ハンガリー、ブダペスト 生活・観光情報 by ”はっしゅ”

2008年末から、ブダペストで生活しています。ヨーロッパ・ハンガリーの都市や、ブダペストの生活・観光情報を伝えます。

アグテレック鍾乳洞

2010-07-12 | ハンガリー
高速3号線(M3)を2時間ちょっと走るとミシュコルツというハンガリーで3番目に大きい市に着きます。ここから北に40分ほどでしょうか、走ると、スロバキアとの国境沿いにアグテレック(Aggtelek)国立公園の中のバラドラ洞窟(Baradla Barlang)に到着します。ここはヨーロッパで一番大きい鍾乳洞だそうで、一部分はスロバキアにも通じているそうです。世界遺産にも登録されています。内部はガイドツアーのみで入場可能ですが、ハンガリー語しかありません。窓口は英語が通じました。鍾乳洞内部は外部とは10度くらいは低く感じます。1時間以上かかりますので、夏であっても、一枚上着が必要です。いろんな岩には名前がつけられているようで、残念ながら理解できません。照明が当てられるのですが、日本などの鍾乳洞と比べると言葉が分からないせいでしょうか、ちょっと汚れているようで、もう少しきれいにすればなあ、と思いました。大きなホールではコンサートが開かれることもあるようですが、ガイドの人が音楽を演奏ではなく、スピーカーら流してくれます。その音楽に合わせてかどうかは知りませんが、照明がどんどん変わっていきます。ちょっとドライブには遠いですが、ここも一見の価値ありです。外には小さな案内所件お土産屋さん・レストランがあります。道路の反対側には露店が並んでいます。私達が行った時には結婚式でしょうか、ウエディングドレスのカップルとたくさんの親族・友人らしき人たちがいました。車のバックミラーには白いハンカチがつけられていました。

鍾乳洞の入り口付近にある土産物店です。ここに駐車場があります。(無料です)



鍾乳洞の入り口です。左下の建物がチケット売り場、その奥が入口です。



鍾乳洞内部の写真をいくつか、うまくは映っていませんが・・・・






ホールの写真です。音楽に合わせて照明が変化します。しかしいろんな色に変わるわけではありませんが…。コンサートではどんな音がするのでしょう。



観光案内所、兼お土産屋さん



結婚式で来た車ですが、ルールは無視していいのでしょうか?ここは駐車場ではないような気がします。




国会議事堂

2010-07-12 | ハンガリー
ドナウ川のペスト側、くさり橋からちょっと北の河岸に国会議事堂があります。1902年に完成したそうで、いろんな建築様式の混ぜった折衷主義の建築だそうです。全長268もある建物はいくつもの尖塔はネオゴシック様式、高さ96mもある中央のドームはルネッサンス風、外壁には88人の歴史上の人物像が配置され、内部はバロック様式で豪華な装飾が施された部屋が連なっているそうです。ここには以前は国立博物館にあった王冠が展示されています。この王冠は初代イシュトバーン戴冠の1000年から最後の王カーロイ4世が退位する1948年まで950年間王から王に受け継がれてきた王冠らしいです。
国会議事堂はガイドツアーでのみ内部を見学できます。(市内ツアーのバスでも見学できるものがあるようですが…)議事堂の周囲はくさりが張られ、警備されています。議事堂正面の右側にスポットがあります、本日のチケットがなければ、張り紙が英語でも書かれています。なにもなさそうなら、警備の人にチケットを買いたい旨を英語で言えば、順番に入れてくれます。行くべきドアを指差されますので、そのドアから入ってチケットを購入します。残念ながら、日本語のツアーはありません。英語のツアーが日に3回ほどあります。外国人の場合はパスポートの提示が必要です。ハンガリーの運転免許があれば、なぜかタダ(フリー)でした。一度試してみてはどうでしょうか、保証はしませんが…。いったん外に出て時間まで待たないといけません。時間になると同じあたりから入れてくれます。一応パスポートを持っているように言われれましたが、提示は求められませんでした。入り口ではセキュリティーチェックがあります。英語で、議事堂の歴史から、豪華な装飾までいろいろ説明してくれます。約45分ほどで終わります。豪華な、本会議場、王冠など一見の価値ありです。

議事堂に入ったすぐのところにある模型です。



廊下の天井の絵画です。



メインのホールの置かれている王冠です。



議事堂内部の柱にはいろんな像が飾られています。



像の拡大です、地方の農夫らしいです。



本会議場の天井です。金箔でしょうか、キラキラでした。



リスト・フェレンツ記念博物館

2010-07-04 | ハンガリー

ユネスコの世界遺産に指定されているアンドラッシー通り、そのオクタゴンとコダーイ・クルンドの中間あたりのテラーハウスの反対側にリスト博物館があります。オクタゴンのすぐ北側には日本からの留学生もたくさんいるリスト音楽院がありますが、ここはリストフェレンツが住んでいたところを博物館としたものです。リストが使っていたピアノ・家具・生活用具などが展示されています。1879年にリストはここで、音楽学校を開設したそうです。写真を撮りたい場合は、別に写真用のチケットが必要です。
とにかく入口がどこかが分かりにくいです。博物館といっても普通の古いアパートの入口です。土曜日も開いています。どこで入場料を払うのでしょう。らしき所で立っていると出てきてくれますので、その反対側で、靴の上からカバーをかけます。汚さないようにするためでしょうか?2階に上がってから、料金を支払いました。写真用のチケットも買いました。しかし、他の西欧諸国と違って商売っ気がありません。しかし、音楽をやっている人、趣味の人、ちょっとでも興味のある人には大変興味深い場所のように思えます。リストが実際に使っていたピアノ、自筆の楽譜などはあまり音楽の知識のない私でも、真近かで見られると感激です。
















この近所にある、Herror Haz(恐怖の館)についても記しておきます。
ハンガリーで第2次世界大戦中、ハンガリーの極右政党であった「矢十字党」が本部として使い、戦後は共産主義の秘密警察の本部だったことろです。地下に造られた牢獄に政治犯が収容されていたそうです。いろんな迫害を受けていたハンガリーの歴史に興味のある人には良いかもしれませんが、ハンガリーの暗い部分ですね。
日曜日でも開いています。入口の警備の人ににやーっと笑いかけると開けてくれます。 英語は音声ガイドがありますので利用してください。


プスタ(大平原)ツアー

2010-07-04 | ハンガリー

ハンガリーは西側には山がありますが東部は平原となっています。この大平原のことをプスタと言います。プスタはホルトバージという町が世界遺産にも指定されています。このプスタで生活していた騎馬民族の馬術ショーが観光客に有名になっています。個人ではなかなか馬術ショーが見れないということで、バスツアーで参加いたしました。私達が行ったところはホルトバージではなくブダペストから約1時間程度南の地域でした。ブダペストから約1時間高速で走るとケチケメートという町に着きます。ツアーはこのケチケメートの市内見学から始まります。ケチケメートは音楽家のコダーイ・ゾルタンの生まれた町で、コダーイは独特の音楽教育システムを編み出した人で、そのシステムの沿って教育する音楽学校もあります。また、ハンガリー特産の蒸留酒パーリンカでも有名です。杏子を使ったバラツク・パーリンカは特に有名です。そのあと、プスタに向かいました。観光目的で作られたような農場ですが、着いてまず、特産のバラツク・パーリンカのウエルカムドリンクです。杏子の香りが残っており、お酒に弱い私でも少しなら大丈夫そうです。その後、馬車で農場の散歩、そのあと、ランチです。ハンガリー独特の料理でおもてなしです。その間はジプシー音楽でしょうか、生演奏つきです。沢山のツアーの人たちでいっぱいです。そのあと、ツアーの目的である馬術ショーです。ハンガリーの騎馬民族独特の衣装を着た人たちが、馬・ロバなどを使ってショーを見せてくれます。鞭を使って、馬を自在に操ったショーです。サーカスではないので、ちょっと物足りなさを感じましたが、場所の観光ばかりでなく、このような観光もちょっと良いかな、という感じの一日でした。

ケチケメートの市庁舎です。歴史がありそうです。



プスタの入り口の看板です。



このような馬車に乗って農場を1周です。



昼食は彼らの演奏つきです。



食事はハンガリー名物のグーラッシュからです。もともとこのグーラッシュは彼らの様な騎馬民族が食べていた食事のようです。



メインはブタ・チキン、ジャガイモ、ご飯でした。ハンガリーではよくご飯が出てきます。日本のほどべたついてはいませんが、タイ米の様にパサパサではなく我々が食べているご飯に近いものです。



デザートはこれまたおなじみのパラチンタ(英語風にはパンケーキ)です。なかには黒いケシの実が入っております。上には砂糖と蜂蜜がかかっています。



さて、馬術ショーです。独特の衣装を着た若者が演技してくれます。



馬も大変よく訓練されていますね。



馬乗りの技術ですね。