菅首相「金まみれ政治変えたい」 小沢氏「経済・生活・地域再生を」
(9月2日(木)15時10分配信 産経新聞)
■民主代表選 公開討論
民主党代表選に立候補した菅直人首相と小沢一郎前幹事長は2日午後、都内で開かれた日本記者クラブ主催の公開討論会に出席した。両氏は同日午前、公務や会合などの日程をこなしたが、両陣営はテレビ出演や会合で激しいつばぜり合いを展開した。
菅首相は討論会の席上、「行政と、お金にまみれた政治文化。この2つを変えなければいけない」と主張。小沢氏は「国民の生活が第一の政治を実行するためには政治家が自ら決断する政治を築く。経済、国民生活、地域の再生に取り組む」と強調した。
このほか、衆院選マニフェスト(政権公約)見直しの是非や消費税、政治とカネをめぐる問題など政策課題や党運営のあり方について持論や批判を展開した。
これに先立ち、首相は2日朝、官邸で開かれた副大臣会議に首相就任後初めて出席した。公務に励む姿勢をアピールする代表選戦略の一環とみられ、「この政権で3カ月が経過し、具体的な課題の実現を図っていく段階に入った」と政権継続の必要性を訴えた。
小沢氏は衆院議員会館の事務所で、古川康佐賀県知事ら全国知事会の幹部と会談。地方分権改革に関する質問状や提言を受け取ると、「オレは権限もカネもみんな(地方に)やれといっている。国はほかにやることがある」と応じた。
一方、菅陣営の江田五月前参院議長は、2日朝のTBS番組に出演し、小沢氏に対して「そういう(政治とカネにかかわる)議論が出ること自体、首相にふさわしくないんじゃないか」と厳しく指摘した。
これに対し小沢氏側の海江田万里衆院財務金融委員長は、首相の財政再建を重視する姿勢を「首相は『ギリシャの破綻(はたん)を見て』というが、ギリシャと日本は全然違う。財務省にマインドコントロールされているのではないか」と批判。小沢氏の政治資金問題で検察審査会が「起訴相当」と議決した場合、訴追に応じる意向を小沢氏が表明する方向で検討していることを明らかにした。
(9月2日(木)15時10分配信 産経新聞)
■民主代表選 公開討論
民主党代表選に立候補した菅直人首相と小沢一郎前幹事長は2日午後、都内で開かれた日本記者クラブ主催の公開討論会に出席した。両氏は同日午前、公務や会合などの日程をこなしたが、両陣営はテレビ出演や会合で激しいつばぜり合いを展開した。
菅首相は討論会の席上、「行政と、お金にまみれた政治文化。この2つを変えなければいけない」と主張。小沢氏は「国民の生活が第一の政治を実行するためには政治家が自ら決断する政治を築く。経済、国民生活、地域の再生に取り組む」と強調した。
このほか、衆院選マニフェスト(政権公約)見直しの是非や消費税、政治とカネをめぐる問題など政策課題や党運営のあり方について持論や批判を展開した。
これに先立ち、首相は2日朝、官邸で開かれた副大臣会議に首相就任後初めて出席した。公務に励む姿勢をアピールする代表選戦略の一環とみられ、「この政権で3カ月が経過し、具体的な課題の実現を図っていく段階に入った」と政権継続の必要性を訴えた。
小沢氏は衆院議員会館の事務所で、古川康佐賀県知事ら全国知事会の幹部と会談。地方分権改革に関する質問状や提言を受け取ると、「オレは権限もカネもみんな(地方に)やれといっている。国はほかにやることがある」と応じた。
一方、菅陣営の江田五月前参院議長は、2日朝のTBS番組に出演し、小沢氏に対して「そういう(政治とカネにかかわる)議論が出ること自体、首相にふさわしくないんじゃないか」と厳しく指摘した。
これに対し小沢氏側の海江田万里衆院財務金融委員長は、首相の財政再建を重視する姿勢を「首相は『ギリシャの破綻(はたん)を見て』というが、ギリシャと日本は全然違う。財務省にマインドコントロールされているのではないか」と批判。小沢氏の政治資金問題で検察審査会が「起訴相当」と議決した場合、訴追に応じる意向を小沢氏が表明する方向で検討していることを明らかにした。