決算と成長戦略 会社の構造は変わってきた！

８年前　５０歳の時に
タイヤ屋＝会社という姿から
カーコーティングと洗車の専門店のキーパープロショップ岐阜店を開業させ
第２の創業として踏み出しました。

タイヤ屋のままならほとんど借入金もなく
こじんまりとしたバランスシートのストック面は健全でありました。
しかし　新たな分野への挑戦は　投資分のほとんどを長期借入金で調達するので
財務面は　タイヤ屋の左前状況に輪をかけて悪化するのはわかっていました。


「タイヤ屋のまま縮小均衡」ＶＳ「新規事業で構造転換し成長拡大」
この二つのせめぎあいは　私の心中であれこれと夢想や期待・不安の中で揺れ動いたのは事実です。

過去に成績の良かったタイヤ屋も時代の変化に翻弄されて
業績の悪化は止まらず　競争は激化し厳しくなるのは身に染みて感じる中で
引き込もるか・打って出るかの選択をいろいろ吟味しましたが
最後はあっさり「何とかなるやろ」という感じでありました。

これはタイヤ屋隣地の活用を地主様から要請されていて
田んぼが宅地転換できて　商売用地にできるスケジュールを把握し
あれこれ構想が先行して　絵が描けていたのがものすごく幸いだったのです。


それからあれこれあって　
新店の赤字期間を周囲の協力で乗り越えて
第２創業７年目の決算で　構造が転換した結果を残すことができたと考えています。




当社には不動産などの資産は全くなく
すべての店はお借りしてる「現代の小作人」です。
だから商売でキチンと結果を出して　
小作料＝家賃を払わせていただいて地主さまや社員に喜んでもらい
その喜びをベースに　お客様の喜びに繋げていく地道な商売です。

銀行さんが事業性評価と呼ぶ
キチンとした利益が上がるビジネスの構築を
私たちは車美容業へ進出することで　新たな道へ踏み出し　
決算で結果を示すことができた、と　思う次第です。


フロー面の損益計算書は　それを物語ります。
またストック面で貸借対照表では　
その挑戦がいかに借入金に依存する背水の陣であったか（まだまだ油断はできません）物語ります。

第２創業から７回決算を数えますが　
そのうち実に３回は赤字決算で　
今回社員さんの努力とお客様の支持を得て４回目の黒字で目途が立ってきたようです。

赤字決算は良くありませんが　「虎穴に入らねば虎児を得ず」
カーコーティングと洗車の専門店は黒字化するのは開業三年目と
師匠からキチンとアドバイスを受けていたので　
それを信じてしのぐことができました。

最初から覚悟があったのです　
もし期待だけなら赤字に押しつぶされて焦りと恐怖で押しつぶされていたに違いありません。
私は人に恵まれて運が良かったようです。



ただこれで良くなり終わるわけではありません
さらに先行投資を継続し　事業としてイマージン車美容室を固めていかねばなりません。
借金が減ったと喜ぶのは束の間　
また借入金を増やして新たな挑戦に繰り出します。

そうなると借入金の苦しみは　
苦しみとは感じず快感とも感じる不思議さです。
なぜなら　借入金の反対側には資産として　
建物や構造物・付帯設備といった
コーティング洗車専門店の装置があり
この装置が差別化の卵なのです。

だから私の解釈は　洗車やコーティングで一般客様を対象とした商売は
装置産業として捉えないと　本質を見誤ると感じるので
せっせと銀行筋に予測の法螺を吹きまくり　
のちに実績で示し　読みの正確性と事業センスを誇示しているのです。
しかも　その事業センスは私のものでなく
キーパープロショップの事業性という
他人様＝師匠のアイデアの丸ごとパクリですので
天狗になることもありません、無私的になればそれでいいのです

すべて借り物でビジネスを展開するのは面白く楽です。
ありがたいことです。
さあこれから　この決算書をもって　次の借金の相談へ行きます！


会社の成長戦略などと偉そうなことを書いていますが
内実は借金の成長なんです、エへへへへ。


イマージンのＨＰです。





タイヤ専門店イマージンのＨＰです。


キーパープロショップ岐阜店
http://www.keepercoating.jp/proshop/gifu/city988/00357/

キーパープロショップせき店
http://www.keepercoating.jp/proshop/gifu/city992/05737/


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