タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

~松江・千鳥城天守閣~

2012-12-18 | 風景

松江城の大手門跡から太鼓櫓を見上げて、石段を二つ上った右手、武具櫓の石垣下か

ら、杉木立越しに見上げる千鳥城天守閣、石垣の上のがっしりと構えた天守閣は、「不落

の城」のイメージがあり、大変好きなアングルの一つです。

本来、城は「守りの城」が基本、「攻めの城」は唯一、あの有名な豊臣秀吉の箱根・石垣

「一夜城」だけと言われていて、ほとんどが不落を目指し築城される「守りの城」となっ

ています。

時々、松江城に散歩に行きますが、そんな時もついつい内堀、外堀や橋の配置を見て、

門跡や馬溜脇の堅牢な石垣群・城門跡を見ながら、各櫓・鉄砲狭間・忍び返し・石落し・

糧 庫、井戸等の籠城の情報集めも?(松江城は実戦向きの城郭)、序々に城郭の全体

を明にして行く、そんな童心に立ち返った楽しみ方をしています。

そんな中で、数年前天下の名城「熊本城」を訪ねましたが、近代兵器戦の西南戦争の折、

薩摩軍14000に対して官軍4000で戦い、一人も城に入れなかったと云う文字通りの「難

攻不落の城」は、ずっしり見応えがあり感動たものです。

             ~今日も良い一日であります様に~


12月16日(日)のつぶやき

2012-12-17 | 植物

~弓ヶ浜半島から大山を望む~

2012-12-16 | 風景

先日、白鳥スポット巡りの途中、弓ヶ浜半島の浜辺に立ち寄って見ました。

海の青、松の緑が、冠雪を頂いた霊峰大山を背景に、絶妙な風景を創り

出しており、とても綺麗で、晴れ晴れとした気持ちになれます。

私の好きな風景の一つで、境港方面に出掛けた時には、必ずこの浜に

ちます。

この日は、この時季には珍しく、日和も良く穏やかな海でしたが、これから

冬に向かっての、あれ荒(すさ)ぶ男性的な日本海も、また良いものです!

        ~今日も良い一日であります様に~

 


白鳥は かなしからずや 空の青 うみのあをにも 染まずただよふ。~若山牧水~

2012-12-14 | その他

夕方になると決まって、白鳥達は「コー コー 」と鳴きながら、次から次へと上空

中海越しの彦根水鳥公園に帰って行きます

今日は朝からお天気が良かったため、宍道湖・中海・白鳥ロード・浜佐田平野等

白鳥スポットを一巡して来ました。

今日は久し振りに陽の射す陽気、いつもより多目の白鳥達が彼方此方に出掛け、

終日、気持ち良さそう泳いだり、餌を啄んだりしていました。

浜佐田平野では、二番穂や農家の人がわざわざ刈り残してくれた稲穂が、まだ豊

富にあるめか、相変わらずたくさんの白鳥がせっせと通ってきています。

この白鳥(コハクチョウ)、毎年10~4月の間、約4000Km離れたシベリアから、

日本(北海道)に約2週間掛け、途中で休み休み渡って来ます。(島根までは約50

00Kmも)

コハクチョウは、シベリアでツンドラの氷が解けて湿原となる夏に雛を孵し、更に

3ケ月掛けて、餌の取り方や飛び方などを教え、9月に入ると日中でも氷点下の氷

に閉ざされて餌が食べられないため、越冬、子育てのため日本に渡って来ます。

今日も何事もなかった様に、優雅に泳いでいる白鳥にも、「種の保存」と言う使命に

命掛けで頑張っているんですね。

それにしても最近の世相は、この白鳥の生活から、人間達が見習うべきところが大

きい様です

              ~今日も良い一日であります様に~

 

 


♪時が二人を追い越してゆく~  「シクラメンのかほり」

2012-12-12 | 植物

お正月花の一つとして、冬の花にしては燃え盛る炎の様な花「シクラメン」を買い求めて来ました。

今では「シクラメン」が一般的な呼び名となっていますが、かつては、この花を見た九条武子(京都

女子大学創設者)が、「これは篝火の様な花ですね」と形容したのが由来で、「篝火花:カガリビバ

ナ」とも言われていた様です。

この花の原種は、地中海沿岸のトルコからイスラエルにかけて自生しており、伝説では「草花好き

のソロモン王が、王冠に花の模様を取り入れようとして、花々と交渉したが断られ、唯一承諾して

くれたシクラメンに感謝すると、それまで上を向いて咲いていたシクラメンが、恥ずかしさと嬉しさの

あまり、俯いてしまった。」と云う面白い伝説があります。

布施明の歌「シクラメンのかほり」の大ヒットで、香気への要望感が強くなってきたが、元々、シクラ

メン(園芸種)には香気がほとんど無いため、その後、野生種の芳香を生かすための、改良に改良

が重ねられ、近年になってやっと我が国で、「シクラメンのかほり」の期待に沿う品種が生まれたそ

うです。

「シクラメンのかほり」   布施明歌

真綿色したシクラメンほど清しいものはない                                                                      出逢いの時の君のようです                                                                        ためらいがちにかけた言葉に                                                                       驚いたようにふりむく君に                                                                           季節が頬をそめて過ぎてゆきました

うす紅色のシクラメンほどまぶしいものはない
恋する時の君のようです
木もれ陽あびた君を抱けば
淋しささえもおきざりにして
愛がいつのまにか歩き始めました
疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう

うす紫のシクラメンほど淋しいものはない
後ろ姿の君のようです
暮れ惑う街の別れ道には
シクラメンのかほりむなしくゆれて
季節が知らん顔して過ぎてゆきました
疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう

                     ~今日も良い一日を~


サンタさん 今年は何を 持って来て。

2012-12-11 | その他

夜の街に出て見ると、光に彩られたクリスマス・ツリーやアーチ、イルミネーショ

が夜空に綺麗に輝いて、すっかりクリスマスの準備が整っています

毎年、この時季が来ると、孫々・・・達から、必ず一本の電話が架かって来ます。

「今年のクリスマスもサンタさんが来るのかな~」と、さりげないクリスマスプ

ゼントのおねだりです。

続けて「今年は、学用品とプラモデルが欲しいと、サンタさんに頼んでもらっ

あるんだけど」・・・・「他には・・・ゲームソフトも欲しいな~」等と、プレゼントの請

求に併せて、ダブらない様にと、ちゃっかり調整もやってのける。

ネット調査では、プレゼントの平均金額は、小学生で5千円とか、それでも孫が

多いと結構な金額になる。

「年末年始は何かと物要りなことだ!」と言いつつ、今年もプレゼントをしない訳

には行くまい!

今朝の某局の「朝〇〇テレビ」では、クリスマス・ケーキの簡単な作り方を放送し

ていたので、思わずメモを取ってしまっていた。

今年は「手作りケーキでも作ってやるかな~」と、思ったりしているところである!

ほんと、じじ馬鹿だね~ 

          ~今日も良い一日であります様に~

 


隣る家も その隣る家も 柿たわわ。    ~高浜虚子~

2012-12-10 | 風景
 
サザンカと、椿が並んで、咲き競い。
 今年は例年より暖かいためか、庭の椿がもう咲き始めました。 昨年より咲くのが1月以上も早く、長く楽しめて良いのですが、今年はまだ霜も降っておらず、この冬の雪の下を越えるのも...
 

昨年の今頃まだ暖かく、庭の椿の花がぼつぼつ咲き始めていたようですが

今年は寒い!

今日も時折雪がちらつき、雪に備えて早目のタイヤを先日交換したばかりです。

周囲の山々も紅葉はほとんど終わり、散歩道の脇の茅葺屋根の農家では、空

き地で焚き火の煙が上がっています。

昔は、田舎で良く見られたこの風景、いつの頃からかダイオキシンの大気汚染

の関係で、今ではとんど見られなくなってしまいました。

田舎育ちの私には、晩秋から冬に掛けての、この昔懐かしい師走の風物詩、

ぜか気持ちがホッと安らぐ気がします。

子供の頃には、12月に入ると、あちこちの農家で、一年間に溜まったゴミをかき

集め、空き地に積み重ねてゴミ焼きをする煙が立ち昇っていたものです。

近所の子供達は、家からサツマイモを持ち出し、焚き火に放り込んで焼いて食べ

たものです。

その焼き芋の、なんと美味しかったことか!

                   ~今日も良い一日を~

 

 


名作洋画「第三の男」   ~オーソン・ウェルズ~

2012-12-08 | その他

昔懐かしい名作洋画、「第三の男」をレンタルしてきました。      ~第三の男・オーソン・ウェルズ~

キャロル・リード監督(1949年・イギリス)の「第三の男」は、映画史に燦然と輝く名作中の名作で、ラストシーン

は、映画ファンの記憶に鮮やかに焼き付いています。

映画は、アメリカ人作家(ジョゼフ・コットン)が、古い友人(オーソン・ウェルズ)の招待を受けて、第二次世界大

戦後の、四国統治下(米英仏ソ)のウィーンを訪れるシーンから始まります。

ホテルに着いた作家は、友人には会えず、その友人の葬儀が行われることを知り、突然のことで戸惑いながら

も葬儀に参列し、友人の仲間らしき男達や治安警察官と出会います。

友人の死に疑問を持ち、友人の悪い噂を耳にした作家は、「彼はそんな男ではない」と反発し、調べて行くうち

作家は、友人が巻きこまれた交通事故の現場には、関係者の他に「第三の男」が居合わせたことを知る。

この物語は、交通事故でカモフラージュされた、友人の失踪の真相を突き詰めて行くストーリーとなっており、

解きには、治安警察や美しい女(アリダ・ヴァリ)、友人を知る人々がが絡みながら、徐々に友人(第三の男オー

ソン・ウェルズ)の正体(闇商人)が暴かれて行くにつれて、作家の心に友人への憎しみが沸き、自分の心に刻み

込まれた傷は、一生消せないと感じてゆきます・・・・作家は、治安警察に協力して、友人(第三の男)を逮捕する

ため、罠を仕掛けます・・・・

「第三の男」は、モノクロの光と影の織りなすスクリーンによって、物語の闇の部分・心理・緊張感・謎が一層効果

的に出された映画だと思います。(カラーでは、決してこうは表現出来ないでしょう!)

第三の男(オーソン・ウェルズ)が、真暗闇から登場するシーンには、圧倒的な緊迫感と存在感があります。

また、作家が友人と言葉を交わす観覧車のシーンや、治安警察と共に友人を追い詰め、遂に作家の手により射

殺される、下水道での追跡劇は圧巻、まさに映画史に残る名場面だと思います。

そして、何と言ってもこの映画は「ラストシーン」でしょう。

劇中で作家の心の変化を描いた後に、並木道に佇む作家の横を、美しい女が遠くから段々と近付いて来て、無言

で通り過ぎて行く姿を映し、映画は終わります。

(一人の男が失った友情と、一人の女が失うことのなかった「第三の男」への愛が、鮮やかに交錯しています。

                                              ~ラストシーンの映像~

                 ~今日も良い一日であります様に~

                                                                                           


寒空に 彩添える 皇帝花。

2012-12-07 | 植物

寒空に「皇帝ダリア」の花が、道行く人を見下ろしています。

この花をはじめて見たのは7、8年程も前のこと、それまでのダリアの常識

では考えられない、背高のっぽで大きな花、当時は非常に珍しい花で驚

ましたが、その後植える人も段々と増えてきて、今では良く見掛けられる様

になて来ました。

秋には花茎がグングンと伸びて、二階から花見が出来るほどの高さにもなり

、薄紫・ピンクの大きいな花が、次から次へと咲き、青く澄んだ空に良く映

ます。

「皇帝ダリア」の花名は、樹木に劣らぬほどに堂々とした姿が、「帝王の様で」

「威厳がある」というのが由来とか、またナポレオン皇帝が愛した花とか、言

れているの様です。(別名:木立ダリア、帝王ダリア)

季節は夏から秋へ、そして陽が短くなり肌寒くなる晩秋から、冬に向かって屋

外に花の少なくなる時期、皇帝ダリアの花が彩を添えてくれます。

花言葉「乙女の真心」「乙女の純潔」は、青空に映える澄んだ清潔感のあるピ

クの花姿からきています。

                                           ~満開の皇帝ダリア~

                              (マクロの世界~ダリア)