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見習うべき生き方の同級生!

2023年10月21日 | 生き方

今月の始め 

飛騨高山で下呂町立上原小学校の同窓会があり

私を含めて12名の参加がありました。

その中で 今回の幹事をしてくれたのが 飛騨細江に住んでいるT君です。

彼は卒業後 岐阜県警に奉職し長らく刑事畑を歩き

数年前に山県署副署長を最後に定年退職してからは 

高山の免許センターで講師をされています。

 

同窓会で免許の話になって 

私は昨年ゴールド免許に戻ったと話し 

別の同級生は 駐車違反をして次回の更新ではブルー免許になると言い

幹事のT君は 僕もブルー免許だと言ったのです。

違反講習の講師が 違反しては洒落にもなりませんが

そのいきさつを聞いてみんな感心してしまいました。

 

T君曰く

数年前 山県署副署長の時の話です。

金華橋を南進し右折すると 忠節橋へ続く堤防道路がありますが

その右折は時間規制があり 夕方は17時から19時まで右折禁止になるのです。

T君は ぎりぎりの時間だったので大丈夫だろうと思い

右折して堤防道路へ入ったら 

白バイが張っていて停止を求められ免許の提示を求められたそうです。

「旦那さん 17時3分で右折禁止違反です、切符処理をします。」

そう言って切符を切り始めたそうです、

そして最後に職業を聞くので「山県署で次長をしている。」と申告したら

その白バイ隊員さんは 真っ青になってブルブル震え出したそうです。

切符を切る手が止まってしまって・・・・・。

 

そこでT君は「早く処理をしなさい 違反は違反です。」と言って

切符処理を促したそうです。

 

当たり前のこととは言え 

T君は 白バイ隊員さんを 

犯人隠避の罪から守り 警察官としての範を示し

一人の人間として尊敬される上司として永久に記憶される素晴らしい行為です。

 

もし自分がその立場なら

「おい切符なしにしなさい」と自分本位の考えを押し付けたかもしれません。

自己勝手な人間は 立場を悪用しやすいですから。

 

同級生に こうした人間性の高い常識人がいてくれるお陰で

きっと 何かそういった立場に立った時 

必ずT君の話を思い出して 

モラルを守る行動が出来そうです。

刑事の時には鋭かった目つきも 

温和な目つきに変わっていました。

私の右隣がT君です。


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