THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
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難易度の高い技の組み合わせはNG!

2007-08-03 01:30:37 | Weblog
同じ側の手足で攻撃を繋げるのは、かなり難易度が高いです。ある方から

ご質問でステップインジャブから、そのジャブと同じ側の足でミドルキック

に繋げたいとの事ですが、これは難易度か高いです。

だって、停まった状態で使うのも難しいのにステップインしながら使うのはもっと

困難です。

この組み合わせを使いこなせてるのは、ジョン・ウェインくらいです。

ステップインでワンツーを放ち、その後左ミドルキックに繋げます。その後

フィニッシュで選手のアゴに右ストレートを決める。

この選手、このパターンでのKOが非常に多いです。難易度が高い技を使いこなしてる

からこそ、KOも出せると思います。この選手、身体能力はかなり低いです。

しかし、常にトップを走ってます。このステップインパンチから、その手側のミドルキックに

繋げると、かなりKO率は上がります。

ナラントンガラクが、アルバートクラウスにKOをした時期の試合は、右ストレートから

左ミドルと言うステップインから、左ミドルと言う繋げ方をしてます。

結論としては、ステップインでパンチを打った後繋げ易いのは、ローキックです。

しかし、ミドルキックがどうしても使いたいとなると、ステップインでパンチを放ち

その後、一旦間を開けキックを打って下さい。

ステップインパンチ→ミドルキック  ではなく、

ステップインパンチ→間を置く(相手の様子を見る)→ミドルキックと繋いで下さい。
   1     →     2         →  3


この1と言うタイミングの時、崩れたバランスを元に戻す(前足:後ろ足=50:50)に

戻して下さい。ステップインすると前足:後ろ足の体重の比率は80:20くらいになり

明らかに前足に体重が乗ります。

本来、ミドルキックは、前足:後ろ足=50:50位の時に使うのもなので、ステップインパンチ

と併用はしません。

と言うか、僕自身ステップインパンチを人生の中で習った事がありません。

ステップインしてしまうと、カウンターのインローをもらい易いので

絶対に使うな!と指導されて

来ました。ボクシングはステップインしますが、キックやムエタイでは

あまり使う頻度は少ないです。

使う時があるとするなら、ステップインして相手の懐に入る振りをして、

その直後、バックステップをしながら、ミドルキックやハイキックと言うのは時々

使いますがこれはかなり難しいです。日本人選手で使うのは目黒周辺の選手だけ

だと思います。(藤本ジム、伊原ジム)

プロの選手でも使うのはかなり困難です。アマチュアの方だともっと難しいです。


しかし、これが使える様になると日本ランカ-には余裕でなれると思います。

もし使いたいなら、ジョンウェインの試合を何度も繰り返し見て下さい。