地球族日記

ものかきサーファー浅倉彩の日記

大学生のころ、こんなことを思っていました。

2011年12月08日 | 自分日記
ずっと前に書いて、どっかに出すはずが、お蔵入りになった文章が出てきました。
ここ最近、自分の頭の中にあることばっかり書いててうざいんですけど、ま、ブログだからいっか。
ということで。

私が働く理由。みたいなもの。


大学生のころ、こんなことを思っていました。

「風がある日はウィンドサーフィンをして、
波のある日はサーフィンをして、
どっちもない日は素潜りをして、生きていきたい。」

毎日毎日、そういう生活をずっと続けたら、快楽に倦むどころか、生きることへの学びを深めて、とびきりステキな大人になれると信じていました。
全日本学生ボードセイリング連盟の選手として、ウィンドサーフィンに明け暮れる毎日の中で、海や海の仲間から、言葉にならない多くのことを学んでいた頃のことです。

そうこうするうちに時は流れ、大学卒業とともに、あっけなく経済大国ニッポンのあらがえない渦に巻き込まれていきました。それも、かの有名な「ロストジェネレーション」として。
一番になるために営業成績の数字を追いかけたり、記事制作の締め切りに追われたり、時間やお給料と戦い、海では出会い得なかった人々に出会う中で、さまざまな情報が、頭と心を行き交い通り過ぎていきました。外からの膨大な刺激にさらされて、多くの「疑問」や「悩み」や「憧れ」や「つかの間の信念」が浮かんでは消えていきましたが、社会に出て5年が経ってなお残ったのが、どうしてもなくならない、しぶとい2つの願い。この2つの願いに、徹底的に向き合うために、私は今、働いているのだと思います。

その願いとは、「もっと地球と上手につき合える人間でありたい」ということ。
そして、「自分も含めたすべての人に人生に根付いた仕事をしてほしい」ということです。この2つをまとめると、「人間と自然が大切にされる社会にしたい」ということになります。

私自身は、海と交わる日々を通じて、風や波と調和し自然とひとつになれた時の深い幸福感や、宇宙の摂理でいとも簡単に私たちをもてあそぶ風や波という自然への畏怖を知りました。自然を「対象」としてではなく自分の一部として、自分を自然の一部としてとらえる感性が刷り込まれてしまったので、私にとっての人生に根付いた仕事のテーマは、人間の自然との関わりなのです。

具体的には、人間がもっと地球と上手につき合うための鍵であるエネルギーを持続可能なものに変えていくためのアクションをしています。ビジョンは、世界中のエネルギーを水と自然エネルギーでつくる持続可能なエネルギーのかたち「R水素」にシフトすることです。そのために、行政やビジネスラインの方々に伝え広めています。
そして、これまでの仕事で培った情報発信の企画・制作力を生かして、仲間のすばらしい活動を一人でも多くの人に伝えていくことが、今の私のミッションです。