この本は、すでに亡くなっている稲見一良さんの作品です。
でもこれを読むなら先に同じ著者の「セントメリーのリボン」(短編集の中の表題作)を読んだほうがいいです。
直接の続編ではありませんが、人物がオーバーラップして登場しますので間違いなくその方が楽しめますので。
ただし「セントメリーのリボン」がつまらないという人には、同じくこれもつまらないと感じますが(笑)
ところで私はこの本のような連作短編集ってのは、形式として気に入ってます。
ベースが好みのものに限られるのは当然ですが、横山秀夫さんの第三の時効や乃南アサさんの音道貴子シリーズなど長編のいいところと短編のいいところが両方味わえるってところがあるんですよね。
この「猟犬探偵」は、主役の竜門卓が日本の大阪西北端の能勢の山奥?に住んでいるという設定がまたいい。
基本的に軽いハードボイルドタッチなのですが、この設定のおかげでハードボイルド小説にありがちな外国人かぶれ感とかカッコつけすぎってところが巧く薄れています。
ただこの連作の最後の話で、それまで読んできて生まれた安心感のようなものがちょっと裏切られてしまいます。
これは賛否がわかれるところじゃないでしょうか。
とにかくすでに他界されている稲見さんですので、絶版になっているデビュー作のダブルオー・バックなどの復刻再版に期待したいところです。
でもこれを読むなら先に同じ著者の「セントメリーのリボン」(短編集の中の表題作)を読んだほうがいいです。
直接の続編ではありませんが、人物がオーバーラップして登場しますので間違いなくその方が楽しめますので。
ただし「セントメリーのリボン」がつまらないという人には、同じくこれもつまらないと感じますが(笑)
ところで私はこの本のような連作短編集ってのは、形式として気に入ってます。
ベースが好みのものに限られるのは当然ですが、横山秀夫さんの第三の時効や乃南アサさんの音道貴子シリーズなど長編のいいところと短編のいいところが両方味わえるってところがあるんですよね。
この「猟犬探偵」は、主役の竜門卓が日本の大阪西北端の能勢の山奥?に住んでいるという設定がまたいい。
基本的に軽いハードボイルドタッチなのですが、この設定のおかげでハードボイルド小説にありがちな外国人かぶれ感とかカッコつけすぎってところが巧く薄れています。
ただこの連作の最後の話で、それまで読んできて生まれた安心感のようなものがちょっと裏切られてしまいます。
これは賛否がわかれるところじゃないでしょうか。
とにかくすでに他界されている稲見さんですので、絶版になっているデビュー作のダブルオー・バックなどの復刻再版に期待したいところです。
「猟犬探偵」特に「セントメリーのリボン」のような短編集じゃなくて連作短編という部分で、よりおススメです。
ただちょっと引っかかる部分があるのですが、おそらく著者が読者に与えたい何かがあったのでしょう。ゆいさんはどう思われるかな?
音道貴子シリーズは好きなんですよ。単純に主人公のファンということで(笑)。
久々にこのシリーズの新しいのが出たようで楽しみですが、通勤電車読み専門の私としてはさらに文庫化されるまでずーっと待ってないといけません(^^ゞ
「猟犬探偵」はなかなか面白そうですね。
私も読んでみたくなりました。
音道貴子シリーズは、私も何冊か読みましたよ。
事件のストーリーそのものより、主人公の人物像や生き方に
魅力を感じます。
私は翻訳物は苦手であまり読まないのですが、唯一読んでいるのが
パトリシア・コーンウェルの「検屍官」シリーズです。
検死官のケイと警部補のマリーノの微妙な関係が面白くて・・。
ストーリーは二の次なんです。(^^;
小説ではないのですが、テレビドラマの「科捜研」シリーズや
「相棒」シリーズなんかもわりと好きです。
もっぱら午後の再放送で観ているのですが・・。(^^ゞ