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7月に入った頃から近所のゴミ出し場の近くで白い花が咲いている。
数十センチの茎の先で分枝して小さな花がいっぱいの花序をいくつもつけている。
何だろなあと悩んでいたが、どうやらセリらしい。
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咲き始めは雄しべ(5本)が目立つ。セリは雄性先熟のようだ。
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しばらくして雌性期になると雄しべが落ちて花弁の形がよく分かる。
雌しべが目立ち、柱頭は2裂している
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セリの花の一つ一つは小さいけれど花序はよく目立つので虫たちが集まる。
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おっと・・ダイミョウセセリはセリと関係なく近くの葉で休んでいるだけだった。
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今度は間違いなくセリの花に来た、この黒い虫は何?
蜂? 虻? 蝶? 体長1cmちょっとぐらいの初めて見た虫。
図鑑やネットで見ても、さっぱり分からなかった。
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ようやく探り当てたのはタケノホソクロバという蛾だった。
翅脈がはっきりしているのは大きな特徴だ。
名前の通り幼虫は竹や笹の葉を食べるそうだ。
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こちらはすぐに蜂の仲間と分かった。
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初めて見たハチだが、少し調べてコモンツチバチらしいと分かった。
ツチバチは地中でコガネムシの幼虫に卵を産み付けるそうだ。
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オオモンツチバチもよく似ているが、そちらは胸にも黄色い紋があるという。
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虫たちのおかげで、セリには実が出来はじめていた。
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