気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

立礼式を点茶盤で

2018-04-03 15:25:02 | お稽古
今日も暖かな朝(11℃台)、正午頃には今年初めて25℃を越え、
今年最初の夏日になりました。先が思いやられますね。

春霞で若草山はぼーっと、住宅内の保存林も芽吹きの季節、
一日一日で薄緑が増えてきて、ヤマザクラとのコラボが、
「山笑う」がひそひそ声から小声に。


自宅稽古で最近お出ししている主菓子は自造の『春の山』、
今の季節に合い、昨日の自宅稽古でも。
干菓子は紅白梅ゼリーと長生殿を
 紅白梅ゼリー

その自宅稽古は立礼(式)、点茶盤を使い、先日の膝が痛くなり
正座が難しいので立礼をお望みの方も含め三人お出でに。

『立礼式』は、立礼(りゅうれい)の点前と茶事等によれば
”手前の一形式。明治五年春の京都博覧会の際し、外国からの
 方々に、椅子テーブルでお茶を差し上げるため、明治四年
 (1871)五月に裏千家十一代玄々斎が発表された椅子点前。”

立礼式の設(しつら)いは下の写真の様に、点前座のほうに
点茶盤を据え、その客付に喫架を一脚、縦にして置付け、
亭主が座る円椅、そして下座のほうに半東の円椅を置きます。
点茶盤には、風炉釜、皆具一式、中棚に炭斗を荘るのですが、
炭斗を荘れることは、点茶盤だけがお茶事ができることに。
実際3年前の皐月の茶事は点茶盤を使っていました。

写真には稽古の電気風炉のため炭斗が置いてありません。
なお本来、客座には客一人に対し喫架一脚、円椅一脚を配し
ますが、足りない分は詰めて、普通の椅子にて代用しました。


軸は『春』、客が立ったままで拝見されるので、見下すことが
ないように
、横物を取り合わす方が良いようです。
なお花は、「春風椿」と「貝母」に。


お稽古は、濃茶点前1回と薄茶点前を2回していただくと、
先の方は、ことのほか喜ばれており、続けて頂けるでしょう。

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