地球族日記

ものかきサーファー浅倉彩の日記

「社会的課題の解決」と「インターネットの効能」についての考察

2012年02月13日 | 自分日記
IT革命によってインターネットというインフラ登場しました。新たなインフラ上に、ありとあらゆるサービスやコンテンツが生まれました。サービスやコンテンツの魅力はインフラ拡大を呼び、インフラ拡大がサービスがコンテンツの充実を呼ぶというポジティブ・スパイラルが始まりました。

埋もれていたアイデアがたとえ小粒でも、ビジネス化しやすくなりました。初期コストや顧客と出会うコストが安上がりになったからです。
結果として、パソコンさえあれば食べていける人々が増えました。
それにより、意識の変革が起きました。
依存から共存へ。
帰属から自立へ。
インターネットが、人の意識を変化させました。

時を同じくして、地球の生態系は危機に瀕していました。
森が枯れ、土が去り、海は侵され、川はひからび、氷河は溶け、地下資源が容赦なく掘り出され、雨は乱れ、マネーは暴走し、人々は持てる者と持たざる者に分たれ、子どもが飢え、売られ、奪い合い殺し合っていました。

社会全体が、破滅や、その手前の極限状態に向かって、目をつぶったまま暴走していることに気がついた、気がつく余裕があった持てる者の一部で、社会の課題を解決しようとする人が増えました。

ふと横に目をやると、そこにインターネットがありました。
社会の課題を解決するためのグッドアイデアが、拡がりやすくなりました。
社会の課題を解決しようとする人どうしがつながりやすくなりました。
誰もが情報発信できるようになったことで、社会の課題を解決しようとする人が少しだけパワーアップしました。

とここまで書いて、ふと疑問が浮かびます。
社会の課題とはなんでしょうか? 
権力による暴力?

誰かにとっては問題でも、誰かにとっては問題ではない、ということはたくさんあります。というか、世の中、ほとんどがそういうこと。そんなことだらけです。(そんな状況の中で合意形成をするのが本来の政治ですよね。)

誰もが目くじらをたてる、たてなければならない本当の問題ってなんでしょうか?
これよりこっちのほうがいい、というのは状況の改善で、
絶対にこれだけはだめなのに、それが起きているから止めなくちゃ、ということ。
状況の改善にかまけていないで、本当に解決しなきゃいけない課題って何でしょうか?
絶対にだめなこと 誰にとってもだめなことって何だろう?


つづく

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。