わっていたかと。
実績で劣る馬が奇襲をかけたりすれば全然違った結果になっていた可能性もあったのですが、実際穴を開けるタイプは先行と内々をロスなく行けた馬で、今回は有力馬が前で楽をしてはこの結果も仕方なし。

これで上半期終了。
個人的にはルメールを少しいじめがちなので傾向やらが水泡に。
東京開催も極端な内有利だったり、わかっているならそう買えということなのですが、能力的に抜けている馬ですら負ける状況は少し考えてしまいます。
競馬は相撲と似たところがあって、厩舎や馬主ごとに勝負はしているものの、人気が出てこその興行です。
荒れれば盛り上がる、というわけでもなく、スターホースの存在は必要で、ある程度は公平さは担保して欲しかったかなと。
あとは騎手レーンの登場は衝撃でした、ルメール並みの安定感で上述のルメールいじめ気味の影響で台頭した印象。
もし秋にモレイラやムーア、そしてこのレーンとか来ると、やはりGIは外人に席巻されてしまうのかも。
ここも相撲に似た状況になってますが。
だからこそ、外人のいる状況でデビューした若い騎手が頑張って欲しいところですね。
それではこんな感じで、また余裕できたら書きます。

2回東京11,12日目の回顧

2019年06月01日 12時24分56秒 | 重賞短評、傾向
ブログで書くと、整理してから書くのですが、そんな気分になれないレースも、、、。

葵S
まだ重賞というだけでグレードは無し。
ディアンドルが連勝の勢いそのままに勝利。
ただこれまでのオープン勝ちよりは迫られて、そろそろこの馬も試金石に。
勝ったディアンドルは全て1200mで5連勝。
ただし重賞に出ることはなく、桜花賞も見向きもせずにこの路線。
少しは色気を出して出てきても良さそうなのですが、何かあるんでしょう。
とにかくレース巧者で毎回判で押したように好位からの抜け出し、このあとは古馬相手でもこれができるのか。
2着のアスターペガサスは大外を追走、にもかかわらず最後に伸びてきてあわや。
近走は1400mでもう一つのレース、それでもマイルGIでも大きくは崩れず、やはり得意なのはこの距離、という感じで一変。
こういう穴馬は今後も出てくると思うので、1400m以上でもう一つでも距離短縮で大化け狙いもありかと。
3着hアウィルアウェイ、切れ味上位な感じもするのですが、追走に脚を使うと鈍るよう。
人気で日和って無難に行って負ける、というありがちなパターンですが、能力は間違いなさそうなので、人気が落ちて追い込みの決め打ちの時こそ狙い目か。
ケイアイサクソニーは逃げたものの前走勝った1400mとはペースが違う、今後の距離選択が難しそう。
というわけで、時期的には少しわかりにくいレースですが、今後はNHKマイルCが長かった組も来るようになるのでしょうか。

ダービー
傾向としては皐月賞上位が優位で、先週のオークスじゃないですが別路線もたまに来ます。
そして最大のポイントは内々の先行馬、過去にもコズミックフォース、サトノラーゼン、マイネルフロストとか、このあたりから穴が来る。
でもってレースはリオンリオンが離して逃げる展開、さすがに速かったが追いかけたロジャーバローズは馬場的にも悪くないペースだったか。
ダノンキングリーは内に、ヴェロックスは中団の外、その後ろにサートゥルナーリア、という形で直線へ。
ロジャーバローズは離して先頭、追いかける各馬も後ろからサートゥルナーリアが来るとみてそっちを相手にしていたか、内からダノンキングリーがおいかけるが前もしぶとく、外からヴェロックスとサートゥルナーリアが伸びるも、届く勢いなく、サートゥルナーリアは最後に力尽きてヴェロックスが4着、勝ったのはロジャーバローズに。
上位3頭は互いを意識していただけに、その間隙を突いたロジャーバローズの思い切った騎乗が功を奏した形。
勝ったロジャーバローズは傾向ではぴったりの穴馬、最内でもあってもっともロスなく競馬ができた。
能力は上位に劣っていても、器用さと最も恵まれた流れと傾向的にも好走できる位置、まんまと戴冠しました。
ただもう一つ付け加えると、このタイプで穴を開けた馬はその後が残念になることも多く、GⅢ止まりということも。
2着はダノンキングリー、内々をロスなく追走して比較的伸びていた内を通ったのが大きい、今回は相手の運に負けた形で能力は高い。
3着はヴェロックス、後ろのサートゥルナーリアを意識したような騎乗がもったいない、一度は差されたものの相手が力尽きて3着。
あくまで自分の印象ですが、この馬はスピードタイプで地力があるものの切れよりは持続力のタイプ、東京よりは中山の方が良かったような。
それでも3着は立派。
4着のサートゥルナーリアはレース前の入れ込みが気になりましたし、兄弟に比べて落ち着いてる、と書いてあるものが多かったのですが大舞台で出てしまったということでしょうか。
あるいは、皐月賞でのヨレは激走の部類で2走ボケなのでしょうか。
最初は故障したんじゃないかと嫌な予感が走りましたが、そういうこともないようですしね。
ただ、強い馬はどうあっても強いというのは幻想で、初の左回り、そしてよく考えれば父は短距離で活躍、どこかでアーモンドアイと重ねすぎて距離は持つと思い込んでいたところはあったかも。
とにかく今後のレースを見ないと仮説止まりなので、待つしかないようですが。
馬券的には4着までの馬が良いと思ってたのですが、とにかくサートゥルナーリアを信用しすぎてたのが敗因。
この4頭のボックスで馬連も三連複もこのレースの当たり以外はすべて買ってたのですが、まあ馬券が下手なだけですね。
とにかく種牡馬として日が浅い馬の仔を信用しすぎるのがまずかったです。

目黒記念
やや混戦模様も、昇級間もない馬の好走が目立つハンデ戦。
勝ったのはレーン騎乗のルックトゥワイス、こちらは流れたせいでレコードでした。
ちょっと勝ちきれないところのある馬でしたが流れの恩恵もあって決め手が炸裂、完勝でした。
距離もこれくらいが良いのかもでやと軌道に乗ってきた感じ。
GIでというと厳しい戦いになりそうも、自分のレースを貫けば何かあるかもです。
2着は昇級直後のアイスバブル、この馬は東京で勝ってここなので傾向に乗ってました。
混戦だけに勢いは無視できない、ということでしょうが斤量の恩恵もありなのでこれからですね。
3着はソールインパクト、GⅡでも謎の激走があるタイプで、地力は高めも決め手では負けたりで難しい馬。
今回はレコード決着の厳しいレースで台頭、ということなのでしょう。
なめてはいけないタイプで、展開次第では来ると思った方が良さそう。
最後にブラストワンピースですが、この馬57kg以上で勝ったことがない、というか56kg以下は全勝という極端さ。
それで59kg背負ったら危ないかなと思ってましたが、そういうことなのかもですね。
他にも理由があるのかもですが、今後見ていかないと分からないかと。
GI馬で57未満を背負うというのはあまり無さそうですから、もしかすると、、、。
以外と傾向にはまった回かなと思ってます。
混戦なので選ぶのは難しかったかもですが。
まあレベルとしはそこまでではないかなと。

少し愚痴を。
POGで持っていたので、サートゥルナーリアの敗北は馬券以上にショックでしたが、ちょっとデムーロに文句が言いたい。
昨年まではデムーロがこの馬乗ってたのですが、相手が強くないのもあって楽勝続き。
でもって強さを示す意味か分からないですが、抜け出すと馬なりにする。
それでも後ろを離すから良いというのもあるのですが、そんなレースばかりしてると、先頭の馬を交わすと伸びなくなる、あるいは厳しいレースで脆さを見せないか逆に少し心配でした。
ようはレースをきっちり教えて欲しかったなと。
キンカメ産駒にもいくらかいるのですが、ロードカナロア産駒は先頭に立つとソラを使う馬が多い。
だからアーモンドアイはもっと前で競馬すればいいのにと思ってた人もいたでしょうが、後方からなら早目先頭は無いし、勢いでゴールすることができるというのがあったと思います。
JCは先行しましたが、後ろの馬が来るか確認してから最後にキセキを交わしていて、それもこの理由だと思います。
そういう意味でこのタイプの馬は騎乗が難しい。
そのあたりも考えてレースを教えることも大事だったんじゃないかなと。
まあこれが今回の敗因とは言いませんが、負けるリスクを取ってでも競馬を教えることで名馬が生まれると思っているので。
今週はいろいろ凹んで、いろいろ考えてしまったので。
今回はこんな感じで。

2回東京9,10日目の回顧

2019年05月25日 15時10分29秒 | 重賞短評、傾向
来年のために。

平安S
このレースは、4歳が人気でも穴でも来て、京都1900m中京1800m阪神2000mと相関のあるレース。
例年以上の骨っぽい面子で、実績上位が買われてました。
逃げを打ったサンライズソアは楽に見えて意外とよどみないペース、力が出るレースで堅いかと思ったら、後方からチュウワウィザードとモズアトラクションが追い込んでその2頭で決着。
チュウワウィザードは強い4歳世代でも屈指の存在、上記のコースでも東海Sで好走したりと能力を発揮、今後ダート界上位に食い込んでくるかと。
2着のモズアトラクションは素質こそ認められても展開の助けのいるタイプ、1600万も京都1900mを5番人気で勝利。
コース適性もあるうえに前が厳しい流れで、追い込みの効く展開が向いてここへ。
スローペースだといらないものの、はまると重賞でも勝負になる、久々もあって人気もかなり低かったようです。
出来が悪いと言われていても鉄砲効くことを信じることができるかどうか、、、難しいです。
3着は追い込みに一気に交わされオメガパニューム、今回は斤量もあったものの上記のコースで好走が目立ち馬券圏内を確保。
地力は高いものの妙に一番人気感の無いタイプで、手堅いが甘いときもあるだけに今回はそれが出たか。
サンライズソアは注文通りの逃げも厳しい流れが響いた感じ、昨年勝って今年も同じ斤量でしたが昨年より面子が強くて5着。
アナザートゥルースは上昇一途もさすがに相手が強かった、距離も1800mくらいまでが良いのかもですね。
もちろん経験の差かも知れないので、このあとが大事。
しっかり能力の見られたレースに思います。
上記のコース適性を重く見るのポイントで、マーチSやアンタレスSの結果に必要以上に振り回されない方が良いのかも。
もちろん勢いという意味で好走しているのは評価すべきですが。
あとレベルが高くなりやすく昇級即通用、というのも難しいようです。

オークスS
今回は過去の自分が書いた傾向を参考にしてみたのですが、2着がはまらず撃沈。
主要レースの好走で測る傾向なので、実績の足りない馬は抜けやすいのがたまに傷。
ジョディーの好スタートで始まり、主要馬が比較的前にいるレースも、1000m59.1秒は少し速い。
そして直線、抜け出してくるカレンブーケドールに追いすがるクロノジェネシス、そこへ後方からラヴズオンリーユーの伸び、カレンブーケドールをかわしてゴール。
1着のラヴズオンリーユーは思うように使えない時期もあったものの、忘れな草賞も圧勝で遅れてきた逸材。
能力さえ出し切れれば桜花賞組の勝ち馬以外よりは強いと思わせる内容で連勝してきましたが、初の東上、左回り、多頭数と不利な条件が多く、力は認めても突き抜けた人気にはなっていませんでした。
しかし直線で邪魔されたりしたものの、最後の伸びは素晴らしく、完勝と言って良い内容。
秋はグランアレグリアとこの馬が中心でしょうね。
2着は急激に台頭したカレンブーケドール、この馬はデビューの時に変な馬だと思ってました。
デビュー時の調教は凄い時計を出してもいたのですが、気性なのか全然ダメなときもあって強い馬は結構安定して良い時計出すのでおかしな馬だと思ってました。
その新馬戦はダノンキングリーをアタマ差追い詰めるレースで、これだけ見ても素質はあるということになるのですが、そのあとが残念で人気を落としてました。
しかし2000m以上のレースは経験がなく、ペースの早い厳しいレースで好走、距離伸びて本領発揮、ということなのでしょう。
どのレースもばてているというよりは切れ負けの印象で、距離伸びて厳しいレースがはまった感も。
3着はクロノジェネシス、先行の手に出たものの伸びあぐね、それでも3着を守り切りました。
桜花賞組の中での能力は上位ですが、例年の中では強いというほどでもなく、今回はここまで。
今後は抜かれる立場なのかもですね。
4着のウィクトーリアはそもそもがかなりの素質を持った馬、ただ脆さもあって前走のレースで素質開花の追い込み、今回もその手に出たのですが一歩遅かった。
結局は内で走路を選びながらの追いより、外をまっすぐ伸びた勝ち馬が上位に、少し悔やまれる内容でしたね。
コントラチェックの判断は難しいですが、中山だからこそ器用さが生きての圧勝でもあったし左回りや長距離、速いペースとまあ原因はいろいろありそうです。
ダノンファンタジーはイメージ的にも距離かなと、前走も伸びあぐねたわけで延長が良い印象はありませんでした。
それでも掲示板は立派でした。
まずは、桜花賞組とそれ以外の組との比較で、今年の桜花賞は勝ち馬以外はそこまでレベルが高いとは思いませんでした、そこへラヴズオンリーユーが現れ、この馬が凌駕してもおかしくないと思ってましたが、2着までも桜花賞以外というのはやられました。
4着もフローラSの1着馬で、今年はそのあたりをイメージするべきでしたねえ。
このあたりが傾向だけで見ると良くないところで、傾向なら桜花賞組中心になるのは仕方がないし、外れても仕方ないと思えるならいいですが、毎回当てたいなら柔軟に馬の強さもかんがえていかないといけないですね。
しかし大穴を拾うのは当たり前ですが難しい。


今回のキーワードは「強い競馬をしてたのに人気を落として来た~~~!」です。
モズアトラクションは最初はオープンで人気になってたものの、凡走で荷が重いと思われたり休み明けを嫌われたりで人気がなかった。
カレンブーケドールは初戦でダノンキングリーと良い勝負してたのにその後が残念で、人気なくて化けた。
それ以前でもNHKマイルCのケイデンスコールが初戦アドマイヤマーズを苦しめたのにその後の重賞で凡走が続いてからの激走。
あの馬強かったな、というのを忘れないのは大事ですね。
平場はSペースが最近多くて、そこでは切れ負けしたりして上位に来れない馬が重賞の厳しい流れて台頭することがあるわけで、そのあたりを頭に入れておかないとですね。
明日はダービー、強い馬が来るとは思いますが、あのコースは結構穴も来るので人気で固めすぎは禁物かも?
とにかく前半の一大レース、勝ちたいですねえ。

2回東京7,8日目の回顧

2019年05月18日 11時30分25秒 | 重賞短評、傾向
安定の遅れ、今回も未来のために。

京王杯SC
構図としては、東京巧者vs勢いのある馬vs実績ある馬、という感じ。
好スタートのトゥザクラウンをブロアが交わしてハナ、前半34.2秒ですから平均ペース。
直線はトゥザクラウンが抜け出してそのままかというほどの勢いも、外からタワーオブロンドンが差し切りに、ゴール前に後続が殺到してゴール。
勝ったタワーオブロンドンは人気で崩れるレースをしていましたがマイルより1400の方が良かったよう。
レーンの導きで古馬での重賞勝ちでレコードのおまけつき。
流れ的にも非常に良い位置で不利を受けようのないところで追い出し抜け出す、とにかくうまく力を出せたのが勝因。
本番の相手はさらに強くなるものの、怖さはある。
2着は後方から強襲のリナーテ、この馬はいつも人気イマイチ、それでも結果を出していて、いわゆる相手なりでそもそも力のある馬ということでしょう。
1200で強い競馬をして脚質的にも東京はばっちり、1400までなら今後もレベルの高いレースをしてきそう。
そろそろ人気になりそうですが^^;。
3着はロジクライ、いつも好位にいるように見えるのに最後に後ろから来る謎馬、父ハーツクライで勝負どころの加速に難があるのでしょうか、それでも久々でないなら大崩れは無いタイプで、今後もこういったレースでは注目。
トゥザクラウンはあと一歩で自分の時計の分はちゃんと走っている、今回は強敵相手で経験不足もあったか。
いずれにしても経験を積んで今後が楽しみ、マイルでもこのレースができたらもしかする?
ただ高速馬場が味方した感も否めず、開幕馬場向きな感も。
ペースと馬場的には後方からの馬には厳しいレースで、後方の馬も悲観することはないかと。
自分はサトノアレスから買って楽しみにしてたら、スタート直前で除外(/ω\)。
時間かけて予想してこれはなんとも、、、。
ただタワーオブロンドンをやや軽視してたので、これまたなんとも。

ヴィクトリアマイル
このレースの構図は、東京コースの実績馬vs阪神牝馬S上位vs4歳は人気なくとも恐い、東京経験少なくとも左回りの実績で来る馬もいる、という感じ。
アエロリットが強引にハナに行き前半は33.7秒、後ろを離す形で実質後続は丁度いいくらいのペースだったか。
アエロリットにじわじわ追いつく後続、ラッキーライラックが追いすがるところへ外からノームコアとプリモシーン、内からクロコスミア、外が出たところでゴール。
なんと時計は1.30.5で大幅更新レコード、昨年のJCを思い出しましたね。
勝ったノームコアはここもレーンが見事な騎乗、やや外差しの決まる馬場でペース的にも良い位置、近走マイルがなくてどうかと思ってましたが、ここでも鞍上がうまく導いた印象。
本来は切れよりは地力タイプだと思うのですが、レコードが出るほどの厳しいレースで長い距離で好走していたのも効いたかと。
2着のプリモシーンはGIでは何故か出遅れて勝負になっていなかった馬、今回はこの馬なりにしっかり出て速いペースも向いたんでしょう。
そういう意味では安定味には欠けるものの、左回りなら関屋記念のような強いレースもでき、直線良いところを通って伸びてきた。
注文はつくものの力はここでは上位でした。
3着は意外にもクロコスミア、東京実績は意外とあって崩れていない、レコード決着からもスピードに勝っているところが良いので内枠で流れに乗れたということなのでしょう。
そもそも距離長いところでGI2着もあるわけで、厳しいレースで台頭したのもあったかと。
アエロリットは行き過ぎ、という印象はあるものの今の馬場ならこのペースでも、と勝負に出たのでしょう、横山典らしいといえばらしい。
それでも5着なら立派で、結局巻き込まれた先行は残れず。
この結果から、このレースは左回りの実績は大切で、ノームコアは愛知杯2着、プリモシーンは関屋記念1着が該当。
阪神牝馬組が1600mになってから有力だったのですが、あくまで左の実績や決め手あってのこと、あるいは馬場が速いかかかるかでも変わってくる。
という感じでしょうか。
相変わらず簡単ではないですがね。


まずは東京の馬場が速過ぎる、案の定ノームコアは故障しましたし今後こうゆう馬が出てこないと良いですが。
時計が速いと盛り上がるものの、勝った馬が故障したら盛り上がりという点で逆効果もある、スターホースが故障で離脱は人気にも影響しますしね。
今後のGIも少し心配。
あとレーンはルメールのいない東京開催で良い騎乗してるなあ、と思ってたら日本の競馬にも慣れて、いまやデムーロ、ルメール並みの活躍。
ただ勝ちすぎると例の邪魔をする文化が発動する可能性もあって、実際レーンは訪日以来重賞5回乗って3勝、先週はルメール騎乗の馬に乗りまくって連日3,4勝、ちょっと心配ですね。
そしてそうなると予想が難しくなる、、、。
では。

2回東京5,6日目の回顧

2019年05月11日 14時41分35秒 | 重賞短評、傾向
いつものように遅れましたが、一応。
プリンシパルSは雹が降って1週伸ばし、勝負をかけた関西馬は仕上げて競馬場まで来て、では次週は厳しいですよね、、、。

京都新聞杯
傾向としては、地力上位タイプと距離実績あるタイプ、皐月賞をパスしてきた馬の方が有利、という感じ。
逃げ予定のヤマカツシシマルが出負けして、じわっとロジャーバローズがハナへ、時計の早い京都で1分丁度は平均ペース。
直線はロジャーバローズが突き放すところを外からレッドジェニアルが1頭だけ急襲、差し切ってゴールでした。
レッドジェニアルは出が悪いのか勝ち切れず、前走2400mではちゃんと出て前に付けるも伸びきれず。
それで距離厳しいと見られたか人気は無かったのですが、過去にも2000超を1回経験した後に同じ距離で圧勝した馬もいて、1回で見限るのは早計だったということでしょう。
まあ未勝利勝ち後の凡走では選ぶのは難しかったとは思いますが、伸び脚は1頭凄かったですね。
2着のロジャーバローズはこの馬に勝つなら強い、という定規のようなタイプ、今回は逃げ馬が出負けして最も恩恵を受けました。
安定はしていても少し甘く、それがカバーできたのですが、やはり重賞では勝ちきれないか。
3着はじわじわ伸びたサトノソロモン、大物扱いも決め手がそこまででなくここまで。
人気のタガノディアマンテは馬場を考慮してか前に付けるものの伸びきれず、差されて5着。
結果的にこれまでの競馬をするべきでしたね、初距離でもあったし、あるいは皐月賞の疲れがあった可能性もありました。
上位2頭はダービー行けるのでしょうが、さすがに皐月賞上位組とは差がありそう。

NHKマイルC
終わって思ったのは、ルメールは対する恨みのような感情がちょっと恐い、ということでした。
レースは前半33.9秒でやや速い、これを追いかけては厳しいからグランアレグリアはじわっと好位に行くのですが、直線で出るところが無く、ダノンチェイサーとアドマイヤマーズを弾いて進路を作ったものの伸び負けしただけでなく降着と騎乗停止。
勝ったのは外から伸びたアドマイヤマーズで、そこに内外から急襲のケイデンスコールとカテドラルが2,3着。
アドマイヤマーズはあの面子の皐月賞4着ならここでは上位、根性あふれる伸びで抜け出して後方からの急追も最後には同じ脚になるくらい強い勝ち方でした。
もともとマイルの方が良くて、勝つときの着差があまり大きくないのですが根性で抜く、あるいは抜かせないところがあってこのレベルなら勝って当然。
今後の古馬との対決が楽しみです。
2着はケイデンスコール、初戦にアドマイヤマーズを追い詰めて、新潟2歳Sを勝ったものの、久々の朝日杯で出負けの大敗、毎日杯も遅れて伸びてきた程度でした。
しかし初戦を考慮して叩いて上昇するならこの結果も想像できないこともない。
休み明けはイマイチで叩いて全開な馬なのかもで、今後も注目すべきかと。
3着のカテドラルはとにかく前走の脚が出色、馬群を縫ってくるときの動きからかなりの強さを感じてました。
逃げ先行で結果を出し、初戦にダノンチェイサーを倒し、ヴェロックスを封じた実力馬、崩れで人気を落としたものの、脚質転換で再び台頭ということでしょうね。
4着のダノンチェイサーは個人的にイメージはアルアイン、東京よりは器用さが生きるレースが向くかなと思ってました。
それだけに決め手の差が出てしまった感じ、今後は2000mくらいでも面白いと思うのですが。
そして5着は4着から降着のグランアレグリア。
前のブログでも書きましたが、ルメールと藤沢の馬はなぜか包囲網がしかれてしまう(妄想の域を出ませんが)。
今回は速い流れを見る形で先団の後ろに付けましたが、ワイドファラオが外からかぶせる形、そのまま内に押し込まれて3→4コーナーではきれいに前に壁ができてました。
直線は叩きあいで前の壁がふらふらするから外に出すしかなく、外の馬も出させてくれない、だから外の馬を押し出したのでしょうが押し過ぎでした。
早目抜け出して突き放す競馬が身上ですから叩きあいでは分が悪い、ぶつかり合いで勢いも無くなってしまいましたしね。
そういう目で見てるからそう見えるのかもですが、外からかぶせる、出るところを無くす、伸びてくる馬の進路に少し寄せる、というのは合法ですが、複数重なるとかなりの不利になる。
見ているだけでは想像するしかないですが、ルメールだってそのことは知っていたでしょうし、当然フラストレーションは溜まっているはず、それが進路妨害に出てしまったのかなと。
グランアレグリア自体はアドマイヤマーズに匹敵する素質馬で、早目抜け出しの競馬ができたらどっちが勝っていたか。
それだけに残念にも思ってます。
今後はそういったことまで予想に組み込まないといけない、となるとなんか気分が悪くなりますね。
馬券はグランアレグリアから買ったのですが、こういう可能性も捨てきれず、やられたな、と思って見てました。


一応妄想の域を出ないということだけは、もう一度書いておきます。
馬の強さや騎乗のうまさで勝負をして欲しいところではありますから。
そうやってスターホースが潰されたりすると競馬界の得にはならないですし、ひいては興行としての魅力が失われる可能性もあるので。
ちょっとネガティブ過ぎましたが、今回はこんなところで。

2回東京3,4,5日目の回顧

2019年05月02日 13時07分33秒 | 重賞短評、傾向
忙しいので本格的に適当回顧w。

青葉賞
リオンリオンの逃げから、前4頭が後ろを話して、最後はリオンリオンの逃げ切り勝ち。
2着は前の組にいて、虎視眈々と見ていたランフォザローゼス。
3着は内から鋭く追い込んだピースワンパラディ。
リオンリオンは正直、ダービーのダークホースになれる存在かもと思ってます。
前走の大寒桜賞はステップとして非常に重要、左回りで長距離はなかなか無く、ここから青葉賞好走も多い。
しかも前走2着に負かしたのはルヴォルグ、相手も不利の無いレースをしてたのにその時も逃げ切り。
正直今回の面子では総合的に一番強かったですね。
2着のランフォザローゼスは甘い、地力は高いが強い馬には勝てないタイプ、本番は鞍上が変わるでしょうから厳しい。
ピーズワンパラディはマイルだけしか走ってない異色の経歴、溜めた作戦が功を奏しましたが、ここまで。
ウーリリは先週のセラピアと似た感じ。
初の完投遠征に、初の左回りで初距離、しかも強敵でそれを覆すほどのパフォーマンスはできなかった。
このレースはハイレベルなレースの経験か、2000超で実績ある馬が来ていて、結局今回もそんな感じ。
ただ、該当する馬が多く、いかに選ぶかでしょうね。

天皇賞春
時計的には例年ぽいですが、最近の京都は異常に馬場が速いのでかかったなという印象。
前半の1000mは突っ込んだように見えたのですが、中盤はガクッとペースが落ち、全体としてSペース。
その時の位置取りで、ルメールがうまかった。
ペースが落ちたところでフィエールマンは無理なく良い位置へ、グローリーヴェイズも同じような動きで上がって行く、エタリオウは後ろ過ぎで上がって行ったものの直線伸びきれず、2頭のマッチレースで一応フィエールマンが競り勝ちでした。
ただシャケトラがいなくなって、古馬の強いのがいない状態で菊花賞の再戦という感じ。
レベルとしては近年から考えると低いと言わざるを得ないでしょうね。
みんなドバイ行くし、シュヴァルグランあたりがいたら違ったかなと。
フィエールマンは未だに自分の中の評価が定まりません。
勝つのだから強いのだろうけど、どれくらい強いのか、本来は中距離の方が良いようにも思うのですが、使い方が独特なのと、昨年の菊花賞もいかにもレベルが低いと思っていたので。
グローリーヴェイズは上昇馬で、距離も持ったということでしょう、こっちも判断が難しい。
エタリオウは最後方から、という賭けに出たものの流れが向かず、この馬も判断が難しい。
とにかく今いる上位の古馬との対決を。
宝塚あたりで当たってくれると分かりやすのですが。
傾向としては、菊花賞、春の天皇賞の実績馬と、穴は3000以上初の馬で、1,2,3着一応該当してました。
ただレベルによって傾向の強弱があって、なんとも言えませんね。

スイートピーS
簡単に。
勝ったカレンブーケドールはクイーンSからも上位は強い馬たちでしたから好戦からの距離延長が吉、というタイプ。
Sペースからの決め手勝負で押し切りました。
2着のシングフォーユーは逃げるかと思ったら、先行の位置でうまく立ち回り、内から差す競馬、東京はこういうタイプが穴に。
3着は断然人気のセリユーズ。
地力勝負なら上位だったのですが、他も考える、決め手勝負ならどうか。
人気だから安全策で中団の外が裏目に、上りの差が付きにくくその分届かず。
競馬は難しい、勝負に出たからこそ活路が見いだせる、守りに入って負けることも最近は多いような。

新潟大賞典
勝ったのはメールドグラース、連勝からのオープン入りで連続上がり最速は伊達じゃなかった。
日曜に非凡な力を見せていた鞍上のレーンも今後は侮れない。
2着は内から最後に差してきたミッキースワロー、実績ならナンバーワンでJC5着だが斤量も重くてややジリな印象も、厳しいレースで台頭、最後はロシュフォールに競り勝ちました。
3着がロシュフォール、ルメールが人気の馬に乗ると何かした邪魔されて、スタートはぶつけられて仕方なく後方。
最後は地力を見せましたが、あれが無ければ勝ちまであったかと。
傾向としては、格の高い馬、上がり最速が多い馬、オープン入りか数戦の馬、というあたり。
今回は該当も、メールドグラースが上位と取るのはなかなか難しいか。
メールドグラースは崩れにくいし今後注目でしょうかね。


最近感じるのは、ルメール人気の裏をかけ、です。
そもそも騎乗はピカ一ですが、最近は多少邪魔されることも多く、今回のロシュフォールもそうだし、フォッサマグナなんかもやられてました。
一方で、フィエールマンは人気でも拮抗してましたし、ばらけるレースで見事な騎乗。
サートゥルナーリアは抜けた人気で久々と危ないところはあったものの外々回って馬の力も手伝って勝利。
邪魔されやすいかどうかを見極めると、ルメール人気の分おいしい配当が取れるかも。
今週のグランアレグリアも人気になるでしょうから、他の騎手がどう仕掛けるか、内枠だったり先行がごった返すようなら紛れもあるんじゃないかと。
今回はこんなところで。

2回東京2日目の回顧

2019年04月27日 13時45分01秒 | 重賞短評、傾向
来年の自分のためにも。

フローラS
様々な路線からくるから力の比較が難しい上に、2000mという距離も強めの相手と走るのが初めてな馬も多く読みにくいレース。
傾向としては、1800以上での実績ある馬と重賞好走馬が優勢、また勝った馬はその後GIで活躍あっても2着以下はそうでもないレース。
レースは主張してジョディーがハナ、好走は逃げた時のタイプだけに当然か。
そこへかかり気味にセラピアが番手、流れはMペース、そのまま直線へ。
ジョディーのリードをセラピアが詰められず他もなかなか来ないところへ、内からシャドウディーヴァ、外からウィクトーリアが伸び、この2頭の写真判定でゴール。
勝ったのは外から伸びたウィクトーリア。
この馬も逃げた時のみ好走のタイプも今回は控えて溜める競馬で勝負、勝った時の勝ちっぷりが良いので能力は高いものの恐らく気性の問題で活躍できず、今回はうまく能力を引き出した感じ。
2着は内から伸びたシャドウディーヴァ、東京の内は溜めが効くので、我慢して末脚に賭けたのが良かった。
やや甘い面があるものの、前々走が牡馬相手の東京2000mで好走、前走は前の馬の流れでよく詰めた方、と考えれば東京で本領発揮という感じ。
3着は最後まで粘ったジョディー、思い切ったレースぶりで良かったのですが生来の甘さが出ました。
人気のセラピアは関東への輸送、かかりやすい気性もあってどうしようもないレースぶり。
データ的にもここ6年で1戦1勝の馬は3着にも来ていなくて、経験値はもちろん、東京2000mのスタートの形態から経験の少ない馬が揉まれずにレースのするのが難しい、逃げるか、なんなら出遅れるかくらいのレースをしないと。
逆にそれでも勝つならかなり精神面でタフか能力が高い、ということにもなるのですが、今回はそうではなかったですね。
本番のオークスに向けてですが、あってウィクトーリアの方かなと。
最初の傾向ではないですが、シャドウディーヴァはうまく行ってこれだし、桜花賞組との比較は厳しそう。
ウィクトーリアは能力は示して、脚質も広げ、多少は上積みも見込めるかなと。
それでも通用するかは分が悪いという印象ですが。

マイラーズC
ダノンプレミアムの独壇場でした。
ハナを切ったグアンチャーレを見る形で、後ろにはインディチャンプとパクスアメリカーナが虎視眈々。
しかし直線入ると楽に抜け出し、レースの上がり自体が32秒2でしたから差はつきませんでしたが完勝でした。
2着は楽に逃がしてもらって、コース適性も高かったグアンチャーレ。3着はインディチャンプが追うところをゴール前に内から差したパクスアメリカーナ。
ダノンプレミアムはここでは別格、人気通りの勝ちっぷりで力を見せつけました。
ただ逆に心配になるのが、故障しないかなということ。
この上がりは速過ぎる、実際パクスアメリカーナは故障してしまって、堅い馬場も一因になっているんじゃないかと。
グアンチャーレは京都、阪神のマイルで安定していて、今回はダノンプレミアムにかわいがってもらった分2着。
ただ賞金稼ぐとちょっと今後が心配w。
パクスアメリカーナも京都では強い、インディチャンプとは上昇馬としての優劣をつけるチャンスで、勝ちはしたものの故障は残念。
インディチャンプも安定したレースですが、これまでで一番強い面子で、展開も相手に有利に働きました。
そういう意味では経験積んで今後に期待できるとも言えます。
ダノンプレミアムは本番が本当に楽しみ。


マイラーの話
昔から競馬を見てきて、マイルは強い馬がなかなか出ない、という印象を持っています。
過去には中長距離から来た馬にひねられたり、ロードカナロアが距離を伸ばして勝ったり、近年ならルーカスがいましたが、それ以外は勝ち馬がころころ変わって、群雄割拠というよりはレベルが低いという印象でした。
しかし今年の安田記念は、ダノンプレミアムがいて、アーモンドアイも参戦とか、この2頭は日本馬の中では別格のレースをするだろうし、そこへ香港の強力馬も参戦となると、かなり面白くなりそう。
そういう意味ではこれまでマイルGIで良いレースしている馬では歯が立たないんじゃないかと。
今年の安田記念はこれまでにないレースになるかもですね、かなり楽しみにしてます^^。

では今回はこんなところで。

3回中山8日目の回顧

2019年04月20日 11時33分50秒 | 重賞短評、傾向
もう次の週になってますが、のちのちのために。

アルタイルS
このレースは実はハイレベル、時計をもってないと太刀打ちできない、というところがあります。
そのためレベルによってはかなり絞られることに。
今回は5,6頭の勝負というところでしょうか。
勝ったのはアナザートゥルース、中団から外をスムーズに進出、ともに進出してきたグリムを交わしてゴール。
少し勝ちあぐねた条件を抜けて、前走の名古屋大賞典ではグリムの0.6秒差の3着からの勝利。
唯一の関東馬で、力を付けて前走強敵とのレースを経験しそれが生きた形。
このレースで近走条件からの馬はこの馬だけで、この相手で勝つなら今後も楽しみ。
2着は実績十分のグリム、位置取りが少し後ろになって斤量もありましたが地力を示しました。
3着は前走で復活してきたロンドンタウン、過去には上昇一途のテイエムジンソクに土をつけたこともあり、立ち直ればこれくらいは。
ウェスタールンドは少し速いペースながら、早目の進出で伸びきれず、GIでも別格の伸び脚を持っているものの稍重の馬場が気になったか。
その後故障してますから、その影響もあったのかもですね。
アナザートゥルースは勝負になる中では一番実績がなくて、上昇馬の判断は本当に難しい。
ちなみにこの上位とヒラボクラターシュ、大穴でオルナくらいと思ってました。
絞るのが比較的簡単な一方でダートは紛れがあって、それをどう見極めるかが大事。
まあウェスタールンドが故障するなんて予想はしにくいですが^^;。
上位は今後も重賞で好走することが多く、注目していいのかもです。

皐月賞
終わってみれば上位の力が違ったレース。
ランスオブプラーナの先制で流れで1000m59.1秒、このレベルなら平均ペースでしょうか、サートゥルナーリアは先団を外から見る位置、その前にヴェロックス、ダノンキングリーは意外にも3番手、アドマイヤマーズは控えてサートゥルナーリアの内あたり。
直線で前の組は崩れ、有力馬たちの勝負に。
ヴェロックスがスムーズに上がって行って、つれるようにサートゥルナーリアが外から、内を突こうといたダノンキングリーは追い出しを待たされやや劣勢、アドマイヤマーズは良い位置にいたものの、下がる馬の後ろに入って遅れる。
ヴェロックスが敢然と先頭に立つところを外からサートゥルナーリアがスッと並びかけ交わす、内からは遅れて伸びてきたダノンキングリー、アドマイヤマーズは遅れた不利を取り戻すことができず、その形でゴール。
まず1着になったサートゥルナーリアですが、ルメールのテーマはまずは不利を受けないこと。
直前のブログでも書きましたが、囲まれる位置は何が起こるか分からない、だから外を回るしかない。
レースが流れてくれたのは幸運で、遅いと進出してくる馬にかぶされる可能性もあり、となると一緒に進出するしかなくレースが難しくなる。
そして位置取りは想定通りだったかと思います、これまで楽なレースばかりですが、ロードカナロア産駒にありがちな抜け出してからソラを使う癖をこの馬も持っているかも知れない。
アーモンドアイもそれがあって、あえて後ろから行ったり、JC時は後ろの馬が来ないことを確認してから安全に差しにかかる。
となると仮想2着馬を差すのが理想。
そしてその通りのレースをしていました。
当然馬の力がってのことですが、思った以上に2,3着も強くてこの差に。
2着のヴェロックスは交わされた後ぶつけられ、それでも迫ってきたように勝負根性もある、能力も例年なら勝っても良いくらい、今回は相手が悪かったという印象。
自分のイメージ的にはスピードの持続力が凄い印象で、びゅっと切れる馬ではなかったから皐月賞が一番条件的に良いレースだったのですが、地力は高く、まだ成長力とか分からないジャスタウェイ産駒ですからまだまだ怖い面も。
3着のダノンキングリーは注文をつけた良いレース、これまでは溜めて切れるレースをしてましたが、先行もできるならまだまだ強くなる。
最後の脚だけなら勝ち馬より来てたし、この馬も強い。
父ディープインパクトだけに皐月賞よりはダービータイプで、やっぱりこの馬も怖い。
アドマイヤマーズは根性は凄いものの切れる脚がなくて、それで直線遅れたのは痛恨。
並ぶ形ならまだ分からなかったのですが。
距離はここが限界っぽいですし、今後はマイルでスピードを生かす競馬が良さそう、ただダイワメジャー産駒は古馬になって活躍する期間が短い馬も多く、今度のプランはかなり大事。
個人的には追い込みも面白いと思うのですが。
着差を見ればそれ以外の馬との差は歴然。
想像ですが、NHKマイルかダービーかで迷うならNHKマイルに行く馬が多そうな。
とにかく1,2,3着馬はダービーでも楽しみ。


POGでサートゥルナーリアとアドマイヤマーズを持っていたものの、相手もヴェロックスとサトノルークス持っていて、とにかく心穏やかではいられないレースで、勝ってくれた時は喜びよりホッとしたのが大きかったですね。
自分もレースを調べる前は1強と思ってましたが、ダノンキングリーのレースを見直すと、この馬はディープインパクト産駒にしては自在性があって、決め手もある珍しい万能型でしかも能力も高い、少しでもサートゥルナーリアが不利を受けると危ないかもと思ってました。
ヴェロックスも相手が弱いとはいえかなり強い競馬をしていて底はまだ見えてない、今回でその強さを再認識しました。
印象としては、数年前のサトノダイヤモンド、マカヒキ、リオンディーズ、エアスピネル、ディーマジェスティの世代に匹敵するのではないかと感じています。
だからこそ順調に行って欲しいと思うだけですね。
まだ書きたいこともありますが、ちょっと書き過ぎなのでこのへんで。

3回中山7日目の回顧

2019年04月18日 17時11分30秒 | 重賞短評、傾向
今週は土日分けて書きます。
この日はよってたかって、がキーワード。

アーリントンC
このレースは自分のPOGの馬のフォッサマグナが出て、1番人気になったのですが、最近の競馬の傾向が出ていました。
レースはイベリスの逃げ、やりあう可能性もあるかと思いましたが特に争うこともなく直線に。
イベリスが抜け出し後ろがなかなか来ない、そこへトオヤリトセイトが後方から伸びて、さらに後ろからカテドラルとニシノカツナリの追い込み、カテドラルが2着に上がったところでゴール、イベリスの逃げ切り勝ちでした。
イベリスは1200中心のレースから前走フィリーズR4着、実は傾向ではこのタイプはなかなか来ないのですが好走、しかも逃げずに4着ですからこの馬本当は強いのかも、ということは感じてました。
賞金不足で桜花賞は無理でしたが、楽に逃げさせてもらったとはいえ強い内容。
阪神1600mは人気が勝つのでなくて、強い馬が勝つコース、逃げるという条件付きですが本番も注意したほうが良いかと。
2着は出遅れて後方のカテドラル、この馬は初戦の面子がそろっていて圧勝、ヴェロックスにも勝って、弱いわけがないのですが、その後が今一つ、そして面子の落ちたここなら、という感じ。
マイルならヴェロックスと対等と見て良いのかも、となれば本番も面白い。
3着は差し負けたものの相手強化も好走のトオヤリトセイト。
1400mを違うコースで3回走って2勝、すべて上がり最速で、ここでも力を示しました。
今回は差し負けたものの、経験が足りない中での好走は素晴らしく、上の馬との差も少ないとなると本番も面白い。
ヴァルディゼールは伸びてきたところで前が塞がって、そこまで。
力はここでも上位だと思ってたのですが運がない。
そして問題のフォッサマグナですが、ルメールのレースで最近見られることですが、とにかく凄い邪魔されてます^^;。
馬自体初の関西遠征で大幅馬体重減、そのせいかスタートが悪かったのですが、内と外の馬にぶつけられる、そのせいもあってかかかる。
かかったら外に出せないのですが、外から次々と馬が来る、直線も回りが囲まれて、一瞬抜け出せそうな時もぶつけられてました。
若い3歳で、しかも藤沢の馬はこういう攻撃に弱いところがあって、散々の結果に。
先週のグランアレグリアのように邪魔さえされなければ、あれだけ強い競馬をされてしまう。
コントラチェックの勝ち方もそれに近い内容、という感じであの厩舎の馬は圧をかけないといけない、しかも鞍上はルメールですからね。
こういうことが最近多くて、抜けた人気の馬が負ける例も結構見てます。
まあPOGの自分の馬があれだけやられてしまうと言いたくもなるというものですが、いじめ方の意思統一がされているように見えてもしまって、まあ妄想の部類ですが。
ただ邪魔した馬は上位に来れてないので、これは結構複雑な気分にもなります。

中山GJ
こっちもよってたかって、でしたがオジュウチョウサンは耐えきりました。
ミヤジタイガの逃げにオジュウチョウサンが絡んでいく展開、後半は次々とオジュウチョウサンに圧をかける展開も、最後に絡んできたシンキングダンサーを振り切って勝利。
例年とは違いがっつり引っ張る馬がいなくて、かといってオジュウチョウサンは逃げるわけにもいかず、脚の残ってる馬が多くてこういう展開に。
最後は地力が違うという感じでしたが、見ごたえは十分でした。
昨年暮れの中山大障害で勝ったニホンピロバロンとタイセイドリームはオジュウチョウサンを倒しに行ったものの返り討ちに合って、差し脚の残っていた馬が流れ込んだ感じ。
2着のシンキングダンサーは絡んでる前を見ながら最後に上がって行って漁夫の利な印象も、中山大障害も0.7差の4着で力はありました。
3着はマイネルプロンプト、これも序盤は前にいたものの、最後の勝負所で置かれてその分でここに。
個人的にはラビットシップが大穴と思っていて、最後に追い込んできたのですが4着まで。
アップトゥデイトが出てたらしっかり引っ張ってもっと差がつく競馬になっていたのでしょうが、今回は他も考えました。
時計勝負じゃ、どうしよもないですからね。
これで障害GI6勝、史上最強障害馬と言っても過言ではないと思うのですが。
今後どこまで勝つんでしょうか。


そして土曜が終わった時点で自分が感じていたのは皐月賞圧倒的1番人気のサートゥルナーリアが「よってたかって」されたら、という不安でした。
強さは分かってますが久々で経験を積んだ馬たちに囲まれ、経験値の少ない中で勝てるのか。
紛れの多いコースでもありますから、不安はぬぐえません。
という感じで、8日目の回顧になるわけです。

3回中山5,6日目の回顧

2019年04月11日 17時56分01秒 | 重賞短評、傾向
なんだかもうどうでもよくなってきたので適当にw。

NZT
想像以上のSペースで、内からうまく逃げたワイドファラオの勝利。
最近こういうの多いですね。
2着も内から先行できて、楽だったメイショウショウブ、逃げ馬にまんまと逃げこまれました。
3着は後方から1頭別格の脚のヴィッテルスバッハ。
本番はこの馬が面白い。
ワイドファラオは恵まれた面が大きく、本番は厳しそう。
メイショウショウブも先行力はありますが、本番はこんな恵まれずやはり厳しい。
ヴィッテルスバッハは他の馬が伸びて無かった外を回って凄い脚、東京の方が面白そうだしルーラーシップ産駒がこれだけの決め手持ってると少しタフな馬場でにでもなったら面白いかと。
上位のチャンスはありそう。
アガラスは甘い印象、外枠もあってもう一つでした。
しかし最近はSペースで内と先行馬で決まるレースが多くて、馬の強さを考えたら負けなんでしょうか。

阪神牝馬S
こっちもSペース、というかこの面子ならドスローペースでした。
内のクロコスミアが控えて、外が先行、そのせいで内の馬は行き場を失った馬が多数。
このペースだとみんな脚があるからばらけることもなく、前に行った馬の決着で、3番手までのダイアナヘイロー、アマルフィコースト、ミッキーチャームの叩きあいでミッキーチャームが抜け出し勝利。
差しは阪神得意のミエノサクシードが3着に食い込むまで。
ある意味NZTと似たような結果に。
本来はラッキーライラック、カンタービレあたりも先行するはずが、控えたが最後、ごちゃ付きにやられた印象。
逃げたい馬が複数いたのに、全体に競りかけを控えた結果遅くなって、外はうまく行って、内はごちゃついて終了、という感じ。
なんといっても全馬が上がり33秒台以上でしたから、遅さが分かるというもの。
こっちも強い馬が勝った印象はないですし、思い切って行った馬が正解、そういう意味では人気だから負けたとも言えるかと。
しかし同じこと言うようですが、こんなに遅くなるものかなと。

桜花賞
やっぱりグランアレグリアは強かった。
朝日杯は初の関西、右回りとかありましたし、牡馬の上位相手、そう甘くは無かったということでしょうが、牝馬レベルなら。
自分の3歳牝馬の強さの計り方に、古馬になっても牡馬と戦える馬か、というのがあります。
そういう面では、走る前の時点でダノンファンタジー以下は牡馬に対抗できるレベルではないと思っていて、一方グランアレグリアは昨秋の時点で十分牡馬に対抗できるパフォーマンスを示していた印象でした。
まあ厩舎が厩舎なので、ぶっつけに不安があるのは仕方ないですが、仕上がっていれば十分ここでもかつ力がありました。
前半3ハロンは35.4秒で少し遅いMペースという感じで少し恵まれた印象はるものの、直線向いてからは全く他を寄せ付けませんでした。
ダノンファンタジーは射程圏に収めるように先行、しかし最後は力尽きて、シゲルピンクダイヤとクロノジェネシスに差されました。
勝ちに行った分、追いどおしが最後に脚に来た印象。
クロノジェネシスは外から、シゲルピンクダイヤは内から追い込み、その差で2,3着は決まった感じ。
結果か言うと、グランアレグリアが1強だったということでしょう。
勝ちに行ったダノンファンタジーが4着で、シゲルピンクダイヤとクロノジェネシスは自分の競馬をしてこの着順、えてして競馬はこういうものですね。
シゲルピンクダイヤはダイワメジャー産駒の追い込み、先行のイメージがありますが、結構こういうタイプも大駆けするのがこの血統。
日和って少しでも前に行くと切れない、というタイプでもあるので、この競馬で良かった印象。
トライアルはいきなりの強敵相手に2着でしたから、経験という上積みがあったということでしょう。
クロノジェネシスも自分の競馬はできていましたが、勝ち馬とは差があって、あとは人気で外を回ったあたりで3着ということでしょう。
今年の牝馬路線はグランアレグリアを除いて低調に感じてましたが、結果的に阪神JF組を上回る馬が出てきましたし、忘れな草賞のラヴズオンリーユーあたりも結構通用しちゃうのかも。
グランアレグリアがNHKマイルCに回って、混戦に拍車がかかった印象も。
今年のオークストライアルは大事かもですね。

短くしようと努力しても書いてしまうもんです。
今後ももっと時間かけずに書きたいものです。
では。