ICANまにらブログ~第二巻~

日本のNGOアイキャンまにら事務所の日記。

預かり保育(チャイルド・ケア) 始業式迎える!

2008年07月03日 | ごみ処分場の子どもたち
ひろみ@まにら


先週、始業式を迎えたばかりの預かり保育。
(過去の記事→ 預かり保育 サマーコース修了式


今日も子ども達は、いきいきとしています。午前中にクラスに出席していた子ども達は前回までと同じく、4歳~5歳までの子ども達。今日、子ども達が学んだのは三角や丸といった図形や色を使っての勉強。また、自分たちの名前をアルファベットで書く勉強をしました。







【みんな真剣に取り組んでいます】

子ども達はこうした活動を通して、知能を鍛えていくことはもちろんですが、幼いながらも、仲間と協力しながら、あるいは先生や家族の助けを借りながら、自らを社会化する術を身につけていきます。



ICANでは、この預かり保育に参加するにあたり、一幼児あたり100ペソの登録料と月ごとに活動費を保護者から預かって、活動まわしていけるような仕組み作りを進めています。

ICANが預かり保育を事業としてスタートするにあたり、保護者とのミーティングで「収入が僅かでかつ不安定な家庭の多いこのコミュニティーでは、支払いが困難な場合もあるのでは」という声もありました。しかし、この事業を持続的に継続するためには、最初の登録料と月ごとの活動費が必要であると、協同組合(将来的に事業をICANから引き継ぐ受け皿となる住民組織)のメンバーである保護者のみんなで合意しました。

ICANの栄養改善(フィーディング)に参加するお母さんたちの声から始まったこのプロジェクト。ですが、まだまだ、始まったばかりで住民と共に試行錯誤を繰り返しています。最終的にコミュニティーの協同組合で運営していけるようになるには、まだしばらく時間が必要かも知れません。

ICANでは、今後もコミュニティーの住民と共に、そこで暮らす人々のニーズと希望に即したより良いプロジェクトのあり方を探り、子どもたちへより良い効果を還元できるよう、進めていきます。


【今日もみんながんばったね】