株式会社 文化財保存活用研究所 Blog

大分県を中心に文化財の保存修復をメイン事業として活動している「株式会社 文化財保存活用研究所」の企業ブログです。

文化を護る 未来へ繋ぐ 株式会社 文化財保存活用研究所

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中津を再発見!!

2015-09-10 21:17:04 | 日記

 こんにちは、馬頭です。最近道端を眺めると水がはっていた田んぼも実をつけて、小金色に変わっているのに気が付きました。本当にあっという間に時がすぎているようです。私の好きなラジオ番組では、この時期になると「8月が終わったら、今年ももう終わり!」と毎年言っているのですが、その気持ちも何となく分かる気がします・・・。

 さて先日、大分学研究会の「おおいた魅力体験ツアー」に参加しました。今回は、大分県中津市にスポットをあて、中津の魅力を体験するツアーとなりました。

 中津と言えば、最近では去年の大河ドラマの影響もあり、「黒田官兵衛」を思い浮かべる方も多いかと思います。中津市に所在する中津城は、黒田官兵衛が築城した城で、現在でも官兵衛が築いた石垣がのこされています。城下町があった地域も黒田官兵衛の弟が開基したとされる「西連寺」などがのこる寺町など、現在でも当時の町並みを感じられるようになっています。

 

 そして、中津の偉人と言えば、もう一人欠かせない人が、「福沢諭吉」です。中津市は福沢諭吉の生誕の地で、福沢諭吉が過ごした旧家を見学することができます。また、私も知らなかったのですが、福沢諭吉の旧家の隣にある資料館には、福沢諭吉の肖像が印刷されている現在の1万円札と旧1万円札の1号券が展示されています。なんだか、見ることができただけで、お金持ちになれうような気がします。貴重な品をご覧になりたい方は、ぜひお越しください。

 昼食では、大分一村一品運動で中津市の食材となっている「ハモ」を日本料亭の「筑紫亭」さんでいただきました。ハモと言えば、「骨切り」と言われる特殊な調理法が必要な高級食材で、こんな機会がなければ食べることがないため、実は参加する前から楽しみにしていました。今回はハモしゃぶをいただきましたが、食感はプリッと弾力があり、甘みが広がる、まさに今まで食べたことがない美味しさでした。

 最後は、中津の海に広がる中津干潟で、童心にもどり干潟遊びをおこないました。中津干潟には、天然記念物の有名人とも言える「カブトガニ」が生息しています。初カブトガニでしたが、脱皮を繰り返すと自分の顔より大きくなることにビックリしました。カブト「カニ」と呼ばれていますが、実はクモの仲間だそうです。貝やカニなど中津干潟には、約600種の生物が確認されているとのことですが、その約3割が絶滅危惧種に登録されているとのことです。守っていかなければいけない自然が、自分たちの身の回り広がっていることを改めて感じさせていただきました。