市内を車で走っていると、民家の塀越しに、桜に似た花？が満開。
何の花だろうと思いつつ、帰り道に車を止めてよく見ると、ピンク色の「ハナミズ
キ」の花だった。
一青窈が歌ったあの「ハナミズキ」で、一躍脚光を浴びた花でもある。
元々この花は、1900年代初頭、東京市がアメリカ合衆国に、桜の苗木（ワシントン
ＤＣのソメイヨシノ）を贈ったことから、その返礼しとして1915年同市に「日米親善」の
木として贈られたのが、日本におけるハナミズキの始まりだそうである。（その時の原
木は、今も日比谷公園に・・・ある。）
ハナミズキ （一青窈） 空を押し上げて
手を伸ばす君 五月のこと どうか来てほしい 水際まで来てほしい つぼみをあげよう 庭のハナミズキ
薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと
終わりますように
君と好きな人が
百年続きますように
夏は暑過ぎて
僕から気持ちは重すぎて
一緒にわたるには きっと船が沈んじゃう
どうぞゆきなさいお先にゆきなさい
僕の我慢がいつか実を結び 果てしない波がちゃんと
止まりますように
君と好きな人が
百年続きますように ※僕＝テロで亡くなった一青窈の友人 君＝僕の娘 母＝僕の妻
この歌は彼女自身の作詞による歌で、「9・11米同時多発テロ事件」のテレビ画像
を見て、涙しながら作詞したと後々彼女自身が語っていました。
「君と好きな人が100年続きますように・・・」の歌詞にある様に、テロ事件の犠牲者
に対する鎮魂の歌であり、「親子の別れ」をうたった歌ではないでしょうか。
奇しくも、このハナミズキの花を私が見た日、アメリカではボストンマラソンの会場で
またまた、爆弾テロ事件が発生し、尊い人命が失われてしまいました。
なぜ人間同士の愚かな殺戮が連綿と繰り返されるのでしょうか。
ハナミズキの花言葉は、「私の想いを受けて下さい」だそうですが、世界平和を願う
人々の切なる願いが、一日も早く結実して欲しいものです。
～今日も良い一日であります様に～
岩崎隆 @iwasaki1109