馬券とPOGを楽しみたい、そんなブログです

競馬が好きで、友人とPOGをしながら楽しんでます。重賞と新馬戦をメインに何かしら書いて行けたら良いですね。

ヌーヴォレコルトとハープスター

2014年05月27日 19時26分10秒 | 重賞短評、傾向
競馬は馬が強くても、それ以外の要素で容易に結果が変わってしまいます。
比較が面白いのでその話でも。

ハープスターのデビューは忘れもしない中京、自分の馬のロードストーム(その後イマイチ)が出ていたのですが、直線で押し合いになって、ハープスターは外に出すのをあきらめて内を突いて勝利。
その時の決め手は確かに目を見張るものがあったのですが、新潟2歳Sの戦慄の追い込み、別次元の伸びでクラシックを意識せずにはいられませんでした。
ただ能力の違いで後方から大外を周る競馬でも勝ててしまうことから、小細工なしに折り合って後方一気の作戦を取るようになりました。
しかしその作戦が阪神JFでは裏目に、レッドリヴェールにわずかに届かなかったのは、この作戦、本当に強い馬がもっと前で伸びてたら届かない可能性も示唆していました。
それでも強い競馬をしていることから、その後もこの作戦を取っていくことに。

一方ヌーヴォレコルトはPOGの馬で新馬から見てたのですが、初戦はパっとしない内容、中団から伸びるもまったく前に追いつけず、2戦目でようやく片りんを見せ、かなりのSペースで前を見る形から唯一33秒台の決め手で勝利。
その後は中京のマイル500万で2番人気から先行抜け出し、坂をものともせず次走オープン勝ちするアドマイヤビジンを抑えました。
初戦は意外とポカのあるもので、アパパネあたりもそうでした、だから比肩するという意味ではないですが、とにかく2戦目からが本領発揮ということです。
ハープスターに比べて、ヌーヴォレコルトは未勝利は差しきり、500万は先行抜けだしの競馬で勝利、器用さを身に着け中京への輸送もクリアしつつ、着実に経験値をつけ勝利していった印象です。
ただこの時期でも阪神JF勢の強さが目立ってクラシック候補に名が上がることもなかったんじゃないでしょうか。
そこから思い切った春のトライアルまでの休養、POGで持っている側からするともっと早く賞金を稼いで欲しかったのですが、結果的にそれが良い方向に。

ハープスターとヌーヴォレコルトの最初の対決はチューリップ賞でしたが、ハープスターが上がり3ハロン1秒の差をつける圧倒的な決め手で楽勝。
ただヌーヴォレコルトは外からハープスターが飛んでくるとそれに呼応するかのように他の馬を突き離し、どうやら抜け出すことで勝てると思ったようで、ここで初めて自分より強い馬の存在を知るわけです。
対決2戦目の桜花賞、ハープスターはいつもの作戦、ヌーヴォレコルトは内でハープスターがより早く動いたものの、前に壁ができ、それを突き破ったもののそこでのロスの分で3着に、ハープスターは2着のレッドリヴェールに雪辱し桜花賞制覇。
しかし、ここでヌーヴォレコルトは勝負根性の一端を見せ、ついた着差は前走より詰まっていました。
そしてオークス、ハープスターは同じ作戦、ヌーヴォレコルトはまたやや詰まったものの追い出しを待つ余裕で一気に突き抜けてきます。
一方のハープスターは関東圏でのレースは初めて、追い出すと内に少しささり、前の馬も外に開いてスパートが少し遅れました。
ヌーヴォレコルトも敢然と先頭に立つものの、ハープスターが追い込んでくるのでは安全とはいえません。
そこへ内からバウンスシャッセが伸びてきて、そこで再び伸び勝負根性に火がついて始めたように見えるし、チューリップ賞の記憶なのか外からのハープスターの伸びを予感してたのかもしれません。
最後まで追い続け、クビ差の勝利。

能力的にハープスターが強いことは分かっていますが、ヌーヴォレコルトは自在の脚質、連勝後に外からあっさりかわされた経験、そして詰まっても最後まで伸びる根性を身に着け、結果そのことで能力を超えてレースの勝利を得ることができたように思えます。
これも臨戦をしっかり考えた陣営や、追える岩田に騎手を変えたことがきいているように思えます。
ハープスターは自在性よりこの馬の決め手を最大限に生かす競馬を身に着けたのですが、どんなレースでも勝てる、という作戦ではなかったようです。
とはいえ、この2頭の戦いは始まったばかり、ハープスターは将来古馬になっても牡馬と対等に戦えるんじゃないかと思わせますが、ヌーヴォレコルトはまだそこまでには感じていません。
バウンスシャッセが皐月賞で牡馬に弾き返されてましたし、そのあたりは推して知るべしでしょうね。
それでも、勝った馬というのは全力を出しているとは限りません。
もっと強い相手でもそれなりに競馬ができてしまう可能性もありますからね。
そんなわけで、秋に再戦はあるのでしょうか。
あるいは古馬になってから?
いずれにしても、この2頭が強いままでまた対決して欲しいところです。

本当はレッドリヴェールも交えて話をしたかったのですが、ダービーに出ますしね、こっちの馬はまだ3歳のGI2戦目が終わってませんから、今語ってもという感じです。
もちろん今年の桜花賞3着までの馬が古馬になって牡馬を駆逐する可能性だってないとは言えないですし。
その可能性は今週のダービーで真実味を帯びるか否か、それも一つの楽しみです。
では、こんなところで。

2014年2回東京5週の感想

2014年05月27日 18時47分12秒 | 重賞短評、傾向
POGは絶好調期に、馬券はもう、、、。

オークス
勝ったのはヌーヴォレコルト、やや遅めの流れで折り合い、前が開いて追い出すと弾けました。
大外から飛んでくるハープスターを抑えてGI制覇、3着はバウンスシャッセでした。
ヌーヴォレコルトは臨戦がとにかく安定して、関西遠征では後塵を拝してしましたが、関東の経験ありのコースで強敵を抑えました。
ハープスターは外に出したいときに内にささったとか、関東遠征や多頭数の左周りがマイナスに働いて、それでも強しの2着。
バウンスシャッセも上の2頭を除けば力は上位でした、内から地力で伸びて3着、ロスをいう向きもありますが、他の上位の馬も何かしら不利はありましたからね。
サングレアルは初の強敵でやはりここでは厳しかったようです、桜花賞組が結果的に強かったというところでしょうか。
傾向は問題なかったのですが、負け続けの自分が弱気過ぎました;;。
自分のPOGの馬をもっと信じないと、3連単取らないともうからないレースでしたしね、、、。
このあたりは別にちょっと書こうと思ってるのでこれくらいに。
ハープスターは2冠を逸したから秋は海外なんでしょうか、2冠取ると3冠への期待で行きづらいですが、行ける?
まあヌーヴォレコルトを持っている自分的には行ってくれた方が秋にもより期待が持てるので良いのですがね。
とまあ、短いですがこんな感じで。

平安S
大荒れの結果、人気2頭が4コーナーで上がってきたのですが、方や57kgがどうかのナムラビクターと関西初遠征のジェベルムーサ、このまま突き抜けるかと思ったらそこからが今一つ。
ペースはそう遅くもないのですが、2番手につけたクリノスターオーが直線で突き放す。
後続はなすすべなしで、後方から飛んできたのがソロル、これまでにない凄い脚でせまったところでゴール。
3着は3番手からねうばりに粘ったワイルドフラッパー、人気2頭に最後まで抜かせませんでした。
クリノスターオーは上昇馬から入ってくる馬はいると思ってたのですが、前走がひどすぎる結果だけに買えない馬でした;;。
ソロルも道悪の中山で好走して、それ以外は今一つで買いづらい。
人気の差し馬2頭は、ナムラビクターがもともと気性に問題のある馬で、このところは安定してたものの、57kgなのか強敵相手だからか思ったように伸びませんでした。
ジェベルムーサは中山が大の得意で、坂コースでこそなのかもですね、平坦だと他も伸びる分で地力を見せられないか、はたまた遠征が響いたか。
トウショウフリークは前走で先行で抜け出してきたからそのレースを狙ったものの失速。
先行馬はデリケートですからね、何かしらで失速することも。
とにかく人気が飛びに飛びましたね。
傾向は一からやり直しですかね。
何と言っても1,2着は紐にも入ってませんでしたから^^;。
この人気2頭は上を狙える馬と見られていただけに次が大事そう。
買いづらくなるなあ。

さて、このところ好調のPOGなので、少し話でも。
2週連続で自分の馬がGI勝ちというのはなかなか無いわけで、1つ勝っても凄いわけですからね。
ヴィルシーナは関西馬を取る方で、ヌーヴォレコルトは関東馬を取る方なので、ともに劣勢から逆転の一発になりました。
自分のPOGのコンセプトとしては、本番で勝てばいい、という考えなので、そういう意味でGIで勝つことは本当に嬉しい^^。
ヴィルシーナにしてもヌーヴォレコルトにしても今年の初勝利がGI勝ちですからね。
ヌーヴォレコルトとハープスターの話は別に書こうと思います。
で、他のPOGの馬も良いのが戻ってきました。
まずは先々週のグランデッツァ、リヤンドファミユやディサイファに注目が集まりましたが、蓋を開けると早めに前を追いかけたグランデッツァが直線は後続を離して大楽勝、時計は1:43:9、本当に強い内容で、安田記念にも登録しました。
もともと血統的に足元は弱い、能力があるならなおさらです。
そのために長期休み明けから2走はダートでもう一つのレース、それが芝で一変、能力を見せました。
アグネスタキオン産駒は本質的にマイラーだと思うので安田記念は良いと思うし、調子のいい時に使うのも一つかもですね。
またいつ脚部不安で休むことになるか分からない馬、もちろん無理はして欲しくないですが、チャンスが少ないであろうことも事実。
体質的にしっかりして問題ないのなら休んで秋につなげてくれてもいいのですが、そのあたりはなって分かることですしね。
で、これって出走できるんですかね?
そして先週はスピルバーグ、後方から別格の脚で差し切り、得意コースとはいえ今の速い馬場でも差し切るのだから見事。
ただ、順調に使えないのか、厩舎が大事にし過ぎなのかわからないですが、とにかく間隔が長い厩舎なのがいくらか不満です。
GI級の素質を期待しても、このままだとGI出る前に引退しそうな、、、。
次はエプソムCとかで、ベストは東京だけに秋につなげて欲しいです。
という感じで、ダービーのワールドインパクトにも頑張って欲しいし、安田記念はグランデッツァの他に、カレンブラックヒルとリアルインパクトが出てきます。
やや復調気味の2頭でGIだから一発に期待です。
まあ海外帰りの飛んでもないのがいますがね、、、。
という感じで、次のPOGの背中が見えてきました。
ディープインパクト産駒は登録されている147頭全部血統をチェックしました。
そのあたりも機会があったら。
では。