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気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

実の大きさで、木瓜ではなく草木瓜だった

2018-05-17 13:55:02 | 季節の花々
またPM2.5の影響らしく、ぼけた若草山、シルエットに・・・

天候は下り坂で、この暑さも一休み、梅雨のはしり
寒暖差にご注意。

近くの公園で11月から咲きだしたボケ(木瓜)、春には満開
・・・今も花を付けて、よく見ると瓜に似たかわいらしい実、
最近茶室に飾られた写真を見たことがあるような・・・。
 
『木瓜の実』、季語としては秋ですが・・・、
『青き実と遅咲きの木瓜梅雨まてり』
             愚句

『ボケ』は平安時代に中国から渡来し、「毛介(もけ)」という
和名で『本草和名』や『和名類聚抄』記載され、転じ「ぼけ」に、
または形が瓜に似ており「木瓜(ぼっくわ)」が転訛したとも。
なお中国での「木瓜」はパパイヤですのでご注意を。
小振りな木瓜に比し5~6㎝大の果実、今は緑色ですが、
秋には黄色に。同じボケ属のカリンに似ており、生食は不可
ですが、カリンと同様、果実酒・ボケ酒に。
疲労回復、整腸などに効果があるとされます。

木瓜(ボケ)と思っていたのですが、実の大きさが合わず、
クサボケ(草木瓜)またの名を地梨(じなし)では?
「季節の花300」によりますと草木瓜は和木瓜とも呼ばれ
  ・背は木瓜より低い
  ・枝にトゲがいっぱいある
  ・実はボケよりは小さい
  ・色は黄色
  ・縦に「彫り」は入っておらず、表面はつるつる。
草木瓜』なんですね。
この果実酒は強壮、鎮痙、鎮咳、利尿に効果があると。
また薔薇科で春と秋に咲くのだそうで・・・、
以前のブログ「寒木瓜」も訂正しなければなりません。
 *先入観が誤りを導きますね、下調べも慎重に。

なおこの季節「蠟梅」の実が成りますが、有毒でご注意を!

霜月も最後、鳥の季節は

2016-11-30 13:41:14 | 日記
霜月もお終い、日は射しますが風は冷たく夕方からは雨、
明日からは師走(終月)朔日は雨で始まりますね。
先週のことですが、散歩時近隣公園の北側で密かに咲く
一本のボケ(木瓜)の花を見つけました。
 
早春に咲く花とばかり思っておりましたが、調べると
この季節に咲くのは「寒木瓜」または「ヒボケ・緋木瓜」
ともいうのだそうで、木瓜の花は春の季語、
この寒木瓜は冬の季語になるのだそうです。
寒木瓜や先の蕾に花移る
            及川貞
 *寒木瓜ではなく、草木瓜と判明しました。
  加筆して訂正します。2018.5.17


ぼけないうちにという訳ではありませんが、
霜月は本当に忙しく予定が目白押しで、散歩でも目白?             
メジロ』は木瓜の花と同じく早春によく見かけますが、
ある家の柿の木で残った柿の実をつついておりました。
  
さらに遊歩道を歩いておりますと、南京櫨の木で飛び回り、
ツィーピツィーピとさえずる小鳥、
白いほっぺたに黒いネクタイの『シジュウカラ・四十雀』
鳥の中でもいち早く春を告げるのだそうです。
  
むずかしやどれが四十雀五十雀
             小林一茶
これから真冬に向かいますのに、もう鳥の世界は春?
と思っておりますと、冬鳥の『ジョウビタキ・尉鶲』が、
紋付き袴でぴょこんとお辞儀してくれます。
  
土鳩来ても戯けてみせる尉鶲
            愚句
この木の上にやや大きな鳥がじっとしており、ドバト?

今年は本当に異常気象なのでしょうか?。
家に帰り着くと塀際では、
『ヒヨドリ・鵯』が鋭い目で見つめておりました。
1970年代まで渡りをする冬鳥が留鳥になったそうで、
地球温暖化も一因なのでしょう。

鵯のこぼし去りぬる実の赤き』 
          与謝蕪村
赤い実ではなく、庭の蜜柑が目当てなのでしょう。
一つぐらいならあげますよ。