株式会社 文化財保存活用研究所 Blog

大分県を中心に文化財の保存修復をメイン事業として活動している「株式会社 文化財保存活用研究所」の企業ブログです。

文化を護る 未来へ繋ぐ 株式会社 文化財保存活用研究所

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宇佐市平和資料館

2014-09-11 19:43:16 | 日記

 こんにちは、馬頭です。「今年は夏がなかった・・・。」とあらゆる場所で聞くように、本当に今年は夏を感じませんでしたが、今週は日中晴れ間が続き、少しの間でも夏らしい日になるかと思ったら、夕方からは涼しい風が吹き、夜には少し肌寒さすら感じます。やっぱりもう秋なのですね・・・。

 さて、先日大分県宇佐市にあります「宇佐市平和資料館」にお邪魔しました。

 宇佐市は戦前に宇佐海軍航空隊の拠点となった宇佐基地があった場所で、戦時中空襲や人間爆弾「桜花」を搭載した特攻部隊「神雷部隊」にて出撃し、多くの方々が命を落とされました。宇佐市には、今も戦争遺産として、戦闘機を空襲から隠すためにつくられた「掩体壕」や機銃弾の痕が残る「宇佐海軍航空隊落下傘整備場」などが残されています。

 宇佐平和資料館では、宇佐海軍にまつわるものや特攻隊にて出撃された故人の遺品などが展示されています。また、昨年映画化され話題となった現在、NHK大河ドラマで黒田官兵衛役にて活躍中の岡田准一さんが主演された「永遠の0」の撮影で、実際に使用された零戦の模型も展示されています。

 その中でも私が衝撃を受けたのが、アメリカ軍が撮影した宇佐基地を空襲した際の映像です。この空襲により多くの方々が亡くなったと思うと胸が苦しくなります。戦争を知らない私たちのような世代は、この先二度と戦争をおこさないためにもこのような現実に触れ、考える機会を持つべきだと感じました。

宇佐市平和資料館の詳しい内容はコチラ→http://www.city.usa.oita.jp/soshiki/43/10964.html