ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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執行猶予判決からわずか3時間、無免許運転で逮捕

2010-09-19 10:30:01 | Weblog
執行猶予判決からわずか3時間、無免許運転で逮捕 2010年9月16日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100916/crm1009161940032-n1.htm
 執行猶予付きの有罪判決を言い渡され、釈放された約3時間後に無免許で車を運転していたとして、奈良県警西和署は16日、道交法違反(無免許運転)容疑で住所不定、無職の福山邦夫容疑者(34)を現行犯逮捕した。同署幹部によると、釈放後数時間で逮捕されるのは珍しいという。
 同署によると、福山容疑者は奈良地裁で同日午前、道交法違反(無免許運転)と覚せい剤取締法違反(使用)の罪で懲役1年8月執行猶予5年の有罪判決を言い渡され、その後釈放された。
 交通取締中の同署員が福山容疑者の顔を覚えていたため、運転していることを不思議に思い、無免許運転が発覚した。
 逮捕容疑は16日午後0時25分ごろ、奈良県平群町椿井で、無免許で乗用車を運転したとしている。「申し訳ない。すいません」と容疑を認めているという。




 ん…。確かにこの近辺(平群町椿井)は、公共交通網は近鉄生駒線と路線バスが走っているくらいで、大阪や奈良に出るにも王寺駅に出なければならないなど、車がないと生活しにくい地域なのだろうな…とは思うのですが、だからといって無免許運転が許されるはずがありませんし、その無免許運転で逮捕されたというのに、釈放後わずか3時間後に無免許運転を繰り返すとは…(呆れ
 当然執行猶予は取り消されこのまま1年8月の実刑判決が下されるでしょうし、この輩に同情する気も更々ありませんが、ただこういった地域では車を運転できない高齢者や元々免許を持たない方の生活の足をどう確保していけば行けばいいのだろう…などなど 私自身プライベートでは車を運転しないだけに、この事件は別の意味でいろいろと考えさせられるものがありました。

女子トイレ天井裏、のぞき男が挟まって動けず 

2010-09-19 10:25:02 | Weblog
女子トイレ天井裏、のぞき男が挟まって動けず 2010年9月19日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100918-OYT1T00694.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100919k0000m040071000c.html
 18日午前10時15分頃、高知県南国市のJR土讃線後免(ごめん)駅の女子トイレで、天井(高さ約2・6メートル)に約30センチ四方の穴が開き、白っぽいシャツが見えるのを、女性駅員が見つけた。
 通報で駆けつけた県警南国署員が、天井裏でうつぶせになり、梁(はり)などに挟まって身動きできなくなっている男を発見。南国市消防署のレスキュー隊員がモルタルの天井を切って約40分後に引き出し、南国署員が建造物侵入容疑で現行犯逮捕した。
 発表によると、男は同市植田、自称警備員東條正敬容疑者(49)。逮捕時は酒に酔っていた。同署は、東條容疑者がのぞき目的で天井にある点検口(約40センチ四方)から侵入したとみているが、調べに対し、黙秘しているという。天井の穴は、個室のドアの上に開いていた。




 う~ん。ここまで情けない姿で逮捕される覗き魔もある意味珍しいのではないかと思うのですが、どうやらこの容疑者。天井にある点検口から侵入したものの、はりや換気ダクトのワイヤで天井裏にうつぶせになった状態で身動きが取れなくなっていたようで、消防のレスキュー隊のお世話までかけるなんてとことん迷惑な奴! と思うのですが、もし見つからないままだったら、果たして自力で脱出できていたのでしょうか…(滝汗

 天井の穴が容疑者が空けたものかどうかはこの報道だけではわかりませんが、もし見つけたのが女性駅員ではなく、天井の穴からシャツが見えるのに気がつかなかったら、『あれ? なんであんなところに穴が空いているんだろう?  まあ 駅員に報告して修理業者を手配してもらえばいいや』となってしまい、発見そのものが遅れたかもしれませんし、今の季節ならば天井裏の温度も昼前にはかなり上昇して熱中症にかかり重症化(あるいは死亡)していたという最悪の事態にもなりかねなかっただけに、むしろこの容疑者は本当の意味で命拾いしたのではないかとさえ思います。

阿久根市側の控訴棄却 張り紙はがし懲戒訴訟で高裁支部

2010-09-19 10:20:51 | Weblog
阿久根市側の控訴棄却 張り紙はがし懲戒訴訟で高裁支部 2010年9月17日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/0917/SEB201009170010.html
 鹿児島県阿久根市の市庁舎内に張り出された職員人件費に関する紙をはがし懲戒免職になった男性係長(46)が、市と竹原信一市長に免職処分取り消しを求めた訴訟の控訴審判決が
17日、福岡高裁宮崎支部であった。横山秀憲裁判長は「裁量権を乱用した重い処分で違法」として処分を取り消した一審判決を支持し、市側の控訴を棄却した。
 男性は昨年7月31日付で懲戒処分となり、「処分は重すぎる」として鹿児島地裁に提訴した。同地裁は今年4月、男性の訴えを認め、処分を取り消す判決を出した。
 同地裁は昨年10月、判決確定まで免職処分の効力を停止する決定を出したが、竹原市長は従わず、一審判決後も男性の復職を認めなかった。しかし、今年8月、竹原市長が専決処分で副市長に選任した元愛媛県警巡査部長の仙波敏郎氏の進言で、男性を副市長付係長として復職させた。




 一方、こちらの問題は、当の係長が既に副市長付係長として(形ばかりとはいえ)復職して実務上の問題は既に解決しているというのに、まだ元係長が民事損害賠償を求めているというのならば理解できなくもないのですが、一体阿久根市は何を目的に、しかも誰と争っているのでしょうか???
 これは 郵便不正をめぐる厚生労働省の偽証明書発行事件で告発された村木厚子厚労省元局長の問題にも言えることだと思うのですが、これまで蓄積されてきた判例から総合的に判断しても、どう考えても結論がひっくりかえることがない(勝ち目がない)裁判を長引かせたところで、それこそ時間が悪戯に過ぎていくだけのことですし、村木氏も判決の後『(検察側が控訴して)これ以上、私の時間を奪わないでほしい」と訴えていましたが、こちらもどうして元係長の復職を認めた段階で控訴を取り下げなかったのか…(呆れ
 市(というより市長?)のプライドが邪魔をしているのか、それとも阿久根市としても今更引き下がれないのか…。どうか、最高裁にまで上告するという愚かな判断だけは下さないで欲しいものだと切に願います。

阿久根市長選にリコール委監事が出馬表明 解職成立なら

2010-09-19 10:13:29 | Weblog
阿久根市長選にリコール委監事が出馬表明 解職成立なら 2010年9月19日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0919/SEB201009180052.html
 市長解職(リコール)の是非を問う住民投票が確実視されている鹿児島県阿久根市で18日、竹原信一市長(51)が解職された場合の出直し市長選に向け、
同市の養鶏会社経営、西平良将(よしまさ)氏(37)が正式に立候補を表明した。西平氏は、竹原市長が対立する市議会や市職労とは一線を画しつつ対話する方針を示したうえで、「弱者にやさしい市民参加型のまちづくり」「1次産業の振興を柱にした浮揚」を理念に掲げた。
 同市では住民投票実施に必要な有権者の3分の1を大幅に上回る有権者の過半数のリコール署名1万364人分が集まり、15日に提出された。西平氏は、リコール運動を進める阿久根市長リコール委員会(川原慎一委員長)の監事も務める。
 西平氏は18日夜、署名集めに協力した市民を対象にリコール委が市内で開いた「感謝の会」で立候補を表明。「市長が唱える改革をすべて否定しているわけではない。問題は手法。『破壊』では『改革』につながらない」としたうえで、その後の記者会見では「専決処分を繰り返す竹原市長の姿は、いわゆる独裁だ」と述べた。
 住民投票でリコールが成立した場合、出直し市長選は来年1月ごろと見られる。この時期での表明は、署名に応じた市民から「戦いの旗印(人物)を早く示してくれ」との声を受けたという。
 さらに、市長の批判対象である議員や公務員が立候補すれば「格好の攻撃材料にされる」との懸念がリコール委にあった。実際、水面下で元市議や市職員に立候補を模索する動きが出始めたため、早めの発表で「反市長派」の乱立を避ける狙いもある。
 出直し市長選になった場合、竹原市長も立候補を明言している

阿久根市長ブログに思う 「うちの長男は、モノか?」 2010年7月1日 朝日
http://www2.asahi.com/senkyo2010/localnews/SEB201007010025.html
 阿久根市で12万羽の養鶏業を営む西平良将さん(37)にとって、昨年11月8日は忘れられない日だ。同市の竹原信一市長のブログにこう記されたからだ。
 〈高度医療のおかげで以前は自然に淘汰(とうた)された機能障害を持ったのを生き残らせている〉
 内容は事実だと思った。まさに自分の長男(6)がそうだ。だが、行政の長の物言いとしては許せなかった。機能障害を持ったの――。「うちの長男は、モノか?」
 1月、竹原市長の解職を視野に入れた「阿久根の将来を考える会」ができた。西平さんは隣の薩摩川内市で暮らすが阿久根で長く育ち、長男も阿久根の幼稚園に通う。ごく自然な流れで「考える会」に入った。いまは「阿久根市長リコール準備委員会」のメンバーとして活動する。
 2004年、予定日より2カ月早く生まれた長男は体重が2キロに満たず、酸欠で仮死状態だった。命はつなぎとめたが、手と足を連動して動かせない運動障害などが残った。当時、保育器の中に人さし指を差し入れると、先っぽを小さな手で握り返してきたのが、忘れられない。
 養鶏業に兄と乗り出したのは11年前。農協に頼み込み億単位の融資を受けた。事業で利益を生み、借金を返すことが人生の最大目標になった。
 長男は、骨の伸びに腱(けん)の成長が追いつかないため腱に数カ所切れ目を入れたり、斜視を矯正するため目の周りのマヒした筋肉を切ったりする手術が続く。「痛いよ」。泣き声を聞くと、つらい。
 今年は最先端のリハビリを受けるため1月に大阪の病院に入院させ、6月9日に退院した。その間の面会は週1回。だが何かあった時に備えて妻は近くに借家住まいをした。夜、電話で看護師に長男の様子を聞くと、「寂しいみたいで、今日も泣いていました」と言われた。切なかった。
 利益最優先の人生観が一変した。「高度医療に支えられた命は無駄な命ですか?」「ぼくら家族の懸命の支援は、一体なんでしょうか」
 西平さんは、竹原市政と民主党政権が進める政策の考え方に、どこか重なり合う部分があるように感じてならない。
 竹原市長が唱える「学校給食の半額化」や、実現させた「ごみ袋の半額」。これに対して民主党は「子ども手当」「高速道路の無料化」「農家の戸別所得補償制度」――。有権者にとっては聞こえがいい政策だが、どちらに対しても財源を疑問に思う。
 考える会が主催した竹原市政のあり方について話し合う5月の市民懇談会の場でこんなふうに提起した。「ごみ袋の半額によって15円、市全体で年間1千万円以上の穴埋めが必要です」と、お手製の模式図をかざして参加者に問いかけた。「結局、誰が負担するんでしょう」
 長男は来春小学校に上がる。「経済的にも、身体的にも弱い立場の人間にやさしい社会であってほしい。それをバラまきでなく、哲学と財源の裏付けを示して実行してくれる党に投票したい」




 竹原市長のリコールの是非を巡って住民投票騒ぎで揺れる鹿児島県阿久根市ですが、もし市長がリコールされた場合には、出直し選挙の対抗候補として、同市で養鶏会社を経営していて脳性まひによる障害を抱える6歳の長男のいる西平良将氏が正式に立候補を表明したことがわかりました。
 まあ、反竹原市長派としては『まずは候補を一本化しないと勝てるものも勝てない』と判断し、改革に賛成している方の支持も得やすくかつ反市長派のほとんどを取り込むことができる可能性の高い西平良将氏氏の擁立に動いたのだとは思いますが、西平氏の場合は、おそらくは議員経験もない(表現は不適切かもしれませんが)いわば政治運営の素人。
 当然ながら竹原市長とその取り巻き陣営としては、その一面を執拗に攻撃して巻き返しを図ってくることが予想されますが、さてさて住民投票の結果はどうなるのか、そしてもし市長選に突入した場合は市民は誰に市政を託すことになるのでしょうか…。
 個人的には、過疎に苦しむ町だからこそ、痛みのわかる方に市長になって欲しいと思うのですが、こればかりは当の住民が決めることだけに、その結果をじっくり見守りたいと思います。

拉致担当相、8年間で7人目「力量は未知数」 

2010-09-19 10:06:31 | Weblog
拉致担当相、8年間で7人目「力量は未知数」 2010年9月18日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100918-OYT1T00046.htm
 菅首相は「適材適所」と顔ぶれに自信をのぞかせたが、その人選には「力量は未知数」といった声も。
 政権交代から1年。各省庁で課題が山積する中、関係者からは「早く結果を出してほしい」と、切実な望みが寄せられた。
 法相と拉致担当相を兼務することになった柳田稔氏(55)。超党派で拉致問題の解決に取り組む議員連盟のメンバーではなく、拉致被害者の横田めぐみさんの母親・早紀江さん(74)は、「全く面識がなく、拉致問題をどう考えている人かわからない」と困惑を隠せない。
 17日は、北朝鮮が拉致を認めた2002年の日朝首脳会談から、ちょうど8年の節目の日。早紀江さんは、夫の滋さんとともに全国各地で拉致問題の解決を訴えてきたが、この8年で首相は6人も代わり、06年以降、拉致担当相は今回で7人目となった。


 ん…。あまり担当がころころ変わるのも困りますし、私もこの人は知らなかったので、ネット辞書で経歴を調べてみたのですが、どうやらこの柳田稔さんというお方。民社党出身で、所属電力総連から支持を受けた中国地方の国会議員や地方議員らからなる「未来の環境・エネルギー政策を考える会」の会長だそうで、環境大臣や同副大臣ならともかく、確かにこの経歴を聞いているだけでは、拉致被害者家族が不安を感じるのも無理もないと思います。
 ただ、先代の拉致担当の中井洽氏と言えば、対北朝鮮には強硬路線を貫くだけでまず事態の進展は期待できそうもありませんでしたし、人選はともかく交代は妥当な判断だったのではないでしょうか…。
 あの国は駆け引きをすることを当然の権利のように考えている勘違いなところがあるだけに、このお仕事は誰がやっても苦労しそうですが、被害者の親御さんが生きているうちにこの問題は解決して欲しいですね…。

菅内閣支持率 複数の世論調査で6割強に上昇!!!

2010-09-19 09:58:50 | Weblog
菅内閣支持率上昇、66%に…「脱小沢」を評価 2010年09月19日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100918-OYT1T00729.htm?
 読売新聞社は菅改造内閣が発足した17日から18日にかけて、緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。
 内閣支持率は66%で、民主党代表選期間中の3~5日に行った前回調査の59%から、さらに上昇した。菅内閣としては、発足直後調査(6月8~9日実施)の64%を上回り、最高を記録した。不支持率は25%(前回28%)だった。内閣と党役員人事で小沢一郎元代表を起用しないなど、「脱小沢」路線を評価すると答えた人は70%に達し、内閣支持率を押し上げたとみられる。
 党役員や閣僚の顔触れについては、岡田幹事長の起用を「評価する」は67%で、「評価しない」は19%にとどまった。前原外相の起用は「評価する」58%、「評価しない」22%。前鳥取県知事の片山総務相の起用は「評価する」が58%だった。

支持率上昇でも「首相に指導力ある」は2% 2010年09月19日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100918-OYT1T00794.htm
 読売新聞社の緊急全国世論調査では、菅改造内閣は幅広い層から支持を集め、支持率が66%まで上昇したことがわかった。
 内閣支持率を支持政党別に見ると、民主支持層では85%に達した。野党の自民支持層でも53%、無党派層でも54%に上っている。
 こうした幅広い層に共通しているのは、「脱小沢」路線を好感していることだ。この路線を「評価する」との答えは、民主支持層で71%、自民支持層でも69%、無党派層で67%を占めた。内閣支持率を押し上げた最大の要因と受け止められる。
 一方、内閣を支持する理由では消極的なものが目立つ。トップは「非自民の政権だから」24%だった。「首相に指導力がある」は2%で、内閣発足直後の調査の13%から大きく下落した。民主支持層に限っても「非自民の政権」26%が最も多く、「首相に指導力」は2%(発足直後17%)に過ぎない。

菅内閣:支持回復64% 岡田幹事長「評価」71%  2010年09月19日 毎日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100919k0000m010063000c.html
 毎日新聞は17、18の両日、菅改造内閣の発足を受けた緊急の全国世論調査を実施した。菅内閣の支持率は8月の前回調査(48%)から16ポイント増の64%で、内閣発足直後の6月8、9日に行った調査水準(66%)にほぼ戻った。菅内閣の支持率は民主党が大敗した参院選後の7月24、25日に行った調査で41%まで下落。今月14日の民主党代表選で、菅直人首相が小沢一郎元幹事長を破って再選したことや、内閣改造・党役員人事の評価が高く、「V字回復」となった。
 菅首相は民主党役員人事で、党運営の要となる幹事長職に岡田克也前外相を起用。幹事長人事について「評価する」が71%に上り、「評価しない」の24%を大きく上回った。小沢氏のグループからの閣僚起用がゼロだった改造内閣の顔ぶれも「評価する」が60%で、「評価しない」(30%)を引き離している。首相が踏み切った「脱小沢人事」が、世論に評価されていることがうかがえる。
 近年の内閣は発足時こそ高い支持率を誇るものの、その後は低落傾向に歯止めをかけられず、短命政権が相次いだ。菅内閣同様、いったん支持率が下落傾向になりながら、持ち直したケースは、北朝鮮への電撃訪問など数々のサプライズで、支持率を回復させた小泉純一郎元首相以来となる。
 ただ、菅首相の政策面での実績は乏しい。日本経済が円高や株価の低迷に直面する中、菅内閣のこれまでの経済政策について尋ねたところ、「評価しない」との回答が70%に達し、「評価する」は23%にとどまった。民主支持層を見ても、58%が「評価しない」と回答。内閣支持率の回復は「脱小沢路線」に支えられた消極的な支持といえそうだ。
 内閣不支持率は16ポイント減の19%で、6月の内閣発足当初の水準(18%)にほぼ戻った。首相が党代表選で再選されたことは「よかった」との回答が79%で、「よくなかった」の17%を大きく引き離した。菅内閣の支持理由を尋ねたところ、「政治のあり方が変わりそうだから」が64%でトップ。次いで「民主党の首相だから」(17%)▽「政策に期待できるから」(12%)--などが続いている。
 政党支持率をみると、民主党は前回比3ポイント増の34%。代表選で党内を二分する選挙戦が行われたこともあり、内閣支持率の急上昇に比べ、微増にとどまった。一方、石原伸晃元国土交通相を幹事長に充てるなど党三役の若返りを進めた自民党は3ポイント減の15%。みんなの党は1ポイント減の10%で、支持政党なしは29%だった




 7月の調査を底に回復を続ける菅内閣の支持率ですが、新内閣発足直後に読売新聞が行った今回の調査でも脱小沢路線を評価したのか、前回調査よりも7ポイント上昇して66%に、同様の趣旨で毎日新聞や共同通信が行った調査でも64%まで上昇したようです。
 ただ、国民が拒絶しているのはあくまでも小沢氏本人であって、菅氏のリーダーシップに期待している方の比率は残念ながら少数派。菅氏は自分が選ばれたのではなく、単に小沢氏にNO! を突き付ける方が多かったに過ぎないことを強く自覚しないと、この高支持率も維持し続けることは厳しいと強く自覚すべきかと思います。
 今後副大臣から政務官まで順次人事が発表されていくことになるのだとは思いますが、小沢氏を支持したというだけの理由で優秀でやる気のある若手議員まで遠ざけるような報復人事だけはして欲しくないと真に願いますし、例えば前回の総裁選で出馬した樽底国会対策委員長の処遇(日経では国家基本政策委員長に就任と予想しているようです)など、小沢氏支持とされる議員であっても戦力になりそうな方をどう公平に処遇していくかが強く問われていくのではないでしょうか…。
 戦いが終わったらノーサイドにします という言葉が嘘だったなどと言われないような、宣言通りの有言実行内閣にして欲しいものだと思いますね。