気軽に茶道をしてます。

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茶道サークルの初釜も「花びら餅」

2019-01-15 20:34:21 | 主菓子とお干菓子
今日は茶道サークルの初釜でしたので、昨日は『花びら餅』を作りました。
由来は宮中の菱葩(ひしはなびら)で「歯固め」の行事が儀式化していく過程で
生まれ、あのごぼうは押鮎(押年魚)の見立て、味噌と餅は雑煮の意味をもつ。
明治からは上菓子になり、半円を描く白餅からほんのりと透けて見える桃色が、
春を告げる梅の花に見立てることから、花びら餅という美しい名前に。

 *土佐日記(935年1月1日)に、鮎は「年魚」と書かれ年始に用いられる魚
  押年魚は、鮨鮎の尾頭を切っ取ったもので、元旦にお供えされていたと
  (船上の正月より一部)
  白散を、あるもの、夜の間とて、船屋形にさしさめりければ、
  風に吹きならさせて、海に入れて、え飲まずなりぬ。
  芋茎(いもし)、荒布も、歯固もなし。かうやうのものなき国なり。
  求めしもおかず。ただ、押鮎の口をのみぞ吸ふ。
  この吸ふ人々の口を、押鮎もし思ふやうあらむや。

思ったよりは手軽に作れるので毎年作っています

材料は、漉し白餡(製品)と西京白味噌があれば、
わたしは、本田の大吟醸・西京白味噌を使います
但し蜜ごぼうと味噌餡は先に作り置く事が大切です(冷凍1か月可)。
蜜ごぼうは10㎝の長さのごぼうを縦に6-8つに割り、水にさらしてから水気を切る。
ごぼう20本分に水200mlに酢を10mlいれ、火にかけ、沸騰すると湯を捨てる
再度たっぷりの水にごぼうが柔らかくなるまで弱火で40-50分ゆで、笊にあげる。
砂糖50g、水100mlいれ、煮立て、ごぼうを入れ一煮立ちさせ、一晩漬けおく。
翌日蜜の量が半分になるまで煮詰める。冷やして味を浸み込ませる。


3個分の味噌餡(塩分が6%になるように)レシピです。
耐熱容器に白あん50g、しろみそ8g 水10mlを混ぜ、ラップせず
電子レンジ500Wで90秒加熱し、ゴムベラでよく混ぜる。
白っぽくなって手につかなくなります。
(川端道喜さんの味噌餡は、トロトロですが)

ピンクと白のういろう生地を作るのですが、
白玉粉10g、水50ml:水を少しずつ加え、指先でつぶしながら混ぜる
上新粉30g、砂糖(ふるったもの)40g、色粉(赤)少々、1,2滴の水で溶く
蒸し時間は10分、量に応じて伸びる
手粉(片栗粉)をまぶし、

白は麺棒で8×10cm大の楕円形、ピンクは4cm大の円形に 
白生地の上に蜜ごぼう、味噌餡をのせます。

そしてピンクの生地を載せ、二つ折りにします。
完成です。
 
今年二回目の花びら餅作り前回より綺麗な出来栄えです。
皆様には、優しい甘さで、美味しいと喜んでいただけ、作り甲斐が。

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