ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

「さくらんぼ小学校」市長一転、校名変更へ

2010-09-13 05:41:38 | Weblog
「さくらんぼ小学校」市長一転、校名変更へ 2010年9月10日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100909-OYT1T00946.htm
 山形県東根市が来年4月に新設する「さくらんぼ小学校」と同名のアダルトサイトが存在している問題で、土田正剛市長は9日、一転して校名を変更すると発表した。
 土田市長は「校名を変えれば、かえってアダルトの世界を正当化する」と変更を認めない考えだったが、匿名の電子メールなどで「子どもに迷惑がかかる」といった声が相次いだことから、「興味本位で人が詰めかけたり、子どもの安全が確保されにくくなったりする懸念がある」と方針を転換。この日の記者会見で「ネットに対する認識が足りなかった」と陳謝した。
 市特産のサクランボにちなんだ校名は昨年12月、市民からの公募で最多得票を得て決定。新校名は最終選考に残った他の5案などから選び直す。山形県出身の作曲家・服部公一さんが作詞、作曲し、すでに完成している校歌やサクランボをかたどった校章も幻となる。


 山形県東根市と言えば、サクランボの産地など果樹王国としても有名ですが、その東根市で新設する予定の小学校の名前が急遽変更を余儀なくされる騒動があったようです。
 まあ、一生懸命校名を考えた関係者にとっては悔しいことこの上ないと思いますが、在学中の小学生やその卒業生がもし自分の母校のことをネット検索したところ、18禁サイトにつながってしまうようでは子供の心に傷が残ってしまいかねないでしょうし、こちらばかりは校名変更という不本意な結果に終わってしまったのも致し方のない事かと思います。
 ちなみに、この「さくらんぼ小学校」というアダルトサイト。正確には『同人18禁美少女ゲームソフト制作サークル』でいわゆる18禁のゲームを制作しているサイトで、児童の安全を配慮し、サークル名の変更を視野に入れることも考慮しているそうです。

最低賃金:全国平均の引き上げ額17円 答申状況まとめ

2010-09-13 05:34:25 | Weblog
最低賃金:全国平均の引き上げ額17円 答申状況まとめ 2010年09月11日 毎日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100911k0000m040062000c.html
http://www.asahi.com/job/news/TKY201009100426.html
 厚生労働省は10日、10年度の地域別最低賃金の引き上げなどの答申状況を発表した。全国平均の引き上げ額(時給)は17円、平均額は730円となった。引き上げ額は09年度(10円)を大幅に上回り、現行の仕組みになった02年度以降で最大。
 まとめによると、引き上げ額は10円(岐阜、和歌山)~30円(東京)。平均額は最低の642円が鳥取、島根、高知、佐賀、長崎、宮崎、鹿児島、沖縄の8県で、最高は821円の東京都。その差は09年度の162円から179円に広がった。
 最低賃金が生活保護水準を下回る「逆転現象」が生じていた12都道府県のうち7府県では差額は解消されたが、北海道、宮城、東京、神奈川、広島の5都道県では、引き続き逆転現象が継続された。
 新最低賃金は、栃木県の10月7日を皮切りに、11月上旬には全国で施行される見込み。
 最低賃金を巡っては6月、政労使の代表による雇用戦略対話が「できる限り早期に全国最低800円を確保し、全国平均1000円を目指す」との内容で合意している。
◆全国最低賃金答申額(1)と引き上げ額(2)=単位・円、時給
   (1) (2)
北海道 691 13
青 森 645 12
岩 手 644 13
宮 城 674 12
秋 田 645 13
山 形 645 14
福 島 657 13
茨 城 690 12
栃 木 697 12
群 馬 688 12
埼 玉 750 15
千 葉 744 16
東 京 821 30
神奈川 818 29
新 潟 681 12
富 山 691 12
石 川 686 12
福 井 683 12
山 梨 689 12
長 野 693 12
岐 阜 706 10
静 岡 725 12
愛 知 745 13
三 重 714 12
滋 賀 706 13
京 都 749 20
大 阪 779 17
兵 庫 734 13
奈 良 691 12
和歌山 684 10
鳥 取 642 12
島 根 642 12
岡 山 683 13
広 島 704 12
山 口 681 12
徳 島 645 12
香 川 664 12
愛 媛 644 12
高 知 642 11
福 岡 692 12
佐 賀 642 13
長 崎 642 13
熊 本 643 13
大 分 643 12
宮 崎 642 13
鹿児島 642 12
沖 縄 642 13
平 均 730 17


 今年の都道府県別の最低賃金(時給換算)が出揃いましたが、相変わらずDランク(中央最低賃金審議会では、各都道府県の地域別最低賃金額を4ランクに区分。一番高い東京などはAランク。一番低い数県はDランクとしています)に位置する県の最低賃金の引き上げ幅は低いままで、都心部との格差も更に拡大していますね…(溜息
 ごくごく個人的に思うことですが、東京のようなアルバイトの確保にも苦労するような地域ならば、別に最低賃金そのものを大幅に引き上げず、仮に引き上げ幅をDランクの県と同水準としたところで、あまりにも賃金水準の低い事業所にはそれこそ応募が集まらず、おのずと賃金水準も高く是正されていくと思いますし、むしろ何年(何十年?)も最低ランクに張り付いている、Dランクと呼ばれる区域に該当する沖縄や東北北部や、山陰、中&南九州地区の地区の最低賃金こそ、格差是正のために率先して引き上げ幅を大きくすることで、東京など都心部との格差を是正していくべきではないかとさえ思うのですが、やはりこの最低賃金を決める審議会というのは相当の使用者寄りなんでしょうかねぇ…(溜息
 まあ、単純就労の場合は、最低賃金を払っても採算ぎりぎりというケースもあるでしょうし、都心部にある都府県と同じ引き上げ幅になると事業が継続できないといった経営事情もあるのかもしれませんが、こういった最低賃金で働かざるを得ない事情の人の生活のことを考えると、『使用者に配慮するあまり、働き手の労働条件は整備しなくてもよいのか?』といった根本的な疑問がふつふつと沸き上がってきますし、物価があまり上がらない前提での早期の最低時給800円をなるべく早く実現すべきなのでは…とどうしても働き手目線でこの問題を考えてしまいます。

女性の笑顔は2時間41分 住生調査1日平均、男性は半分以下

2010-09-13 05:31:18 | Weblog
女性の笑顔は2時間41分 住生調査1日平均、男性は半分以下 2010年8月13日 日経
 女性が「笑顔」になる1日の平均時間は男性の2倍以上――。住友生命保険が13日までにまとめたアンケートで、こんな結果が出た。女性がどの年代でも高水準なのに対し、男性は年代が高いほど減ることも分かった。
 調査はインターネットによる自由記入形式で、応募者の中から男女とも千人ずつを無作為抽出して分析した。その結果、男性の笑顔の平均時間は1日当たり1時間16分だったのに対し、女性は2時間41分だった。
 男女の年代別では、20代以下の女性が最も長く、最も短かったのは40代と、50代以上の男性。男性は20代以下をピークに年齢を経るほど笑顔が減る傾向だ。一方、女性は30代と40代で若干減るものの、常に男性のほぼ2倍。50代以上は3倍近くに“格差”が広がる。
 住友生命は「女性は子供や家族、地域など、交流場面が多彩なため笑顔の時間が長いのでは」と分析する。



 こちらもいささか古い記事ですが、興味深い話題なので取り上げたいと思います。
 ごくごく個人的な意見を述べるならば、この笑顔の時間の長短の差は、交流場面の多彩さもさながら、女性に比較的多いおしゃべり好きな傾向や、逆に日本では男性のおしゃべりは嫌われる傾向が強く、仕事中も必要以外の雑談をする機会が少なく、部下とのコミュニケーションを求められる管理職であっても話好きな方とそうでない方との差が激しく、そういった複数の要因が男性陣営全体の笑顔の時間の平均時間の引き下げにも影響しているのではないかと思うんですけどね…。
 とはいえ、日頃からの笑顔は周囲とのコミュニケーションを保つ基本で、特に男性の場合は、仕事から引退してから急に家に閉じこもる方が増える方が少なくないのも事実。
 第二の人生である老後を素晴らしいものにするためにも、男性陣営も受け入れるべきところは受け入れるという姿勢が必要かもしれません。
 
スミセイ「スマイル」アンケート はこちら http://www.sumitomolife.co.jp/news/100812.pdf

食事が一番の魅力…外国人観光客の訪日動機

2010-09-13 05:19:23 | Weblog
食事が一番の魅力…外国人観光客の訪日動機 2010年8月12日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100812-OYT1T00855.htm
 外国人観光客に日本を訪れる動機(複数回答)を聞いたところ、「日本の食事」を挙げる回答が58・5%と最も多いことが、日本政府観光局が2009年に実施した調査でわかった。
 これまで「ショッピング」が3年連続で最多だったが、今回は48・5%にとどまり、「食事」が1984年の調査開始以来初めて1位になった。今後は、日本の食が外国人観光客を呼ぶための大きな売りとなりそうだ。
 満足した日本の食事は「寿司」(42・1%)、「ラーメン」(20・8%)、「刺し身」(19・8%)の順。ラーメンは、特に台湾からの観光客に人気という。
 訪れた観光地では、繁華街でホテルも多い東京の「新宿」(34・8%)がトップ。買い物が楽しめる「銀座・有楽町」(25・4%)や、日本情緒が味わえる「浅草」(25・0%)などが続いた。
 家電量販店が多い「秋葉原」(20・2%)は全体で6位だが、中国人では1位。特に炊飯器が売れているといい、日本の食の人気が家電製品の売れ行きにも反映しているようだ。
 調査は昨年の冬、夏、秋の3回、日本での旅行を終えて出国しようとしている外国人観光客1万5355人を対象に実施した。


 ちょっと古い記事ですが、観光都市熱海の話題が出たので、関連の話題として取り上げたいと思います。
 それにしても、外国人観光客が日本に来る目的と言えば、てっきり京都や奈良のお寺巡りなど日本文化を味わうための観光目的の方か、中国人のような電化製品のまとめ買い目的といったものが多いのかな…と思っていたのですが、『外国人は生魚が苦手』といったイメージとは裏腹にお寿司や刺し身がお目当てな方が意外に多いのは、嬉しい誤算?ですし、ラーメンのようなB級グルメが人気というのもいささか予想の範囲を超えていましたね…(吃驚
 まあ、ラーメンを食べてもらうだけなら、観光客の出身地の言葉を覚える努力まですることもない(片言の英語が話せれば十分)と思いますが、最近は80年代の日本のブランド買占めブーム同様、中国人が性能の良い日本家電製品を大量に買い込む傾向もみられるだけに、いかに観光客を取り組むかの工夫も必要。
 これからの子供達には、中国語や韓国語といった将来観光客が増えそうな国の言葉を覚えてもらうことで、将来仕事に就きやすくするための仕組み作りも必要かもしれません。

熱海市長に斉藤氏再選

2010-09-13 05:15:01 | Weblog
熱海市長に斉藤氏再選 2010年9月13日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0912/TKY201009120185.html
 斉藤栄氏(47)=無現、再選。前県議の田島秀雄氏(52)=無新=を破る。投票率は62.13%。


 静岡県熱海市は、神奈川県と県境を接する観光業の盛んな人口4万人弱の市で、市長選は2006年から1期4年市長を務めた斉藤栄氏に対して前県議の田島秀雄氏が挑戦する形となりましたが、
 「4年間、財政を立て直すことを最優先課題に取り組んだ」と強調すると共に、「争点は(不良債務を抱えた)4年前の熱海に戻すのか、厳しいが市民の力で新しい熱海を前に進めるかの選択」と訴え、水道料値上げやごみ処理有料化など市民の負担に対し「少しずつ返せる2期目に」と実績を訴えた斉藤栄氏が12996票を獲得し、
 「生きることをあきらめない熱海をつくりたい」と若者の雇用確保や福祉の充実を約束すると共に「観光熱海を支えることに税を使いたい。前を向いて収入を増やそう」と主張して8596票を獲得した田島秀雄氏を破り再選を決めました。

 1980年には5万人を超えた熱海市の人口も、現在は4万人を割り込んでしまい、主要な産業である観光業も、かっての社員旅行中心から少人数での旅行、旅行スタイルもかっての至れり尽くせりから自分の意思で出かける方の比率が増えるなど、嗜好の急激な変化についていけない大型ホテルや旅館の経営は相変わらず厳しい状態ですが、再選を決めた斉藤栄氏は次の4年間でどんな実績を打ち出してくれるのでしょうか…。
 立地的には東京からも近く、やり方次第では十分観光の町としての再生できる可能性も残されているだけに、再選を決めた斎藤市長の舵取りが注目されるところですね。

名護市議選:移設反対の市長派が勝利

2010-09-13 05:11:06 | Weblog
名護市議選:移設反対の市長派が勝利 2010年09月13日
毎日 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100913k0000m010030000c.html
産経 http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100913/lcl1009130027000-n1.htm
 政府が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として決定した同県名護市の市議選(定数27)が12日投開票された。移設反対を掲げる稲嶺進市長を支える市長派が16人
当選して過半数を制し、圧勝した。移設容認派を含む反市長派は11人にとどまった。1月の市長選に続き、市議選でも移設反対の「民意」が明確となり、地元合意を得るのは絶望的な状況になった。政府は移設問題で厳しい対応を迫られ、11月の知事選に影響するのも必至だ。
 稲嶺市長は13日未明、記者団に対し「私は基地は造らせないと言ってきた。過半数以上の応援団ができ、政府に対しても堂々と自信を持って言える環境ができた」と感想を述べた。市長派は、新議員で臨む9月議会で移設反対を決議することも予想されている。
 知事選には、県内移設反対を掲げる宜野湾市の伊波洋一市長が出馬を表明。近く出馬表明する見通しの仲井真弘多知事は反対を明言していない。市長派勝利の結果は両氏の方針にも影響を与えることになりそうだ。
 市議選には37人が立候補。うち市長派は18人、反市長派は17人。反市長派は、条件付きで移設を容認してきた島袋吉和前市長とつながりが深いグループ。巻き返しを狙ったが、果たせなかった。
 投票率は72・07%で、4年前の前回を1・99ポイント下回り過去最低となった。




 改選前は、普天間飛行場の移設反対の市長派12人、移設を容認する前市長派12人、中立3人で拮抗していた名護市の市議選ですが、前日12日に投開票された市議選では、市長派が16人当選して圧勝。移設容認も含む反市長派は11人に留まり、基地移転の地元合意を得ることは絶望的な状況となってしまいました。
 とはいえ、今更新たに10年近い長期間をかけて地理的にも近い新たな移設候補先を探す時間的余裕などあるはずもなく、かといって現在の住宅地のすぐ側を飛行する今の場所に居座れば今度は宜野湾市側が反発を強めるわけで…(汗
 米軍とすれば、今の便利な場所を放棄してまでわざわざ不便な場所に移転するのだから、地元の合意くらいは先に取り付けてくれ! と当然なるでしょうが、事前にある程度の予想はついていたものの、移設反対の市長派が圧勝してしまったことで、この基地移設問題はますます暗礁に乗り上げてしまうことになりそうです。