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菴羅樹(あんらじゅ)とは

2015-04-14 07:01:49 | 季節の花々
 
菴羅樹

12日の日曜日に中宮寺の献茶に参加させていただいたおり、
お庭に見たこともないような花が咲いていました。
菴羅樹(あんらじゅ)?
帰って調べてみると
中宮寺で実っている写真がありました。

日本には藤原鎌足を祭る談山神社に植えられた菴羅樹は鎌足の長男にあたる僧侶・定慧(じょうえ)が、唐から持ち帰り、霊木とされています。

2つの意見がありました。
*花梨(カリン)・バラ科の原種になる樹木
菴羅は梵語の音写。。マンゴー樹のことウルシ科の植物。熱帯果実の王女と称され、花は無数に咲くが,結実の少ないことから,宗教上の悟りの困難さを示唆する木ともいう
マレー半島、ビルマ、インドの各地に産する常緑樹で高さ30メートルほどになる。冬季に 白い小さな花(菴羅樹の花)を開き、夏季5、6月ごろに果実を実らす。その果実は卵形・長 楕円形などで、長さ5~10㌢であり、ふつう黄色であるが草色もある。ほとんどインド全土に産出されるが、特にボンベイのものは美味とされる。

悟りへの困難さをしめすことから
日蓮上人のおことばにもでできます。

菴羅樹の花は多くさけども 菓になるは少なし
 出展:松野殿御返事(聖寿五十五大歳・昭定一二六九頁)




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