娯楽作として十分面白い作品です(^^)
読み終わってちょっとなるほどって思ったのは、ダン・ブラウンさんのこの作品、実は「ダ・ヴィンチ・コード」より前に書かれていたってことでしょうか。
意図的にあとから紹介されたんじゃないかって思います。
これが先に出ていたらおそらく「ダ・ヴィンチ・コード」も、あんなに話題にならなかったでしょう。
「ダ・ヴィンチ・コード」は小説であっても、どこかノンフィクションぽぃところがあることでミステリアスさを生み出していてそれが人気の秘訣でしたが、この天使と悪魔は、一見似たような部分もあるものの、雰囲気的にはインディジョーンズばりで、主人公もある意味スーパーマン。
同じようにミステリアスな部分を強調もしてはいるのですが、やはり現実離れしすぎているので、こちらを先に読んだあとだと結局同じ作家が書いた「ダ・ヴィンチ・コード」も同じ印象になってしまう恐れがあるからですね。
そもそも特に男性は、実在するものに絡んで秘密結社とか隠された暗号とか、それが本物っぽいとなぜかワクワクしてしまうんですよね(笑)