Takekida's log

千里の道も一歩から

自燈明になるために -武器としての決断思考‐

2011-11-19 21:42:18 | Books
ほぼ一日中雨でノンビリめにすごしました。
もう11月も後半戦。日も短くなり、夜明け前に出勤するようになったので暗い分、事故には気をつけたいと思います。

武器としての決断思考 (星海社新書)
クリエーター情報なし
講談社


決断思考というのは耳慣れない言葉かもしれませんがロジカルシンキングの延長にあって選択と決断にフォーカスしたものと考えて良いと思います。成長が終わり先の見えない時代になったものの生活水準はそれなりに上がったので選択肢そのものは増えて決断を迫られる局面が増えているのは確かなことと思います。選択肢が多いというのは幸せな事なのかもしれませんがその分、決断する際の自分の責任と内省した時の悩みは尽きないように思います。そんな「決断」をなんとなく決めてしまうのでなく頭を使って決断するためのヒントになる本です。
この本にあるようにこれから求められることは知識があって判断が出来ることだけでなく実際に行動を起こせることそしてそれが専門分野に偏るのでなく大局的、俯瞰的に物事が見られることなのだと思います。そのためにもどんななものに接した時にも考え方のベースを持つのは大切なことですがなかなか染み込んだものは崩せないもの。
意識して変えていく必要があると思います。
自燈明とは仏教の言葉で自らで道を照らすように自分で道を切り開いていける人という意味。

 

●大まかな要約
‐問題に対してメリット(内因性、重要性、解決性)、デメリット(発生過程、深刻性、固有性)に整理する。
‐意見・主張に対しては反論に耐えうる根拠を用意する。 
‐反論する場合は主張の根拠及び主張にいたる時に用いている推論に着目する。
‐反論に耐えたメリット、デメリットを「質×量×確率」で判断、決断する。

書いてみると当たり前のように思いますが日常、整理して考えるということは意外と出来ていないものです・・・

写真は庄内緑地のバラです。
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