ここのところ、テレビを見ないで食事をするようになって気づくのは、我々の限られた時間は、一部のくだらないテレビ番組を見るような現実逃避をやめてしまうと大幅に増えるということです。
つまり、テレビはミヒャエル・エンデの有名な小説”モモ”に出てくる”灰色の男たち”=”時間泥棒”のような面が番組によってはあるのです。
現実逃避の時間が増えれば増えるほどに、私たちが想像力をフル活用して自分のことをしっかりと見つめ、過去を省み、現実の問題を解決し、未来をイメージするための”自分の時間”が減っていくのではないでしょうか。
もちろん、テレビ番組の全てが現実逃避というわけではなく、非常に有意義なものもありますから、十把ひとからげに語ることはできませんが。
何か最近、ほんとに生きていることが生々しく感じるようになりました。
特別な刺激がなくても、普通に生きていても十分人生は刺激に溢れています。
特別な刺激がなくても、普通に生きていても人生は刺激に溢れている、これは「食べ物の味」にも言えますね。今まで刺激的な味を際限なく求めて、餓鬼道に陥っていたんだな、と思いました。
生きるリアリティ、時間の流れ、刺激の意味。
感覚がどんどん変わってくるのでそれを記さないと落ち着かない感じです。