地球族日記

ものかきサーファー浅倉彩の日記

R水素のおしごと。3

2010年12月05日 | お仕事日記
ところで、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」という本が
話題になるぐらい、エコや環境問題には、ウソくささがつきまとう。

どうしてそうなるのか、
私が考える本質的な理由はふたつ。

ひとつは、自分の目で見ることができないから。

今の環境問題に文脈を通じる「環境問題」の発祥は、
1972年に出版された書籍「成長の限界」だと言われている。
※ Wikipedia 成長の限界
また、気候変動についても、
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)という"誰か頭のいいひと"が言ったことが
「人間が出すCO2のせいで地球が温暖化している」という有力説の根拠になっている。

※「地球温暖化」Wikipediaより引用
地球温暖化は、自然由来の要因と人為的な要因に分けられる。
20世紀後半の温暖化に関しては、
人間の産業活動等に伴って排出された
人為的な温室効果ガスが主因となって
引き起こされているとする説が有力とされている。
2007年2月には国連の気候変動に関する
政府間パネル(IPCC)が発行した
第4次評価報告書 (AR4) によって
膨大な量の学術的(科学的)知見が集約された結果、
「人為的な温室効果ガスが温暖化の原因である
確率は9割を超える」と報告された。
この報告が現在の世界の動きの基礎となっている。

油田の奥底も、空気中のCO2も、
自分の目には見えない。
地球全体の大気の動きだって、見えるわけがない。
しょせんは人から聞いた話だから、
疑いたくなるのもムリはない。


ふたつめは、エコや環境に取り組むことがえらい。という風潮が
どこからともなくつくられていること。

人間には、
「えらい」とされている何かや、それをしている誰かがいると、
偽善を疑い、暴きたくなる心理がある。
だから、権威ある存在によって理論的に
偽善が暴露されると、「やっぱりね。」となり、
誰かに「でもあれ、うそらしいよ。」と
言いたくなっちゃうところがあるんだと思う。


エコや環境問題には、そもそも"存在基盤の危うさ"がある。

そのうえ。

リサイクル業者の悪行が暴かれたり。

エコを標榜する商品やサービスがあふれかえり、
ひとびとを混乱させたり。
☆ヤシをつかったエコ洗剤を大量につくるために、
オランウータンの住む原生林をヤシプランテーションに
してしまったら、それはエコではない。
☆ホットヨガでLOHASに美しくなるために
暖房をガンガン焚くのもエコではない。

あることを解決するように見せかけて、
別の問題をつくりだすような近視眼的な方法が、
解決策として取り上げられたり。
☆二酸化炭素の地下貯留なんて、そのいい例だ。

していれば、そりゃ「ウソくさい」となって当然だと思う。

だから、
「ウソくさいし、目の前にあるしごとは忙しいし、
恋愛も子育ても買い物もしなくちゃいけないし、
もし本当だとしても私に何ができるの?って感じだし」
という無関心状態になってもムリはない。

だがしかし。

         *************************

以前に行った新宿Naked Loftでのトークイベントで、
マエキタミヤコさんが、
「そういうときは『たしからしさ』で判断するといい」と言っていた。
私はこの言葉を、
いろいろなことに応用できる、同じ時代を生きる先輩の
珠玉のアドバイスとしてインプットした。 

『空気を読む』と言い換えてもいいと思う。

自分の感覚で、気候変動が起きてると思うか。

そして、
もし本当に起きていて、今この瞬間にも悪化しているとしたら、
その先には、何が待ち受けているか。


たしからしさで判断する。空気を読む。


私は、気候変動はたしかに起きていると思うし、
その先には、失業やなんかとは比較にならないクライシスが
待ち受けている空気を感じる。

地球規模の問題で、過去に、比較対象となる危機はない。
金融危機なんかと比べても、リスクの大きさは比較にならない。

目の前にある大切なものだけを見て、
(それは、家族や恋人や友達や生きがいや家やしごとや人生すべて)
それを守ろうとしても、
守ることはできない。

私をふくめ、みんなが住んでいるのは、
権利を持っている家でも、市でも県でも国でもなく、
地球なんだから。

だから、へいきで気候変動懐疑論をばらまく人を見ると、
空気読めないなあって思ってしまう。
何をひとごとみたいに、みんなの"スケベごころ"をあおってんの?って。

そこまで科学を疑うなら、地球がまるいっていう常識だって、
自分の目で見たことがないんだから、ウソかもしれないってことになる。


それに、ここからが重要。


問題は、気候変動だけじゃない。
環境問題をとっかかりにして社会でおきてる
由々しき問題に出会い、掘り下げてみると、
私レベルの人間がちょっと掘っただけで、
すべてはつながっていることが見えてきたのだ。

長くなったので、つづきはまた。

R水素のおしごと。2

2010年12月04日 | お仕事日記
社会に出てからというもの、

今のよのなか、何かがおかしい。

という違和感が、どんどんどんどん、
記憶の底に降り積もっていった。

22歳の私は、むかむかイライラしながら、そう思ってました。
それはもう、小さなコトから大きなコトまで。

初出社の日、エレベーターに同乗した人に
挨拶をしたら、ヘンな顔をされたりとか。
 大企業では、同じ会社の社員どうしでも、
 知らない人とは挨拶をしないのが当たり前らしい。

毎年の健康診断の後は、数値がどれだけ悪かったか自慢が
定番の話題になったりとか。日常的に、「寝てない」とか
「会社に泊まっちゃった」こととかが自慢話になってたり。

同じ部署の広告制作の女性が突然亡くなって、
多分過労死なんだけど、それについての上司のコメントが、
「前にいた部署も同じようなことがあった。たびたびあるんだよ。」
だったりとか。

終電間際の新宿発総武線下り電車に乗るのをためらって、
ホームで立ちつくしてたら、電車の中から
ギャーーーッという、
この世のものとは思えない叫び声が聞こえてきたりとか。

ギャンブルみたいにお金を転がしているだけの外資系金融会社のお給料が、
せっせと食べ物をつくってくれる農家のお給料より何倍も多かったりとか。

入社3年目ぐらいに、高校の同級生に久しぶりに会ったら、
「同期がすでに3人自殺した」と聞いて、耳を疑ったこともある。

今なお、こんなよのなか、本当にごめんだと思っている。
(それで、文句だけ言っているのはいやなので、
 機会と能力がマッチする部分で行動を起こしているんだけど、
 それはもう少し後で)

そんな中、どうやら地球がやばいらしい、という情報を、
新聞やテレビで見聞きする機会が増えていった。

私は、大学の4年間をかけて、
海と、そして、地球が生み出す風と一体化することを追求していたので、
地球がやばいなら、それはイコール私がやばいってことだ。
と、すぐに気づいた。

これは、
シロクマやペンギンがうんぬん、という話じゃなくて、
自分や自分の大切な人々の幸せの話だって。

そこへもってきて、小学生のときに、
どうせ使わない農地をつくるために、豊穣の海がギロチンをくらった
諫早湾干拓事業の惨劇をテレビで見て以来、
お上というひとたちがやることに、どうも信用がおけなくなっていた。

お上というひとたちは、
自然よりもお金を大事にする人たちなんだ、という
不信感が、しっかりと刻みつけられていた。

ジャーナリズムを学ぶために入った大学(新聞学科)では、
「つまりはマスコミ(特に、サラリーマン化した日本の記者たち)は、
自分たちのクライアントとお上に都合のいいことしか書かない」
と、教わった。

そこで、お上とマスコミにまかせておくとロクなことがないと思い、
自分で調べ始めた。
会社帰りに、NGOが主催する環境セミナーに参加したり、
エコプロダクツ展に行ったり、本や雑誌を読んだりして。

よのなかも、だんだんに自然や環境を意識するようになってきた。
というより、エコや、2005年に一世を風靡したLOHASという言葉が
マーケティングに使われるようになったというほうが正しいかもしれない。
ecocoloが創刊されたり、
それまで本屋の専門誌のところにしか置いていなかったソトコトが、
駅やコンビニでも買えるようになった。
地元の藤沢市でも、ゴミ減量のために、指定ゴミ袋への課金が始まった。
ファッションとしてのヨガやマクロビオティックが流行り、
マイ箸やマイボトルを持つ人が増えた。
学生時代に待ちわびた風「春一番」が、年を追うごとに早く来るようになった。
coccoが不朽の名曲「ジュゴンの見える丘」を歌ったのは、2007年のことだ。

Cocco - ジュゴンの見える丘


本質的なことも、そうじゃないことも、
いっしょくたに「エコ」としてもてはやされる中で、
都会で暮らしていても誰もがわかるぐらい、
気温は上がっていった。

長くなったので、つづきはまた。

12月3日(金)のつぶやき

2010年12月04日 | お仕事日記
13:00 from web
12月8日は脱原発の日。高速増殖炉もんじゅがナトリウム漏れ事故を起こして止まった日。それはつまり、原子力推進の論理が破綻した日。それからも毎日5500万円が、ナトリウムをあたためるためだけに使われている。計1兆円を超えた。もったいない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
14:06 from Echofon
今日のニュース。再生可能エネルギー全量買い取り制度に電力多消費産業が反発でこじれ。協議が長期化した場合、経産省が年明けの通常国会で提出予定の関連法案に影響が及ぶ可能性も否定できない。by電力新聞http://bit.ly/ht5icu
14:09 from Echofon
【COP16】日本に化石賞。29日の会議で「13年以降も議定書の下で温室効果ガスの排出削減目標を持つことは、いかなる条件下でも受け入れない」などと発言で。http://bit.ly/horpjO
14:31 from Echofon
ていうか、どう考えてもおかしいですよね。この気候。地球がこわれてく、、、って思うのは、私だけ?
14:51 from Echofon
「なにかしたいな。それも、なるべく、楽しいこと。できるなら、好きな人と一緒に。」  って、万人が思うこと。でも、楽しいの定義はひとそれぞれ。"げんぱつはんたい"とか、こわくてださそうに見えて、じつは、本質的で楽しいんだけどねえ。
14:53 from Echofon (Re: @ktono54
@ktono54 だよねえ。季節がおかしくなると、季節とともによみがえるはずの思い出もなくしてしまう。それはさておき、温暖化急ブレーキ、本気でベタ踏みしなくちゃね。海の近くに住んだら気候難民、なんてしゃれにならない。
19:08 from Echofon
鎌倉市で突風。212棟に被害。住宅に屋根から木が突き刺さる。ひえ~~http://bit.ly/hcxs1L
19:14 from Echofon
今もう一度読みたい@greenz 「第1回気候変動と母なる大地の権利に関する世界民衆会議」での「コチャバンバ合意」http://bit.ly/e5dRDS
19:28 from Echofon
幕末の社会起業家「渋沢栄一」がおもしろい!岩崎や三井が財閥をつくったのに対して、公益に資する500以上もの小さな企業をつくった。
19:53 from Echofon
お!RT @tacshock: 渋澤栄一、僕も好きす。その影響で論語とかも読んでみたけど、論後は僕にはまだ早かった。RT @ayaatagrica: 幕末の社会起業家「渋沢栄一」がおもしろい!岩崎や三井が財閥をつくったのに対して、公益に資する500以上もの小さな企業をつくった。
19:56 from Echofon
へえ。すごいね。RT @hiromimatsubara: 先日、孫に房総で会ったよ。RT @ayaatagrica: 幕末の社会起業家「渋沢栄一」がおもしろい!岩崎や三井が財閥をつくったのに対して、公益に資する500以上もの小さな企業をつくった。
20:02 from Echofon
今日は、ひらめきの連打の調子があんまりよくない。鼻がつまってると、脳もつまるのか。でも、ここでがんばるのがプロだもん。だから、がんばるもん。
20:29 from Echofon
1ポン書了!あと3ボン♪
21:20 from web
2本目書了っ。ちょっと休憩。
by ayaatagrica on Twitter

12月1日(水)のつぶやき

2010年12月02日 | お仕事日記
05:12 from Echofon
考える責任。行動する責任。
13:05 from goo
R水素のおしごと。 #goo_imco203 http://bit.ly/dUiKlQ
13:24 from web
文章を書くって、つまり、ひらめきの連打だ。
13:29 from web (Re: @shimp79
@shimp79 同い年の方からステキなリプライうれしいです。→人類の生きる道をさがして、前を向いて歩いて生きたいですね!!←本当に、そうですね。
15:26 from web
エネルギーのことを学べば学ぶほど、私たちが、いかによく知らないものに頼り切って生活しているかを痛感する。今あるのは、ほんの150年そこら前の発明がつくった当たり前。だから、変わって当然なんです。
15:28 from web
行ってみなければわからないということは、行ってみなければわからない。
やってみなければわからないということは、やってみなければわからない。
15:38 from web
よのなかが、雪崩をうって、原子力発電推進(=核の尊重・拡散)に向かっている。
16:42 from Echofon (Re: @900dohc
@900dohc へえ。違うところも、あるんだ。原発輸出に原発神話教育、オール電化の普及、、、そうとしか思えないけど。詳しく聞きたいものです。
16:53 from web (Re: @900dohc
@900dohc そういうことか~。ただいまです♪ピースボートの存在に感謝してます。ありがとう。反対派はたくさんいるけど、政策に反映されていない気がします。そして水面下では、ちゃくちゃくと原発推進の方向、、、
16:55 from web (Re: @fumikinoshita
@fumikinoshita @tetra_ さん 注目の中南米、ニカラグアで、反核・再生可能エネルギー政策がダイナミックに進行中、という話をしようと思ってました。環境大臣にインタビューできたので!クリスマスプレゼントって、たとえばR水素Tシャツとか?
17:12 from web
全世界の四輪車の保有台数は2008年に9億7,306万台。人口1,000人当たり144台、6.9人に1台普及しています。二輪車の全世界での保有台数は2億台前後と見られています。http://www.jama.or.jp/world/world/world_2.html
17:26 from web (Re: @900dohc
@900dohc そうそう。ちょっと知れば、わかること。でも「げんぱつはんたい」とかこわいし堅いし、かわいくないから、知りたくない心理はあるのかも。民主主義の底上げしなくちゃ。twitterとかのソーシャルメディアをうまく使えるといいんだけど。
17:28 from web
小学校・中学校の総合学習向けの教材を、いろんなグループが出しています。これは経団連の広報センターのもの。http://www.eco-san.jp/01knk1.htm電力会社もガス会社も。
by ayaatagrica on Twitter

R水素のおしごと。

2010年12月01日 | お仕事日記
フリーライターというお仕事。をベースに
生まれたR水素のお仕事は、
世界をポジティブにでんぐり返すお仕事だ。

この絵の下が、残念ながら、今の世界。
ぐるりんっと、でんぐり返して、上の世界にシフトする。



シフトは、地球に棲むすべての人間が、
耳に入ってきた地球の「いのち」の危機についての情報を、
身の回りでたびたび起きるネガティブな事件と同じように、
自分のこととして意識し、考え、行動することで起きる。

それができなければ、20年か30年か後、
今のような暮らしを続けられているはずがない。
自然の摂理に調和していない社会・経済システムが、
今のままで、あと20年も30年も続くはずがない。

私はただ、直観として、そう思う。
この直観は、サーフィンを通じた海とのかかわりが、
もたらしたものだと思う。

だから、とても、確かなものだ。

その確かさを、私は信じる。

だから、
誰かがなんとかしてくれるのを待つぐらいなら、
自分で動きたい。

そうじゃないと、人生が楽しくない。

気づいているのに、行動しないのは、
かっこわるいと思うから。

11月30日(火)のつぶやき

2010年12月01日 | お仕事日記
13:22 from web
エジソンが電球を発明したとき、フィラメントに使ったのは、なんと日本の京都から持ち帰った竹!今はタングステンが使われている。知らなかった~
13:36 from web
PHP研究所 「電気の大研究」超おもしろ!エネルギー科学博士でぷち発明の第一人者川村康文氏が監修。デンキナマズの発電のしくみとか、雷がなぜ曲がってて光るかとか。
13:38 from web (Re: @fumikinoshita
@fumikinoshita @tetra_ させていただけるんですか!?うれしい!しまーす♪
by ayaatagrica on Twitter