ICANまにらブログ~第二巻~

日本のNGOアイキャンまにら事務所の日記。

アイキャンの「できること」探し@紛争地ピキット

2010年04月24日 | 紛争地の子どもたち
ゆきも@まにら

アイキャンはミンダナオ島で、そこに住む人々ともに、子どもたちの教育を通じた平和創りを行っています。事業の柱は①学校建築や②学用品の提供、そして③地域平和活動です。

詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.ican.or.jp/pikit.html



2006年以降、アイキャンは北コタバト州ピキット南部の7つの川沿いの村にある小学校をパートナーに事業を進めてきました。会員の皆様や日本のボランティアグループの街頭募金、助成金などを通して改築・建築した学校には、現在多くの子どもたちが集まり、日々夢にむかって授業に一生懸命臨んでいます。


【昨年8月、カバサラン小学校で木造1校舎3教室が完成しました。】


【昨年9月、ブロル小学校で木造1校舎1教室が完成しました。】

また他の5校では、現存する校舎の小規模な修理を通して、木の下で授業を受ける子どもたちが屋根の下で勉強を受けられるようになりました。


【教室そして平和センターとして活用されている簡易作りの多目的スペース。】


【7つの村の子どもたちや大人が集まり、武器や暴力に頼らない平和創りを誓いました。】

昨年、アイキャンは7つの小学校の校長先生、そして地域を管轄する教育省の責任者とともに「事業開始からの約5年間」を振り返る評価ミーティングを行いました。



ミーティングの中で先生たちは言います。
「子どもたちにとって、自分の通う学校で新しい校舎が建築されたり、修理が進んでいる様子を目にすることはとても誇らしいことなんです。子どもたちは、家でお母さんやお父さんに『今日は大工さんが屋根に上ってたよ』とか『新しい教室はまだ窓がないんだよ』など嬉しそうに話していたそうです。」一人でも多くの子どもたちが胸を張って学校に通い、自分の言葉でしっかりと経験や夢を語れるようになったことはとても嬉しいことです。



 一方で、ピキットには外部からの目が届きにくく、紛争後の開校以来、「放置された小学校」がまだまだたくさんあります。これらの学校に通う子どもたちは日々どんな想いで学校に通っているのでしょうか?どんな過去があり、どんな夢を抱いているのでしょうか?

 将来子どもたちが「あの紛争はぼくたち・わたしたちが終わらせたんだ。」と大人になって「紛争が終わらないミンダナオ」を振り返る日が来るように、アイキャンはこれからもより広い地域で多くの子どもたちとの出逢いを重ねていきます。

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