株式会社 文化財保存活用研究所 Blog

大分県を中心に文化財の保存修復をメイン事業として活動している「株式会社 文化財保存活用研究所」の企業ブログです。

私ルーツ~家紋~

2011-09-13 19:02:54 | 日記

どうも、ウメです。

9月も1/3が終わり、秋の気配が濃くなってきております。

夜から朝にかけては少し肌寒さを感じる毎日ですが、昼間はまだまだ暑い日が続いてますね。

気温の変化が激しいので、体調など崩さぬよう皆さん気を付けてください。

 

今回のブログは題名にもありますように、自分のルーツということで家紋について紹介したいと思います。

家紋とは「家、または一族の各構成員が共有する紋章」のことです。苗字と同じく「誰々さん家の~」という証の一つですね。

今でいう会社のシンボルのようなものですね。(例:車のマークなど)

現代社会の中では普段の生活でなかなか触れる機会がないものですが、識字率の低かった時代においては誰もが一目でわかることができる家紋は、表札の代わりや、衣服、お墓など様々なものに用いられておりました。

今でもお墓に行くとそれぞれの家の家紋が彫られておりますし、大切な行事の時には紋付袴などをきたりしますね。

 

家紋の多くは文様が転化したものです。文様の中に、ある集団や階級などを示すもの組み込み始めたものが紋章となり、これが家紋へと発展したといわれております。

日本では家紋の先駆けのようなものが、平安時代の車に描かれていたという記録が残っております。

(「尊卑分脈」という書物より:藤原実季が巴紋を車紋として使用。以下子供、孫(西園寺通季)にそれが受け継がれて行った。その後、その巴紋が西園寺家の家紋として使用された。)

しかし、正式に家紋という文化が日本でいつ始まったのかについては不明だそうです。

 

 さて、私の一族の家紋ですが、〇に木瓜(もっこう)という家紋でした。

(実家にはまだお墓がないため、写真は父方祖父家のお墓です。)

 御簾(みす)の上部の絹織物の帽額(もこう)につけられた文様で、帽額にちなんで木瓜と呼ばれるそうです。

(御簾についてはネットで絵や写真が出ていますのでそちらを参照してみてください。)

この木瓜と呼ばれる家紋にも丸のあるものや無いものなど多くの種類があります。

木瓜という種類自体は多く使用されており、五代家紋の一つだそうです。

(苗字同様、全国にありふれたものでした。)

歴史上では藤原氏や日下部氏族、紀氏族、伴氏族の使用が目立ち、現在では北陸地方や東北地方(父親の実家は宮城県)に多くみられる家紋です。

以上が私の家紋であります。小さいころからお墓で目にしていた家紋も、調べればいろんな情報をくれる大切なものだと実感しました。

皆さんも、今度お墓参りに行かれる時などに、是非チェックしてみてください。

意外と面白い自分の一族のルーツがわかるかもしれませんよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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