今年も大炉の季節がやってきました

一尺八寸の大きな炉で逆勝手、釜は広口
その為に炭手前はいつもとは異なり
初掃きは10回で掃き、中掃き6回、後掃き6回

『初炭』の灰は大炉左隅雪輪瓦の向こうに山にし、灰匙を立てる
いつも通り炭を組んだ炭斗だけを持って入る
『後炭』は雪輪瓦の向こう隅に炭を組みます
輪胴、丸ぎっちょ、半ぎっちょ、丸管、割管、枝炭を置く

持って入るのは
炮烙に灰、灰匙、香、火箸、羽、鐶を仕込んだもの

柄杓は逆勝手なので左手で蓋置に引く
釜は広口なので蓋は炉縁三目三目に蓋置を置くと大きな蓋は
はみ出してしまうので縁内五目の所に蓋置を下げ大蓋を置く
一尺四寸の炉でのお稽古とは随分違って
とってもユニ-クで楽しいお点前です
2月の主菓子はこんなものを作りました
えくぼ薯蕷(笑門来福を願い)

升金団(白餡と芋餡で)

雪餅(大徳寺納豆を漉し餡で包み、ゆり根餡で金団に)

下萌え(白餡を緑にゆり根餡で金団に)

二月は短い月なのに節分、立春、初午と忙しい
極寒のお点前、「絞り茶巾」のお稽古もしなくっては
雨水にはお雛様も出さなくっては・・・・・

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