つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

歩道橋が消える東京?

2008年01月30日 | 社会
                 利用者が少なく横断歩道橋が消えていく

東京から歩道橋消える?バリアフリーで撤去加速(産経新聞)

東京都が横断歩道橋の撤去を加速させている。
少子化の進行で歩道橋を使う子供が減る一方で、バリアフリー化の流れで歩道橋が高齢者や障害者にとっての「バリア」とみなされるようになってきたためだ。
歩道橋が街の景観を損ねているとして、地域住民が撤去を求める例も多く、都は「歩道橋は基本的に撤去を進める」としている。

都が管理する歩道橋は平成18年度末で651カ所で、設置が始まったのは昭和37年。
年代別でみると30年代は23カ所、40年代が540カ所、50年代は57カ所、60年代以降31カ所と圧倒的に40年代のものが多い。

都は利用者の減った歩道橋については「役割を終えた」として、10年度から撤去を開始。
15年度までに9カ所の歩道橋を撤去し、16年度は5カ所、17年度も4カ所を取り壊した。
さらに18年度は13カ所と撤去を加速させ、今年度も11カ所を撤去する予定で、すでに10カ所が実施済みだ。

     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

私の住んでいる豊島区でも3年前に一つの歩道橋がなくなった。
明治通りに面している豊島区役所前の横断歩道橋である。
その傍には横断交差点がある。歩道橋の横にはバス停が設置されていた。
今まであった歩道橋が撤去されると違和感があるものの、その反面周りが明るくなったことに気がついた。
そういえば、この歩道橋を利用する人はほとんどいなかった。

時代と共に消えていくものもあれば、生まれてくるものもある。
ケータイの普及により街の公衆電話の利用が減少している。
公衆電話の整備のために、電話1台当たり(ケータイも固定電話も)毎月7円(ユニバーサルサービス料)引き去られていることをご存知ですか。
1億台の電話利用でも毎月7億円の徴収が実施されている。
数が多くなると凄い金額となるのです。

(1月30日記 池内和彦)
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