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橿原市博物館『茶の愉』今井・京・堺展で、思いは正倉院展へ

2016-09-20 00:09:41 | 美術館・博物館
何時も拝見させていただいておりますブログのなかで、
『茶の愉~今井・京・堺~』展への記事が目にとまりました。

開催されているのは「橿原市博物館」、相方に聞くと
”知らん、最近出来たんとちゃうん”と大和弁で、
可愛くないですね。
調べてみると、今井町絡みの橿原市制60周年記念事業で、
我が家のお墓参りに行く途上にあり、そのうちにと・・・、
日が経ち・・・
気が付いたのは昨日、9月19日が最終日でした。
お彼岸の入りに当たりますので、墓参りを兼ねて朝から伺うと、
20年ぐらい前、すぐそばに千輪荘というサイクリング基地を
兼ねた宿泊施設での子供の習い事での夏合宿を思い出しました。

二階が入り口で、左側が特別展示室、右側が常設展になり、
今井・堺・京で出土した桃山時代の茶陶が集められていました。
【堺と茶の湯】堺市の「さかい利晶の杜」からになります。
1577年頃の堺の財力を量る指標として、『名物』があり、
堺は70人が191点、京都で29人で50点、奈良は11人35点に、
堺の財力は群を抜いていたのですね。
  
さすが、海外貿易で利益を上げた堺、タイのものや
ベトナム製の建水が変わっており、印象的でした。

【京と茶の湯】
豪商の「茶屋四郎次郎」邸や金座当主の後藤庄三郎邸
そして古田織部邸(古田織部美術館?)などからの発掘品で
 
志野茶碗が秀逸でした。

【今井町と茶の湯】
今井町は、寺内町で発展し、「海の堺、陸の今井」と
並び称されておりました。
 
この菓子器でしょうか、兎の模様が、カワイイ。


常設展で展示されていた興味ある品が、
硝子の器で、新沢古墳群の???号からのものだそうで、
約600基の大群集古墳群で、日本でも有数だそうです。

 
古墳時代前期以降ですが、どちらのものなのでしょうか?
ペルシャから、シルクロード由来でしょうか?
シルクロードと言えば、最終地奈良ではこの秋の一大イベント
第68回正倉院展』が奈良国立博物館にて
平成28年10月22日(土)~11月7日(月)に催されます。
”聖武天皇御遺愛品としては ②「漆胡瓶」や 「鳥木石夾纈屏風」、
 「円鏡雲鳥背」などが出陳され、
 聖武天皇一周忌斎会に用いられた灌頂幡と称される推定15mの
 大型の幡である ⑦「大幡残欠」や ①「大幡脚」、
 象牙を飛鳥形にかたどった ⑨「撥鏤飛鳥形」
「正倉院文書正集第14巻」など64件(9件初公開)が展示される。”
              (正倉院HPより一部抜粋)

⑧のアンチモン塊(かい)が鉱物女子としては珍しく?、
日本最古の富本銭にも含有するアンチモンのインゴットだそうで、
その他、燦然と輝く至宝の数々がお目見えで、お楽しみに!。

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