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読売新聞 9月9日(木)19時50分配信)
【北京=関泰晴】東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺の日本領海内で中国の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した問題で、中国外務省の姜瑜・副報道局長は9日の定例記者会見で、「中国はすでに漁業監視船を関係海域に派遣している」と明らかにした。
派遣が衝突問題と直接関係しているかは明言せず、「中国漁民の生命と財産の安全確保が目的」だという。
「漁業監視船」は、農業省所属のパトロール艦で、海軍退役艦を改装したものもある。南シナ海ではすでに、操業中の自国漁船保護の任務に就いており、「中国領海内」だとして外国漁船に退去を促す巡視活動を行っている。
尖閣諸島の領有権を主張する中国の漁業監視船が、尖閣周辺でパトロールを行えば、日本側との摩擦を引き起こす可能性もある。
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南シナ海を「中国の海」にしてしまった時と、まったく同じ手口でやってきましたね。
南シナ海では、漁民を守るという名目で、民間の調査船(実は退役軍艦)や軍艦がやってきました。
同じパターンです。
漁民保護の名目で、こうやって軍艦が居座ってしまう。
漁民といっても、日本人が想像するようなのんびりとした本当の漁民ではなく、
普段から軍事訓練をして、漁民をよそおって入って来ている兵隊であることが多いのです。
今、尖閣諸島に向かっている監視船は、海軍退役艦とのこと。
要するに、軍艦です。
新華社通信によると、「中国民間保釣連合会」という反日団体も、尖閣諸島への上陸を検討しているとのことです。(
産経新聞 9月9日より)
本来であれば自衛隊が出ていくべき案件なのでしょうが、
日本はそうした法整備も出来ていないのが現状です。
海上保安庁に頑張ってもらう以外ありません。