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TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

NO EXIT/姫の乱心

2006-04-04 01:21:30 | J-FUSION
本多俊之ラジオクラブネタの続きで今日ご紹介するは姫の乱心バンドとしての唯一のアルバム「NO EXIT」。創美企画より1992年にリリースされたものであります。

さすが元SQUAREだけあって、曲はハードめなSQUAREって感じ。おまけにSAXのゲストで当時現役のT-SQUARE、本田雅人が吹いているもんだから1曲目なんて更にSQUARE度倍増です。
基本的に小生はCASIOPEA派なものですから、SQUAREチックなのはどうも...と言いたいところではありますが、そこが宮城さんの味なんでしょうか、自己主張するばかりでなくメンバーそれぞれの持ち味を活かしきった、王道J-FUSIONのアルバムになっています。土方隆行の鋭いカッティング、渡嘉敷祐一のタイトでスピード感溢れるドラミング、そして六川正彦のグルービィなベース、それらをバランス良く料理する宮城純子のオルガン&シンセ。なんとなく宮城さんの見た目からでは、こんな熱いフュージョンを展開していると思ってませんでしたから、買ってよかったと思ってます。(6曲30分そこそこで3,000円は高いな~とは思いましたが)
ただ難を言えばジャケットデザインの趣味の悪さは...引きます。どっかの少女マンガオタクが同人誌に書いたような、妙なファションの宝塚メイクの女性四人組のイラスト。これじゃ誤解の元です。イラスト集のCD-ROMかと思ってしまいそうですわ。あまりにフュージョンというジャンルに似つかわしくないデザインですね。中身が良いだけにもったいない。

NO EXIT/姫の乱心
JUNKO MIYAGI(keys)TAKAYUKI HIJIKATA(g)MASAHIKO ROKUKAWA(b)YUICHI TOGASHIKI(ds)OSAMU KOIKE/MASATO HONDA(sax)MASAHIRO KOBAYASHI(tp)

プロデューサーの解説によると、当時本田雅人は自宅の留守電で必ずウルトラセブンのテーマを聴かせていたそうな・・・今でいうなら着メロというか着うたに該当するんだろうな~。「留守電」という言葉の響きに思わず時代を感じてしまった。

コメント (2)
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