タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

やまももの 落つる音無し 五月雨   ~松尾芭蕉~

2013-06-29 | 植物

公園を散策しているとヤマモモの実がポトリと落下、愛犬の脳天に命中し真っ赤

に染まり、犬もビックリだが(チワワは神経質で大きく反応する)、当方もビックリした。

この公園の森にヤマモモの木があることを、私は知らなかった。

見上げると、赤く色着いた実が鈴生りになっている。 

もう少し時間が経つと赤黒く熟して、ポタリポタリと辺り一面のアスファルトを埋め尽くす

ことだろう。 

これが結構散歩中の年配の方には危ない!  

踏んだりしょうものなら、ツルリと滑って転んでしまう。(御用心を)

ヤマモモの実は、雄木雌木(雌雄異株)揃っていないと実が生らず、またその味が「桃」に

ていることから、こう名付けられたそうだ。(一枝頂戴して帰り、食べて見たが確かに甘酸っぱく、似

ていると言えばそのような・・・)

「古事記」の世界では、伊邪那岐命(イザナギノミコト)が、「桃の子(み)」を投げつけて、

泉(よみ)の雷神を退散させたとの記述があり、これは、「山桃の実」であるとする説が

力。

その「黄泉(よみ)比良坂(黄泉の国の出入り口)」は、市内の東出雲郷(あだかい)にあり、

日も立ち寄って来たところである

話はとんだ所に反れてしまったが、この「山桃の実」、ジャムや果実酒にしたり、また食

ても非常に美味しい。

             ~今日も良い一日を~