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ここ数日ぐらいは再び寒さが戻って来ましたが確実に季節は進んでいるようでハナミズキが咲き始めています。名古屋市では昭和区で区の花として指定されています。
スタンフォードで行われている人気の意志力の講義を本にしたもの。誰しもがやりたい、したくないと思っていてもなかなかうまくいかないという経験を持っているかと思いますがそんな意志をどのようにすれば理想に近づけるのかというのを最新の研究も交えながら紹介された本です。
自分の意志を実現するという中にはある目標に向かって取り組むという進歩的な観点やたばこや過度のお酒、ギャンブルなど世間的にはあまり好ましく思われていない習慣をやめるというような自制の観点のふたつがあります。この本ではやる力、やらない力、望む力(長期的目標)と3つに分けています。
まずは…いけない道に進んでしまう時の理由を分析し、自分を客観的に見つめることを推奨しています。(別の自分として名前を付ける等)
でどういう時に意志力が下がってしまうかですが…
1.睡眠不足 6時間以下は特に危ないとのこと
眠いと頭が働かず先のことまで頭が働かなくなるのはご存じの通り
2.体が疲れている時、おなかが減っている時
確かに大会に出た後とか無性に体に悪いものが食べたくなります。
疲れてしまうと意思決定という脳がエネルギーを使う活動がまず先に切り捨てられる
3.良いことをする ハロー効果
多くの人がご褒美消費をしたことがあると思いますがそれと似たようなものです。
モラルセンシングとも言われますが道徳的に正しいことをしたと思うと自分で好きなように行動しても良い
と思ってしまうことが多くなります。エコ活動なんかも危険です。グリーンピースの例もありますが。
4.欲求を幸せと勘違いする
報酬が出るだろうという予感=世の中の消費への誘惑 は最終的な幸福感にはつながらない
欲しかったと思っていたものを手に入れてもあまり幸福にならないというのはよくあることです。
むしろほかのものが欲しくなったりして…持てば持つほど欲しくなるというやつですね。
5.ストレス
悲惨なニュースや欲求を抑制させてストレスをためると
解消しようとしてさらに行きたくない方向に向かってしまうことが多い。
タバコの健康を損なう表示は逆効果
6.考えないようにするとリバウンド
逆にやめようとすると意識してしまう
いつもの意思決定に乗せられないためには…
1.深呼吸or呼吸を意識して遅らせて理性的に考えられるようにする、
欲求はまず受け入れて消化
改めて一日が終わる前に意思決定を振り返って自省してみる
2.運動
脳(灰白質、白質)を大きくし、意思決定の効率がUp
3.意志力を強くするトレーニングをしてみる
小目標を設定し、達成させてみる
4.良いことをしたときに
「なぜ」したかどうかを考える。そうすればご褒美は罪悪感に変わるもの。
5.悪いと思っていることをする時に明日も同じ行動をすると考える
今だけの選択と思わずに同じことがこれから1年積み重なったらどうなるか?
という視点で選択する。(たばこの+1本なんかいい例です)
6.世の中にあふれる誘惑を冷静に分析してみる
どんな戦略で報酬系を刺激しようとしているのか客観的に考えてみる
Auctionとかスーパー、量販店に行くと面白いです。
2着買うと3着目無料とか…笑えてきます
7.ストレスの解消法をやりたくないことに向かわないように健全な方向で解消できる方法を持っておく
たとえば旅行、運動、音楽、読書など
個人的にはここでも運動が効果があるというのに納得がいきました。運動で達成感が得られ欲求に伴うストレス我が解消され、意思決定能力が鍛えられるのであれば素晴らしい限りです。確かに「適度に」運動した後、達成感とともに少し脳がすっきりするのを感じます。
ただご褒美を増やしてしまうリスクや道徳的に正しいことをしているという観点での危険性もありますがその点は意識しておきたいと思います。
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スタンフォードで行われている人気の意志力の講義を本にしたもの。誰しもがやりたい、したくないと思っていてもなかなかうまくいかないという経験を持っているかと思いますがそんな意志をどのようにすれば理想に近づけるのかというのを最新の研究も交えながら紹介された本です。
自分の意志を実現するという中にはある目標に向かって取り組むという進歩的な観点やたばこや過度のお酒、ギャンブルなど世間的にはあまり好ましく思われていない習慣をやめるというような自制の観点のふたつがあります。この本ではやる力、やらない力、望む力(長期的目標)と3つに分けています。
まずは…いけない道に進んでしまう時の理由を分析し、自分を客観的に見つめることを推奨しています。(別の自分として名前を付ける等)
でどういう時に意志力が下がってしまうかですが…
1.睡眠不足 6時間以下は特に危ないとのこと
眠いと頭が働かず先のことまで頭が働かなくなるのはご存じの通り
2.体が疲れている時、おなかが減っている時
確かに大会に出た後とか無性に体に悪いものが食べたくなります。
疲れてしまうと意思決定という脳がエネルギーを使う活動がまず先に切り捨てられる
3.良いことをする ハロー効果
多くの人がご褒美消費をしたことがあると思いますがそれと似たようなものです。
モラルセンシングとも言われますが道徳的に正しいことをしたと思うと自分で好きなように行動しても良い
と思ってしまうことが多くなります。エコ活動なんかも危険です。グリーンピースの例もありますが。
4.欲求を幸せと勘違いする
報酬が出るだろうという予感=世の中の消費への誘惑 は最終的な幸福感にはつながらない
欲しかったと思っていたものを手に入れてもあまり幸福にならないというのはよくあることです。
むしろほかのものが欲しくなったりして…持てば持つほど欲しくなるというやつですね。
5.ストレス
悲惨なニュースや欲求を抑制させてストレスをためると
解消しようとしてさらに行きたくない方向に向かってしまうことが多い。
タバコの健康を損なう表示は逆効果
6.考えないようにするとリバウンド
逆にやめようとすると意識してしまう
いつもの意思決定に乗せられないためには…
1.深呼吸or呼吸を意識して遅らせて理性的に考えられるようにする、
欲求はまず受け入れて消化
改めて一日が終わる前に意思決定を振り返って自省してみる
2.運動
脳(灰白質、白質)を大きくし、意思決定の効率がUp
3.意志力を強くするトレーニングをしてみる
小目標を設定し、達成させてみる
4.良いことをしたときに
「なぜ」したかどうかを考える。そうすればご褒美は罪悪感に変わるもの。
5.悪いと思っていることをする時に明日も同じ行動をすると考える
今だけの選択と思わずに同じことがこれから1年積み重なったらどうなるか?
という視点で選択する。(たばこの+1本なんかいい例です)
6.世の中にあふれる誘惑を冷静に分析してみる
どんな戦略で報酬系を刺激しようとしているのか客観的に考えてみる
Auctionとかスーパー、量販店に行くと面白いです。
2着買うと3着目無料とか…笑えてきます
7.ストレスの解消法をやりたくないことに向かわないように健全な方向で解消できる方法を持っておく
たとえば旅行、運動、音楽、読書など
個人的にはここでも運動が効果があるというのに納得がいきました。運動で達成感が得られ欲求に伴うストレス我が解消され、意思決定能力が鍛えられるのであれば素晴らしい限りです。確かに「適度に」運動した後、達成感とともに少し脳がすっきりするのを感じます。
ただご褒美を増やしてしまうリスクや道徳的に正しいことをしているという観点での危険性もありますがその点は意識しておきたいと思います。
これは意外でした。確かに何をやっても良くなるような錯覚が・・・。気をつけねば。
良く考えて行動するというのは重要ですね。