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【feint h:(r)t】
弱虫

近未来のようでもあり・・・

2006-03-11 22:22:40 | Weblog

GMが SUZUKI の株式を売却する方針だそうである。文春だったか?SUZUKIがGMという後ろ盾を失ったようなことが書いてあったが、なんだ 自由になれただけではなかったのか。
ぅ~ん これは日本の近未来かもしれん。中国をけん制するためにインドの核開発を容認し、返す刀でイランの国際法上認められている当然の権利さえ なりふり構わず邪魔をするアメリカ。その足手まといにならないように楚々として従い続ける恥の国 我が日本。情けなし。
以前にも書いたことのある半村良の小説で『妖星伝』というのがある。ハードカバー6巻(実際には7で完結なのだが7巻目が出たのかどうなのか。6巻目以降 何年か間を空けたのち「オール読物」?かなんかで7巻目を読んだ記憶がある。)もある長編である。セックス描写が多いことぐらいしか 内容はホントの大雑把にしか憶えてないのだが、地球のようでもある惑星に宇宙船が不時着し 偶然のように始まった歴史が やがて必然に向かって流れていく。創造主である宇宙人は 惑星上に人間を作り出し、そのセックスで発散されるエネルギーを 宇宙船のエネルギーとして利用するため、人間のDNAにセックスにうつつを抜かすような情報を与えた。そして 悠久の時を経たのち(宇宙人には大した時間ではない) セックスの虜となる人間達の十分なエネルギーを積めこんだ宇宙船は、日本の江戸時代のようなその惑星から再び 宇宙へと飛び立って行くのであった。そして 神はいなくなった・・・。

創造主のアメリカのために それとは知らず その生殖活動(経済活動も含む)に精を出す 愚かな日本人と少し似ているかな?(無理を承知で関連付けてみました)

ちなみに 一時期 半村良に凝っていて、現代物以外はほとんどと言っていいほど読んだような気がする(この人は現代もので芥川賞を受賞した)。その中でももっともお気に入りだったのは『産霊山秘録(ムスビノヤマヒロク)』であった。古事記に出てくる高御産巣日神(タカミムスビノカミ : 諸説存在するが「宇宙」のことだとする説あり。それに対して 天照大神(アマテラスオオミノカミ)は「太陽系」とされる)を連想させるかなぁ なんて思って。
神社のお社がテレポーテーションをするための装置というか"場(フィールド)"になっているという展開。神社から神社にテレポーテーションする猿飛(サスケ?)が主人公だ。
神道がらみのスピリチュアルな部分と、大胆な空想時代SF ってとこかな?
ちなみに『妖星伝』にはセクシーな大日如来なども出てくる・・・・・うふ。

コメント
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