気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

七夕月のお軸は『清流無間断』

2015-07-10 00:23:28 | しつらえ
初夏から夏までのお軸で、すこし遅いかもしれませんが、
荒梅雨を迎え、ジメジメしており、真夏を先取りして
心地よい瀬音とともに、涼しげなイメージを抱いてくださるように。
 
『 清 流 無 間 断 』(せいりゅう かんだん なし)
対句で次のように続いております。
 『 碧 樹 不 曾 凋 』 (へきじゅ かつて しぼまず )
禅語(禅林句集)でよくつかわれており、、
・・・清い流れが絶え間なく流れるように、
   常に活動をしているものは(碧樹:松など)、
   よどみがなく、清らかである・・・
禅宗では、「仏法の教えが代々絶え間なく、伝えられている」と
茶道においても、利休居士の教えが絶えることなく、伝えられており
実践にむけ、日々努力したいものですね。
また主菓子も水にちなみ観世水(かんぜすい)を

観世水とは渦を巻く水の模様を模しており、
能楽の観世家が定紋に使ったところからこの名があります。
扇面や謡本の表紙などに用いられるようです。
『清流無間断』のお軸と合わせ
「流れる水は腐らず」と言いますが
水の流れを味わっていただければ幸いです。

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