自分の幸せを追求していくと、結局周りの人の幸せとか、あるいはもっと広い範囲にいる人の幸せ、更には人類全体の幸せとかに結局結びついて行くんだと思うんです。
自分だけ幸せになろうと思っている人が本当に幸せになれるのか?はなはだ疑問です。
自分だけ幸せというのは一体どういう状態でしょうか? 自分だけ優越的な地位にいて、他の人がひれ伏していたら、自分だけ幸せ?そんなことはないですよね?
幸せの定義にもよりますが、人間って、周りを幸せにすること以外で、絶対的幸福感を手にするのってかなり難しいんじゃないでしょうか?幸せというものが、独りよがりなものでないことは誰もが分かっているはずです。幸せは、他者との共感抜きにして成立しないと私は思うんです。自分だけの幸せを追求するのは、結局孤立することを目指しているのと大して変わりません。
ま、究極の独りよがりこそが幸せで、それはたった一人でも可能なんだ、って主張されてしまえば反論は難しいですが(笑)。
あと、戦略的見地から言っても、自分だけ幸せになろうっていうのはむしろ下手な部類に入ると思います。人って、人が何を考えているのか結構感づくもので、そういう考えを持っている人に対してはどんどん足を引っ張る行動に出るものです。
結局、論理的にも、戦略的にも、自分だけの幸せを追い求めるっていうのはどうも、ほとんど失敗する可能性が高いように思うんですよね。
もちろん、余裕のないときには人のことなど構っていられない、というのも分かります。そういうときももちろんあります。でも、何を目指すか、ですよね。
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